pimboke6

small is beautiful

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「スモール イズ ビューティフル」 E・F・シューマッハー著 (講談社学術文庫)
からの引用です。とっても気に入っている本。



科学者と技術者にはいったい何を求めたらいいのだろうか。私の答えは次のとおりである。
科学・技術の方法や道具は、
--- 安くてほとんどだれでも手に入れられ、
--- 小さな規模で応用でき、
--- 人間の創造力を発揮させるような、
ものでなければならない。


小規模な事業は、いくら数が多くても、一つ一つの力が自然の回復力と比較して小さいから、
大規模な事業と較べて自然環境に害を与えないのがつねである。人間の知識というものは、
理性よりははるかに経験に依存しているので、小さくて、しかも不完全なものである。この一
事だけでも、小さいことの中に英知が潜んでいることがわかる。今日、原子力とか新しい農芸
化学とか、輸送技術やその他数多くの技術の例でわかるように、限られた知識を巨大な規模
で容赦なく応用するところに例外なく、大きな危険が生じてくるのである。


奇妙なことであるが、技術というものは、人間が作ったものなのに、独自の法則と原理で発展
していく。そして、この法則と原理が人間を含む生物界の原理・法則と非常に違うのである。一
般的にいえば、自然界は成長・発展をいつどこで止めるかを心得ているといえる。成長は神秘
に満ちているが、それ以上に神秘的なのは、成長がおのずと止まることである。自然界のすべ
てのものには、大きさ、早さ、力に限度がある。だから、人間もその一部である自然界には、均
衡、調節、浄化の力が働いているのである。技術にはこれがない。というよりは、技術と専門化
に支配された人間にはその力がないというべきであろう。


私は技術の発展に新しい方向を与え、技術を人間の真の必要物に立ち返らせることができると
信じている。それは人間の背丈に合わせる方向でもある。人間は小さいものである。だからこそ、
小さいことはすばらしいのである。巨大さを追い求めるのは、自己破壊に通じる。

(引用おわり)






下は、今日たまたま遭遇した動画です。
見ていて涙が出てきました。
すべての酪農場がこうではないとは思いますが・・・・

by homeopa | 2013-06-22 22:34 | 世の中のこと