pimboke6

wonder of water

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昨日と一昨日、ホメオパシーの学術大会があって、
わたしは昨日だけ出席した。
今回は症例発表に加え、
ホメオパシー以外の分野で先駆的な研究活動をしている人たちの発表もあって、
とても面白かった。

ひとつは高橋正好さんによる、マイクロバブルとナノバブルのおはなし。

わたしのザル頭で大ざっぱに聞きとった範囲でまとめると、
気泡を小さくしたのがマイクロバブル (10~30μm)、
さらに小さくしたのがナノバブル (0.1μm)。
気泡がここまで小さくなると、大きな気泡とはちがう不思議な行動をするらしい。
たとえば普通の気泡は水中を上昇してパチンとはじけて消える。
マイクロバブルは水中をもっとゆっくり上昇し、はじけずに消える。
ナノバブルは水中をさらにゆっくり上昇し、消えずに数ヶ月間存在しつづける。
なぜこうなるかはまだ科学的に解明されてはいないが、
確かにそういう現象が存在する。

そういう不思議な気泡の性質を利用して、
汚染水の浄化、室内の浄化、健康管理、稲作、牡蠣のウィルス除去などさまざまな試みが行われ、
成果を上げている。

たとえば稲を育てるときに、その田んぼに、
オゾン入りのナノ水500mlを入れると、
その田んぼにはあまり草が生えず、稲がのびのびと成長する。
田んぼにはカブトエビ(別名:草とり虫) という昔から田んぼによくいたエビが増えるらしい。
くわしくはこちらのサイトも→ http://www.reo-ri.co.jp/

面白いのは、広大な田んぼにナノ水をたったの500mlしか入れなくても、
それだけの変化が現れることだ。
ホメオパシーの超微量の法則に通じるものがある。


ふたつめは、水の粒子の写真を撮影した川田薫さんのおはなし
この粒子というのが分子なのか結晶なのかなんなのか、
最後までわからなかったんだけど、
とにかく水の粒子はいつも激しく動いているので、
これを撮影するのは非常に難しいらしい。
川田さんは粒子の運動速度より速い速度で水を凍らせ、その氷を割り、
断面を電子顕微鏡で撮影するという方法で、
それに成功した。
そして水にミネラルを溶かすと、
その水の粒子があるパターンに整列していることを発見した。
その溶液をさらに薄めると、また違ったパターンに整列することもわかった。
これもなんだかホメオパシーチック。

これまで、水に何かを溶かすとその何かがどう変化するかを考えた人はたくさんいたが、
水がどう変化するかを考えた人はいなかった、と川田さんは言う。

川田さんは今回の学術大会に呼ばれるまで、ホメオパシーを知らなかった。
そもそも大地と海しかなかった地球に生命体がどのようにして生まれたかということを探究したくて、
ミネラルの溶けた水の写真を撮りはじめたのだそうだ。
今回、ホメオパシーの話を聞いて、えらく驚き喜んでおられた。

川田さんがこういう写真を学会に持っていくと、
学者さんの多くは、
面白いですねえ! と目を輝かせたり、
不思議ですねえ・・・ と判断を保留したりする代わりに、
それはないでしょう、といってデータを捨ててしまうのだそうだ。
なんか、よくわかる。

川田さんによれば、今の科学で計測できるのは10の-15乗の溶液までだそうだ。
つまり1000000000000000倍に薄めた溶液まで。
それ以上に薄めた溶液のことは、現代科学ではなんとも言えないのだ。
だから1000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000倍とか、
それ以上まで薄めてしまうホメオパシーのことを、
現代科学が理解できないのも仕方がない。


どちらも、水というものの行動の不思議さに改めて感心させられたおはなしだった。



         ※  ※  ※  ※  ※  ※


もっとも美しく、もっとも深い体験は、神秘なるものの感覚です。
これがすべての真の科学の源です。
この感情になじみのない人、驚いたり畏怖の念に打たれて立ち尽くすことを忘れた人は、
死んだも同然です。
私たちには計り知れないものが実際に存在し、
私たちの愚鈍な能力ではその原始的な形しか理解できない高次の智恵として、輝かしい美として、
それが現れるのだということを知ること。
この知識、この感覚は、真の宗教心の核心にあるものです。
                         ---- 「精神と科学の融合」アルバート・アインシュタイン





※ホメオパシー基本レメディー使い方講座やります。10月6日(土)AM10~12:00
by homeopa | 2012-10-01 09:51 | おもしろいこと