農薬と発達障害
草の畑を見慣れたせいか、
最近は土がむきだしになった畑を見ると寒々しい気分になる。
土も草をはがされて心細い気分だろうと思って。
わたしが畑をやれるようになったあかつきには、
こんな畑をつくりたいな。↓
http://angel28.seesaa.net/article/238220034.html
http://azuminoworkcamp.blog38.fc2.com/blog-entry-28.html
もちろん農薬や化学肥料は使わず、その他の肥料も控えめにして、
草と微生物とレメディーを活用して。
自分が食べて周りの人にお裾分けするぐらいはできるんじゃないか。
さて、農薬と発達障害の関係についての動画です。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242962
以前の記事でリンクを貼ったのだけれど、
内容がとても濃いので、
ここに要点を箇条書きにしておくことにしました。
(この動画はIWJの会員でないと最後まで見られません。
IWJは本当にわたしたちが知りたい情報を伝えてくれる希有なメディア。
興味のある方はぜひ会員になるといいです。
すっかり御用メディアになりさがったテレビや新聞が伝えないことを知ることができます)
【対談内容の概要】
黒田洋一郎医学博士との対談 著書『発達障害の原因と発症メカニズム』
◆脳の働きに異常のある子どもが増えている
(キレやすい、引きこもる、ADHD、学習障害、自閉症スペクトラムなど)。
小学生の6.3%(17人に1人)が軽度の発達障害、2.7%が自閉症(文科省調べ)。
◆発達障害とそうでない状態の境目はグラデーションで、はっきり線が引けない。
◆発達障害の原因に関する専門家の見方は、
社会的要因から、親の育て方、遺伝、そして環境内の化学物質へと変化してきた。
◆同じ化学物質に同じ量暴露したとしても、ひとりひとり症状の出方がちがう。
そのために因果関係を証明するのがむずかしい。
◆米国カリフォルニア州の調査では、1990年から2006年のあいだに発達障害のケースは
約7倍に増えた(このうち4割は診断基準がゆるくなったため)。
これを見ても発達障害の原因が遺伝でないことがわかる。
日本ではもっと多いはずだが、このような調査は行われていない。
◆発達障害の発症メカニズム--- 子どもの発達過程で脳神経のシナプスに異常が生じ、
特定の神経回路が形成されず、その回路が担当する行動や思考ができなくなる。
シナプスは脳神経と脳神経のつなぎめであり、ここではさまざまな化学物質(神経伝達物質)によって
情報が伝達される。この伝達が環境中の化学物質によってかく乱されることによって異常が生じる。
◆胎児期と幼児期はシナプス形成に大事な時期だが、この時期はまだ血液脳関門が未発達のため、
毒物が脳に侵入しやすい。
◆自閉症に関連する遺伝子が見つかっている(だれもが持っている)。
これらの遺伝子はすべてシナプスにかかわるもの。
◆局所的なシナプスの異常は微少すぎて、生きている子どもの脳では観察できないため、
診断がむずかしい。
◆1970年ごろ、米国で自閉症やADHDが増えはじめる。
1970年ごろ、日本でPCBや有機リン系農薬を使いはじめる。その後、ネオニコチノイド系農薬も。
1980年ごろ、日本でも自閉症が増えはじめる。
◆発達障害を起こしうる化学物質
環境化学物質
重金属(有機水銀、鉛など)
有機塩素化合物(PCB、ダイオキシンなど)
農薬(有機リン系、ネオニコチノイド系)
ニコチン
薬品
サリドマイド。バルプロ酸(抗てんかん薬)
◆PCBは神経に毒性があるとして1970年に製造中止になったが、
現在でも日本人全員の血中に検出される。
PCBは脂肪に溶けやすいため、マグロの脂身やクジラの脂身に濃縮されているものを
人間が摂取するためと思われる。
◆ひとりの人間の中でさまざまな化学物質による複合汚染が起こっている。
◆ヨーロッパではデータが完全にそろわなくても、予防原則でネオニコチノイド系農薬を禁止した。
日・米は完全に黒だとわかるまで禁止しない。
それどころか日本政府は基準をゆるめようとしている。
◆各国の単位面積あたりの農薬使用料と、自閉症有病率の関係(2012年)
驚くほど一致している。
韓国と日本は、もっとも少子化が進んでいる国でもある。
農薬の生殖毒性と関係あり?
フランスは先進国のなかでも出生率が高い
--- 農薬をあまり使わず、農協で農薬の使用を強制したりしない。
◆殺虫剤は昆虫のアセチルコリンの働きを妨害する。
昆虫--- 中枢神経ではアセチルコリンが主な神経伝達物質。
抹消神経ではグルタミン酸が主な神経伝達物質。
人間--- 中枢神経ではグルタミン酸とアセチルコリンが、
末梢神経ではアセチルコリンが主な神経伝達物質。
したがって殺虫剤は人間の中枢神経にも作用する。
◆農薬の毒性は遅発性であるため(多量にとった場合は別)、
因果関係が証明しにくい。
◆農薬の毒性から生じる病気 → ガン・心機能不全など急性神経症状・パーキンソン病など遅発性神経疾患
発達障害・アレルギー・アトピー・化学物質過敏症・生殖機能の異常
◆佐渡でトキの孵化が成功しなかったとき、
近隣の農家にネオニコチノイド系の農薬の使用をやめてもらったら、孵化が成功した。
◆有機リン系農薬--- アセチルコリンの分解を阻害 → 神経伝達がONになりっぱなし。
野菜を洗えばある程度落ちる。
ネオニコチノイド系農薬--- アセチルコリン受容体に結びつく → 神経伝達がONになりっぱなし
種に吸収させるため、成長した植物にも残留し、
食べた虫が死ぬ。
野菜を洗っても落ちない。
脳の発達過程では、正常回路の発達にとって、神経伝達がOFFになっている状態が必要である。
◆ネオニコチノイド系農薬にもいろいろなものがある。
日本政府はそのなかに含まれる各化学物質ごとに規制しているため、
少し組成を変えるだけで規制をまぬがれることができる。
◆2013年、欧州食品安全機関は、ネオニコチノイド系農薬は子どもの脳の発達に影響を与えるとし、
使用基準を厳しくするよう勧告。
EUは2013年12月から2年間、3種類のネオニコチノイド系農薬を使用禁止にした。
◆住友化学--- 日本の農薬トップメーカー。とくにネオニコチノイド系農薬。
モンサント社の日本のパートナー。
遺伝子組み換え製品の販売促進。
TPPの推進役。
2013年5月、EUがネオニコチノイド系農薬の使用を禁止したことについて
住友化学が反論文書を発表。
「ネオニコチノイドと蜜蜂の大量死の関連が明確になっていないのに予防原則で使用を禁止したのは
けしからん」という内容。
けしからん企業だな。
◆日本には危険情報がほとんど入ってこない。入ってきても報道されない。
◆家庭で使われる殺虫剤にもネオニコチノイドが使われている。
アリコロリ、コバエキャッチャー、コバエ劇とり、カダン、ブラックキャップなど多数。
建物の建材などにも。
◆日本の農地面積当たりの農薬使用料は、アメリカの7倍、フランスの3倍。
◆ネオニコチノイド系農薬の国内出荷量は過去10年間で3倍に(国立環境研究所データベース)
農協(JA)は販売手数料が入るため、会員に農薬の使用を勧める。
◆日本でのネオニコチノイド系農薬の残留基準はきわめて緩い。
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日 米 EU (アセタミプリドの基準 単位:PPM)
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イチゴ 3 0.6 0.5
リンゴ 2 1.0 0.7
茶葉 30 00 0.1
トマト 2 0.2 0.15
キュウリ 2 0.5 0.3
キャベツ 3 1.2 0.6
ブロッコリ 2 1.2 0.3
◆もし日本がTPPに加入したら、日本の農産物は加盟国から敬遠されるだろう。
先日、台湾が農薬の残留濃度を理由に日本の農産物を返却した。
台湾のほうが意識が高い。
◆2010年、米ハーバード大学の研究者は
「有機リン系農薬に暴露された子どもはADHDのリスクが約2倍に高まる」と論文を発表。
◆2012年11月、米国小児科学会が声明を発表。
脳の発達障害や脳腫瘍など、農薬による子どもの健康被害について警告した。
200以上の論文が証拠として引用されている。
(以上)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
農薬の害が心配な方は、下のようなレメディーをとられてみるとよいでしょう。
そしてもちろん、ホメオパスに相談することも。
K-Jyoso-Her (除草剤)
K-Sacchu-N-Met (農薬の殺虫剤)
K-Sacchu-H (家庭用殺虫剤)
K-DDT/DIO/PCB (DDT、PCB、DIO)
Phosphorus (リン)
Nicotinum (ニコチン。ネオニコチノイドはニコチンと類似)
※日本ホメオパシーセンター世田谷喜多見からのお知らせ
5月23日(土)・24日(金)・25日(月)のあいだ東京を離れますので、
メール・FAX・お電話への返信ができません。
ご不便をおかけして申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
by homeopa
| 2015-05-20 21:45
| 病気