pimboke6

natural feeding

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この前、草の畑に行ったとき、
おじさんが 「ブラックベリーの枝を払おうか」 と言った。
「ブラックベリーがあるんですか?」 ときくと、
「うん、ある。あそこのクワの木」 との答え。

ブラックベリーなの? クワなの?

おじさんが数年前にどこかから持ってきて植えたらしい。
昨年も実がたくさんなったけど、
なりすぎて、木に負担がかかって、病気にやられて全滅したとか。
なので今年は枝を少し払って、実も減らそうと思う、とのこと。
おじさんが枝を払っている横で、わたしは実をちょこちょこ鋏で落とした。
葉っぱは、わたしが知っているクワの葉の形ではない。

別れ際、おじさんが 「ブラックベリー、積みにきてね。6月中旬ごろかな」 と言ってくれた。
やっぱりブラックベリーなのか。

その翌日、川原を歩いていたら、クワの木があちこちにあって、
おじさんのところのものと同じ実がついているのがあった。

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葉っぱを見ると、わたしが知っているクワの葉の形。
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おじさんのところのブラックベリーまたはクワは、
こんな葉っぱだった。
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帰って調べたら、
ブラックベリーはバラ科、クワはクワ科で、
実も葉もだいぶ様子がちがう。
おじさんの木と川原の木の実はどちらもクワ。
そしてクワの葉にはいろんな形があるそうだ。
そういえば・・・・若杉おばあちゃんもそんなことを書いていたな。

とにかく、これでまた川原に行く楽しみができた。
6月半ば頃になったら、クワの実が熟すのだ。
でもそれまでも楽しもうと思って、
クワの葉を油いためで食べてみた・・・・まずまず食べられる。
それからクワの葉を蒸して、乾燥させて、お茶にしてみた・・・・とてもやさしい味で、おいしい!

ちなみにクワの葉の効能は、
血糖値を下げる、インシュリンの分泌を促進する、抗酸化作用、血圧を下げる、便秘解消など。

糖質は小腸壁でαグルコシダーゼという酵素と結びついて吸収されるが、
クワの葉にふくまれるDNJ(デオキシノジリマイシン)という成分は構造がブドウ糖と似ているため、
αグルコシダーゼと結びつく。
それによってブドウ糖が吸収されにくくなる。
つまり、ゆっくり吸収される。
これで血糖値の急上昇を抑えられる。

クワにはビタミンやミネラルも豊富らしい。
ビタミンC、B1、B2、Aなど。
カルシウムは牛乳の24倍、お茶の6倍、キャベツの40倍。
鉄分は納豆の15倍、カブの140倍。
ほかに亜鉛、マグネシウムも豊富らしい。
http://www.mit-japan.com/ndl/ndl/kuwa.htm

うーん、子供と妊婦と成人と老人向けだな。

そして1週間ほど前から川原に気になる草が生えてきた。
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なんとなく人間に都合のよさそうな顔をしている。
草の畑に行ったときに、これと同じ草が生えていたので、
おじさんにきいてみた。
「ああ、これ? キクイモだよ。掘ってみるとわかるよ」

とういことで、次に行ったときに掘ってみたら、芋がついていた。
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丈が1メートル以上まで伸びて、キクのような花が咲き、
そのころには芋もだいぶ大きくなっているそうだ。

それがこんなに群団で生えている。
あっちにも、こっちにも、たくさん。
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ちなみにキクイモにはイヌリンという成分が含まれていて、
これが人間には都合のよいものらしい。

イヌリンは多糖類。
でもカロリーは砂糖や他の炭水化物にくらべて3分の1から4分の1程度、
脂肪とくらべると6分の1から9分の1程度。
カルシウムの吸収を促進し、おそらくはマグネシウムの吸収も促進する。
そして腸内細菌の活動を促進する。
血糖に影響をおよぼさないので、
糖尿病患者も安心して食べられる、というようなことが、ウィキペディアに書いてある。
(イヌリンで検索するとすぐ出てくる)
そのせいか、巷では、糖尿病にいいわよーともてはやされているそうだ。

でも食べ過ぎるとおなかが張ったりするらしい。
なんでもほどほどね。
大きくなったら食べてみよう (わたしが、ではなく、芋が)。

そんなわけで、いい川原のそばに住めてよかった。

おじさんのところのクワの木は、
不自然なくらい実がついて、それで病気になった。
川原のクワの木は、まあまあたくさん実がなっているけど、病気にはなっていない。
おじさんの畑は6年前まで普通の農業をやっていたところだから、
農薬の影響とかあるのかな。

ときいたら、
「いやあ、それより化成肥料のほうが悪いんじゃないか?」 と言っていた。
いずれにしても、不自然になった土が自然の力を取りもどすには、
ずいぶんかかるのだ。








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by homeopa | 2013-05-16 07:53 | 自然のちから