pimboke6

tonari no meechan

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               写真屋のおじさんにきいたら、
               現像の廃液は 「もってきていいですよ」 とのことだったので、
               あちらで一緒に処分してもらうことにしました(少しホッ)。

               ちなみに業者に引きとられた廃液は、
               工場で再生してまた使えるようにするんだそうです。
               その過程でまた有害物質が発生するのかななんて考えていくとまた暗い気分になるので、
               そこは考えないことにしてます。

               ほかにもいろいろ面白い話が聞けました。
               現像液は何回かつかって疲れてきたら新しいものに替えるように、
               と説明書には書いてあるけど、
               おじさんがモノクロの現像もやっていたころは、
               何度もつかってドロドロのヘドロ状になったものをつかっていたそうです。
               ときどきそのドロドロを半分ぐらい捨てて、そこに新しい液を足す。
               つくりたての新しい液は新入社員みたいにガチガチで硬くてよくないとか。
               なので年季の入った液をくわえるとほどよい柔らかさになるんだそうです。
               秘伝のうなぎのタレとか、おでんのスープみたいなもんですね。

               あと、業者さんは定着液のなかに溶解している銀を集めて利益を得ていたのに、
               最近のフィルムは性能がよくて銀の量が少なくなって、
               あまり銀が集まらなくなり、
               フィルムの使用量が減ったことともあわせて、
               多くの回収業者がやめてしまったとか。
               以前は回収された銀の量に応じて、
               写真屋のおじさんのほうにもいくらかお金が戻ってきたそうです。
               フィルムひとつとっても、いろんな歴史があるんですね。おもしろい。

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                これは初めて自分で現像したとなりのミーちゃん。
                温度管理に失敗してバリバリに増感されてしまったけど、
                ミーちゃんらしさは出ているんじゃないかと。
                これはこれで、わたしは好きです。
by homeopa | 2010-06-22 10:49 | 動物