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リセット

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7月いっぱいセンターをお休みするというお知らせを見て、
今日相談会を受けてくださったクライアントさんが、
「大丈夫ですか?」とわたしの体調を心配してくださった。

そうか、体調が悪化してとうとう休業に至ったのだと思う人たちもいるのだ、
と初めて気づいた。
なのでちょっと説明しておこうと思う。

ヨネコさんとその子供セツコさんは、
日々変化していて、
とくにセツコさんは日増しに大きくなっているけれど、
痛みはさほどではなく、
体調も以前とほとんど変わっていない。
つまり普通に動ける状態。
相談会はもちろん、畑で作業したり、散歩をしたり、おむつの洗濯や食事作りができる状態。

それでも休業に踏みきったのは、
休むという目的のほかに、
リセットという要素が大きかった。



普通、ガンになった人は、
まず病院で診断を受けて、そのときに非常なショックを受ける。
もし症状が進んでいたり、転移が見つかったりすれば、
余命宣告なんてものも受けるだろう。

その段階で、ひたすら恐怖におののく人もいれば、
それをきっかけに自分の人生を見直し、
どうせすぐに死ぬなら何もかも捨てて旅に出よう!
なんて方向に生き方を転換する人も多い。
ガンが治った人の多くはそんなふうに人生の転換をしている。

もし現代医学の治療を受けたりすれば、
1ヶ月間入院ということもあったりして、
その間に今までの人生を見直したり、
自分と対話したりということをするかもしれない。
そして治療と入院がひとつの区切りになって、
退院後は新たな気持ちで人生に向かうかもしれない。



でもわたしの場合はガン宣告をうけていないので、
最初のショックというのも中途半端なショックだった。
しこりがある・・・ガンかな、ガンもどきかな・・・

だんだんしこりが大きくなってきて、
やっぱりガンだな、と思いはじめたときも、
何月何日にそう確信したのかわからない。

要するに境目がないのだ。
区切りがついていない。

ガンを確信してからも、
それまでと同じ日常がだらだら続いていた。
そのなかでいろいろ気づいたことはあったけれど、
すべてをチャラにするみたいなドラスティックな変化がなかった。

だからリーディングのときに 「リセット」 という言葉を聞いたとき、
それこそわたしに必要なものかもしれないと思った。
今までの人生と新しい人生をはっきり分けるもの。
今までのわたしとこれからのわたしをすっぱり分断するもの。

長いあいだにできあがった心の癖や行動パターンを捨てるのは難しい。
それは条件反射になってしまっているので、
つい同じことを繰りかえしてしまう。

腫瘍が1センチぐらいに成長するのに10~20年かかるという。
わたしがしこりを見つけたとき、それは1~2センチだった。
つまりそれまで20年間の生活や行動パターンや心の抑圧から病気が生まれ、
その病気を解消しようとしてガンが成長したわけだ。

だから生活をがらりと変えてみたいと思った。
自分で変えられないものも、環境で変わることがある。
(休養中はなるべく長いあいだ美麻に滞在するつもり)
14年間わたしの人生で大きな位置をしめてきたホメオパシー相談会をまったくやらないというのも、
きっといい変化のきっかけになるだろう。
わたしはホメオパスに向いていないから、もうやめる、
なんて結論に達したとしても(それは99パーセントないと思うけれど)、
それはそれですごいリセットだ。



というわけで、死にそうな状態なのでとうとう休業を決意した、
ということではありませんので、
どうぞご心配なく。
というより、今後のわたしに期待してください。
たぶんもうちょっと気が抜けて、子どもみたいにアホになっていると思います。
というか、そうなりたいです。





※日本ホメオパシーセンター世田谷喜多見からのお知らせ。

2016年7月1日から7月31日まで、センター業務をすべてお休みさせていただきます。

その間、好転反応などでお困りになった方は、
日本ホメオパシーセンター世田谷梅ヶ丘のまつもりくにこホメオパスに、
応急相談としてご相談ください。

ご不便をおかけして申し訳ありませんが、
業務再開の際には、はずむゴムまりのようになって、
新しい境地でお仕事に取り組ませていただくつもりです。
どうぞ楽しみにしていてください。
よろしくお願いいたします。







Evey Breath You Take by Breathless Choir ♪

ブレスレス・クワイヤ
(動画の解説から)
アメリカ、ニューヨーク州マンハッタン。 ここに、オープンから150年を数え、観光名所としても知られるコンサートホール「ア
­ポロシアター」はある。 これまでにスティービーワンダーやローリンヒルなど、多くの世界的なスーパースターを­輩出してきた伝統あるこのホールで、昨年9月、ある風変わりな合唱団のコンサートが行­われた。 実はその合唱団は結成されてから、まだたったの5日。 しかもメンバーの中にプロの歌手は1人もおらず、全員が一般人だという。
photo  さらに…「片方の肺がつぶれています」「声帯出血を起こしました」「ぜんそくと自己免
­疫疾患です」
その合唱団の名前は…『ブレスレス・クワイア(息を切らせた合唱団)』 そう、実は全員が肺や気管など、呼吸器に障害をかかえていたのだ。
 普段は息をすることさえも苦しい…そんな彼らがなぜ合唱団を結成し、さらに、名門アポ
­ロシアターでコンサートを開くことが出来たのか? そこには、あるカリスマ音楽家と夢を諦めきれなかった人々との、熱い出会いが秘められ­ていた。
photo  今回のコンサートを企画したのは、近年医療機器開発に力を入れている、電機メーカーの
­フィリップス社。 我々はこのプロジェクトを企画した、広報責任者のエヴァさんに話を聞くことができた。
「もともとは去年、私たちが新しい呼吸補助機器を開発した際に、呼吸器に障害を抱える
­人たちと出会ったことがきっかけでした。その時いい製品を開発するだけでなく、彼らに­何か勇気を与えられるようなことができないかと思ったんです。」
 呼吸器障害の人たちに、勇気を与えたい。 そんなエヴァさんたちが目をつけたのが、イギリスで放送されていたあるテレビ番組だっ
­た。
photo  タイトルは「ザ・クワイア」 英国王立音楽院出身の合唱指揮者ギャレス・マローンが貧困地域の人々や戦争へ向かう軍
­人の家族たちを訪ね合唱団を結成。 歌を通し地域や家族の絆を深めて行くという人気ドキュメンタリー番組だ。 見所はなんといっても、カリスマ指揮者ギャレスの指導によって、それまで人前で歌など­歌ったこともない人達がまるで魔法にかかったように、見事な歌声を披露できるようにな­ること。
 彼だったら、呼吸器に問題を抱え、歌うことを諦めてしまった人達にも希望を持たせるこ
­とが出来るのではないか? そう考えたエヴァさんはギャレスに連絡をとった。 すると彼はこのチャレンジを二つ返事で快諾、しかも、4日も練習すれば5日目にはコン­サートが開けるといってのけたのだ。
photo  こうして、天才音楽家を引き入れた彼らのプロジェクトはスタートした。 集められたのは、フィリップスの医療機器を使用している患者など18名の男女。
 クレア・ワインランドさん。CF症という先天性の難病を患い、人生の大半を病院で過ご
­してきた彼女は、歌うことが何より好きだった。 だが…数年前から断続的に肺機能が低下、吸入器が手放せなくなり、大好きだった歌はも­う歌えなくなった。











by homeopa | 2016-05-19 20:55 | わたしの乳ガン