pimboke6

haha

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             年末の母。
             身体はここにいても頭はときどきどこかに出かけるらしい。
             戻ってくるとまた笑顔になったりする。

             実家で捜し物をしていたら、
             母が以前つけていた家計簿を見つけました。
             家具とか電化製品とか学費とか、そういう大口の出費だけ記したもの。
             わたしが中学生になる前ごろからの出費が、
             几帳面な文字で書いてあります。

             おかげで両親が子供たちにどれほどお金を費やしていたかがよくわかりました。
             父は田舎から出てきて大きな製鉄所の守衛を何十年も勤めた人で、
             収入は決して高くはなかったと思うのですが、
             それでも3人の娘を大学に入れて、
             市営住宅の家賃を払いつづけて最終的に自分の家にし(昔はそういうシステム)、
             自分と妻が老後も娘たちに厄介をかけないだけの貯蓄を残して死んでいった。
             そしてそんなふうにお金を管理していたのが母でした。
             すごいなあ。

             わたしはそういう堅実さにともなう偏狭さや単調さがいやで、
             家をとびだし、
             両親とはちがう価値観で生きてきたけれど、
             今となってはひたすら脱帽。
             
             とはいえ、たとえ生まれ変わっても、
             わたしはやっぱり冴えないキリギリスみたいな生き方をするんだろうな。

                                     




by homeopa | 2011-01-07 22:30 | 人間