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美麻

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美麻はもくもくふわふわの若葉の季節。






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今回の課題のひとつは、カメムシを食べてみることだった。
前回、美麻に行ったあとでカメムシの写真をここに載せたら、
世界のあちこちで普通にカメムシを食べている人たちがいる、
と、もりちゃんさんがコメントで教えてくださったのだ。

律儀なわたしは、
せっかく教えてもらったのだからせめて試してみるぐらいはしなければ、
と思っていた・・・・顕在意識では。





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でも食べるには、
たぶん10分ぐらいカメムシを見つめながら、なけなしの勇気を絞りだす必要があった。
ぱっとつかまえて、ぱっと食べるというわけには行かないのだ。

ところが初日は、
昨年秋に近くの古民家に引っ越してきて、
トイレも台所設備もない家で冬を越すという暴挙を行ったamaneさんご夫妻と合流してちょっと遊んだので、
家に着いたのが4時半ごろ。
それからチイちゃんの家に呼ばれてお茶を飲みながらおしゃべりし、
家に帰ったのは日が暮れるかけるころだった。

その日、安らかに眠るためには、
冬眠から覚めて家のあちこちをはいずったり飛んだりしているカメムシを、
すべて家の外に追いださなければならない。
その作業に必死で、
とてもカメムシと10分間ほど見つめあうようなゆとりはなかった。
(ゆとりがなくてよかったとも思った)
しかもたっぷり眠ったあとのカメムシはチョー元気で、
ペットボトルで捕獲しようとすると、ぴゅっと飛びかかってきたりする。
やっと全部捕獲したと思っても、
またどこからかゾロゾロと湧きだしてくる。
完全に気持ちの面で負けていた。

だからカメムシは食べなかった。
残念、
というか、
ほっとした、
というか。





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課題のもうひとつは、
トイレの改装に着手することだった。

床も壁も改装したいけれど、
トイレは手前の男性用のエリアと奥の両性用のエリアとにドアで区切られている。
それがすべての作業を面倒くさくするし、
トイレを使うときにも狭苦しい。
だから今回はまずこの仕切りのドアをとっぱらうのが目標だった。

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ところが今回はなぜか、
二日目と三日目の朝8時に、
チイちゃんとおとうさんの家で朝食をいただくことになった。

ありがたいんだけど、ちょっと困った。

朝の時間はわたしには特別な時間で、
ヨガや瞑想もしたいし、散歩して写真も撮りたいし、
それが終わったら何よりもおむつの洗濯をして干したい。
その日のうちに乾かしてしまわないと、翌日困ることになるから。
それが終わって、やっとお茶を飲む、というのがいつものパターンだ。
朝食は食べない。

でも朝7時ごろ、「えっちゃーーーん!」 と外から呼ばれて、
朝食を食べにおいでと言われるものだから、
断るのも悪くて、
ヨガを中断し、散歩をあきらめ、大急ぎでおむつの洗濯をして干して、
息を切らしながらチイちゃんちへ急ぐという二日間だった。





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朝食を終えて家に戻ると、
おなかはいっぱいだし、身体は重いし、
すでに一日分の大仕事を終えたような気分で、
揺り椅子に座ったまま動けなくなった。

トイレの改装もしたいし、家の雑巾がけもしたいし、
畑の草を刈って大豆も蒔きたいし、
家の前の草刈りもしたいし、
鳥のふんやカメムシの汁で汚れている窓もふきたいし・・・・

いろいろな思いが通りすぎたあと、
開きなおった。
べつに、やらなくたっていいことばかりじゃん。

それで持ってきた本を手にとって読みはじめたら、
面白くて没頭して、
気がついたら1時間半ぐらいたっていた。

本を読むのにも飽きたので、
いつか吹くかもと思って初めのころに持ってきたオカリナを取りだし、
教則本を見ながらひとつひとつ練習した。
少し覚えた。
でも左の小指がつったので、そこで終わりにした。

なんだかすごくいい時間だった。

思えば、美麻に行くたびに、今回はあれとあれとあれをしよう、なんて気持ちで、
座ったり寝転んだりしてゆっくり休むということがほとんどなかった。
お仕事に来ているみたいな感じ。

今回は初めて休暇を味わった気がした。

これもチイちゃんちの朝食のおかげだわ。





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存分にのんびりしたあとは、わりとすんなり身体が動いて、
少なくともトイレの右側の壁のようなものだけはとっぱらうことができたし、
窓もきれいに拭くことができた。
三日目には家の前の草刈りもしたし。

ま、これだけやれれば十分でしょう。






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はなし変わって、上から2・3・4枚目の写真の湿地を長靴をはいて歩いていたら、
こんなものを見つけた。

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麻だ。

このあたりは美麻という地名からもわかるように、
以前は麻の産地だった。
そのころの種が残っていて、こんなふうに育ったのだろう。

なんだかうれしいな。
野生の麻が少しずつ増えていって麻の畑みたいになったら、
なんとか利用する方法を考えられるかもしれない。
麻はとにかくいろいろな用途があるらしいから。
http://hokkaido-hemp.net/foreign.html
http://www.ooasa.jp/know/index.php?useful







Kat Edmonson on Austin City Limits "Lucky" ♪








by homeopa | 2016-05-05 09:44 |

今年もよろしくお願いいたします

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2013年に日本ホメオパシーセンター世田谷喜多見を立ち上げたのをきっかけに、
2014年、2015年と、2年続けて年賀状を書いた。
何十年ぶりのことだった。

でも慣れないことを2回も続けてやると、
少し息切れがする。
今年は年賀状、サボるかな、とか思っていたときに母が死にそうになったので、
これはサボるのにいい口実になるかもしれないと思っていたら、
そのとおりになった。

その点でも母には感謝しなければならない。

それにしても、年度によって顧客への年賀状をサボる事業主。
「こんな事業主、ほかにいるかね?」 とガガにきいたら、
「あんまりいないだろうね。でもそういう事業、ちょっと魅力的だよ」 と言ってくれたので、
気をよくして、これでよしとした。
そんなふうに思ってくれる人がほかにいるとは思わないけど・・・




そんなわけで今年は喪中のため (喪中でなかったとしても)、年賀状をお出しせずに失礼いたしますが、
昨年同様、日本ホメオパシーセンター世田谷喜多見をお引き立てのほど、
よろしくお願いいたします。
そしてこのブログもときどきのぞいてやってください。

みなさまにとって、喜びと笑いの多い一年となりますように ♪







で、わたしの一年はというと、
おみくじによれば、満月になるそうだ。

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初めは欠けているけど、
そのうち満月になって、その光が家に満ちあふれる。
すべてが新しく始まるとき。
でも急いではいけない。
短気をつつしみ、おてんとさまを信頼して気長に待てばいい。
病気は長引くが、まだ死にそうではない。
うん、なかなかいい。


これはときどき散歩のときに寄る地元の神社のおみくじ。
まだ死なないというので安心したけど、
おみくじに、今年は死にます、とは書かないだろうから、
この部分はあいまいに受けとっておこう・・・・
あ、いや、ちがう。
一昨年、ガガがこの神社のおみくじを引いたとき、
「命あやうし」 と出た。
だからかなり率直なおみくじなんだと思う。
ああ、よかった。
でもガガは死ななかったけど・・・・
by homeopa | 2016-01-01 17:22 | 日々の暮らし

今この瞬間、足りないもの

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美麻で草刈りざんまいをしてきた。

あそこを買って以来、行くたびに雨が降っていたので、
今回もたぶん降られるだろうと思っていたら、
三日間とも恍惚となるほど気持ちのいい五月晴れだった。
自分でも知らないうちに何か善い行いでもしたのだろうか?


カメムシの死骸はたくさんあったけれど、
それを始末したら、生きたやつが現れることはもうなかった。
冬眠から覚めてみんな外に出ていって、
出られなかったものだけが中で死んだのだろう。
なんで入ってこられるのに出ていけないのか不思議だけれど。
カメムシのなかにも、わたしみたいな抜けたやつがたくさんいるらしい。


二日目の朝、熊よけの鈴を鳴らしながら散歩に出たら、
向こうに何かケモノがいる。
うり坊か、と思ったらそうではなくて、
向かいのおばさんが餌をあげているネコたちだった。

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遊ぶだけ遊んだら、のんびり帰っていった。
達人だね、くつろぎの。



クワの実。

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小さな小さなすみれの花。

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山に入るときのために買った地下足袋。
今回は草刈りで忙しくて使用せず。

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かまどでの火のたき方は、回数を経るごとにうまくなる。
スープをつくるのに前回は2時間かかったところを、
今回は30分でできた。
いつ薪を足すべきか、どの太さの薪をどの角度で足すべきか、
そんなことが身についてくる。
おまけに煙も前ほど気にならなくなった。
そういえば新潟の父の実家にはいろりがあって、
いつもこんな匂いがしていたなあなんて思いながら。


とまあ、ほぼ平和な三日間ではあったのだけど、
三日目の朝、業者の人に屋根の雨漏りの様子を調べてもらったら、
「一緒に来るはずだった職人が来られなかったので正確な見積もりは出せないが、
今度雪が降っても大丈夫なくらいしっかり治すにはたぶん数十万円かかるだろう」
と言われて、
平和が一時的にどさっと崩れ落ちた。

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受け入れ、そして行動しなさい。
今この瞬間にふくまれるものが何であれ、
それをすべて自分で選んだかのように受け入れなさい。
それにあらがうのではなく、つねにそれに協力しなさい。
それを敵にするのではなく、友人にし、味方にしなさい。
そうすればあなたの生活全体が奇跡のように変貌するだろう。
                      ---- エックハルト・トール


とエックハルトさんも言うので、
受け入れてまた草刈りに専念することにした。
見積もりだってまだ正確に出たわけじゃなし、
今この瞬間お金に困っているわけじゃなし。

お日さまの光を浴びて微風を首に感じながらザックザックと草を刈っている今この瞬間、
何か足りないものがあるだろうか?

ない!


と答えるのが正解なんだろうけど、
おいしいランチが食べたいなあ、なんて考えていた。
今この瞬間に生きることはなかなかむずかしい。









※厚労省、ネオニコチノイド系農薬の食品残留基準を緩和

※ネオニコ農薬2000倍緩和、裏で住友化学が動く

※「戦争法案」志位和夫(共産)の質疑5/26


※「戦争法案」安倍晋三・答弁【全167分】5/26衆院・本会議

by homeopa | 2015-05-26 21:30 |

いろいろ

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霜でおおわれて真っ白になった今朝の公園。
新年2日目の散歩は寒かった-。

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それはそうと、今年は久しぶりにおせちをつくった。
見た目はあんまり美しくはない。
でもわたしがつくるんだからこんなもんでしょ。
かまぼこと、田作りと、えび以外は、手づくり。
伊達巻きを厚く焼きすぎて渦巻きにならなかった。
でも伊達巻きも、煮染めも、きんとんも、すばらしく美味しかった。

今年は大掃除も、おせちづくりも、じっくり楽しんでやった。
どれくらいやれるかわからないけど、とりあえず今はこれ、次はこれ、と集中してていねいにやったら、
逆にすいすい進んで、これだけできた。
能率っていうのも、わからないもんだ。

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おせちに砂糖を使ったせいか、
いつか欠けた歯が、今朝は噛みしめるとすこ~しうずいた。
この歯に関しては、欠けて以来、まだ歯医者に行っていない。
でも歯磨きと、寝る前の重曹うがいでなんとかなっている。
痛まないし、ぐらつきもしない。
ただときどきこんなふうに砂糖を食べたりすると、それとなく警告してくれる。
この歯はお目付役として、とてもありがたい存在かもしれない。






※福島第一原発はいまどうなっているか

  最近、ほとんど報道されなくなった福島第一原発の状況について、
  情報がまとめてあるサイトを見つけたのでリンクを貼っておきます。

  知らなかったけど、4号機にあった1535本の使用済み核燃料が、
  無事に共用プールに移動されたのは朗報ですね。
  次は3号機の566本、その次は1号機の392本で、完了予定は2019年。
  最後の2号機615本については未定だそうです。
  でも1~3号機は放射線量が4号機よりはるかに高いのが問題。
  完了するまで地震が起こりませんように。

  漏れ続ける汚染水の問題もまだまだ解決しそうにありません。
  それと何といっても、メルトスルーしたまま手が付けられない核燃料も。
  わたしたちの知らないところで毎日、放射線を浴びながら修復にたずさわってくださっている方々に感謝。













  
by homeopa | 2015-01-02 18:56 | 原発

美麻滞在記

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長野の家に一泊してきた。
冬は水道が凍って破裂するので、電気で水道管を温めるようになっている。
そのスイッチを入れにいった。

あいにくの雨だけったど、
空気は絶品。
ここに来ると身体がくらげみたいに透明になる。










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     ↑
青い屋根の家が、うち。
中に入ってみてびっくりした。
あっちこっちにカメムシの死骸・・・・・かと思えばもぞもぞ動いている。



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お向かいのおばさんによれば、
カメムシは家の中に適当な場所を見つけて冬眠するらしい。
そして春になるともぞもぞ動きだすそうだ。

その適当な場所というのがどうも、アルミサッシの窓と窓枠の間らしい。
上の窓枠も、横の窓枠も。

現代の住宅はアルミサッシの窓になってから密閉度が高くなって、
そのために湿気がたまり、カビが生えやすい。
とよく聞くけど、そんなに密閉している窓のどこから入ってくるのだろう?

お向かいのおじさん (おばさんのご亭主) がカメムシの捕獲法を教えてくれた。
宝焼酎が入っているプラスチックのびんみたいなものの口を、
壁にとまっているカメムシの下からツンと押しつけると、
カメムシはぽろっとびんの底に落ちる。
そこでふたをすればカメムシは出られない。

宝焼酎はなかったので、500mlのペットボトルでやってみたら、
面白いようにぽろっ、ぽろっと落ちてボトルの底にたまっていく。

あまりの面白さに、カメムシ捕獲依存症になって止まらなくなった。
でもさすがに1時間もやると疲れてきたし、
そんなにカメムシの姿も見なくなったので、
そろそろ休憩するか、と思って、居間と廊下の境のふすま (開いていた) をすーと閉めたら、
ぽろ、ぽろ、ぽろっと、カメムシが降ってきた。

そのころからだんだん、カメムシに呪われているような、
何かのメッセージを送られているような気になってきた。
ここはわたしらカメムシ族の家だぞ、おまえは部外者だぞ・・・・みたいな。

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で、ペットボトルに半分ぐらいカメムシがたまったとき、
それはちょうどトイレの中だったんだけど、
ふと横を見ると、ボットントイレの穴が口を開けていた。
むらむらとサディスティックな衝動がこみ上げてきた。

この穴に落としてやりたい・・・・

ほんとは、ペットボトルにたまったカメムシは、外に放すつもりでいた。
うそじゃない。
わたしは腕に止まった蚊をぴしゃんとたたいて殺したり、
ガガに懇願されてゴキブリを殺したりする程度には残酷で野蛮だけど、
ペットボトルの半分までたまったカメムシを大量虐殺するほどには残酷でも野蛮でもない。
そこまでの殺生はしたくない、
はずだった。

でもやっと買った家をここまで占領されたら、
わたしだってちょっと意地が悪くなる。

というわけで、気づいたときにはボットントイレの上でペットボトルを逆さにしていた。
ポト、ポト、ポト、ポト、ポト、ポト・・・っとカメムシが落ちていった。

そしてトイレのふたを下ろし、
外に出てドアを閉めながら、
ごめんね、そんなつもりじゃなかったけど、少しそんなつもりだった。
だって、多勢に無勢すぎるもん、これじゃ理不尽だもん、
と言い訳がましくつぶやいた。


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ところが10分ほどして尿意をもよおし、
トイレに行ってみて愕然とした。
10分前に1匹残らず捕獲したはずなのに、
また10匹ぐらい壁のあちこちに止まっている。

ぎえええええーー!!
もしかして、糞尿地獄から生還してトイレの穴をよじ登ってきたのだろうか?
そういえば、糞尿とカメムシの匂いが混じったような匂いがする。
でも壁に糞尿のしみはできていないので、
たぶん外から入ってきたのだろう。

ためしに浴室のドアをあけてみたら、
そこも、ぎええええーー!!
1匹残らず捕獲したのに、また30匹ぐらいいる。

やっぱりトイレの10匹も、外から入ってきたのだろう。
どうやって入ってきたかは謎だけど。

ううーむ・・・・・・・・これはもう、受けいれるしかないのかな、
と思った。


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向かいのおばさんの話では、
冬にストーブをガンガンたいて家の中を暖めると、
春が来たと勘違いしたカメムシが家の中を飛びまわるのだそうだ。

そういうとき、おばさんの中にもサディスティックな衝動がこみ上げてくるらしく、
手で追いはらったり、たたきおとそうとしたりする。
すると怒ったカメムシが、
特攻隊の零戦のようにおばさんの顔めがけて突撃してくるのだそうだ。
ピシッ! パシッ! て感じで。

それを描写するときのおばさんの目は輝いていて、なんだかうれしそうだった。

おばさんは、やはり別のときにもサディスティックな衝動に駆られることがあったらしく、
掃除機で一斉に大量にカメムシを吸いこんだらしい。
そうしたらカメムシが集塵袋の中でもだえながら例の匂いを盛大に発したものだから、
集塵袋を取りかえても、掃除機自体に匂いがついていて、
掃除をするたびに家中にカメムシの匂いが充満したらしい。
「だから掃除機で吸っちゃダメよ」
という親切でごもっともな助言。


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「でもね、夏は夏で、うるりってやつが出るの」
と話しだしたときも、おばさんの目には自虐的、かつ、いたずらっ子風の笑いが光っていた。

妖怪マンガに出てきそうな名前のその生物は、
群団になって襲いかかってきて、
逃げても逃げても追いかけてくるのだそうだ。

わたしはすぐにオバケを想像したけど、
なんのことはない、それは、羽根が蠅みたいで、胴体は縞模様の蚊みたいな虫だった。

刺されると痛くてかゆくて、一週間は治らないらしい。

おばさんは犬の散歩の途中でうるりに遭遇すると、
犬のおしっこもそこそこに、
「セン (犬の名前) ! 逃げるぞ!」
といって一目散に家に向かって走り、
家の前に来たところでフマキュラーを盛大に噴霧して、
敵がひるんだところを見計らって家に飛びこみ戸をしめるのだそうだ。

逃げるったって、おばさんの速度だから、虫にしてみたら大したことはない。
逃げても逃げても追ってくる、という表現はあまり意味がないと思うけど、
とにかくそれを熱く語るおばさんは、なんだか楽しそうだった。

わたしを怖がらせてやろうというサド的志向なのか、
思いだすたびにぞくぞくと快感がこみあげてくるというマゾ的志向なのか。

わからないけど、こういう話をうれしそうに話す人は好きよ。


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昼間はかなりのエネルギーをカメムシにとられたおかげで、
夜はとても落ちついた気分になった。
静かだ。
車の音も、テレビの音も、人のざわめきも、何も聞こえない。
静かな、静かな、夜。
そんなときは、何はともあれ、この家を買ってよかったな、としみじみ思う。



たまに、ぽとっと、カメムシが落ちる音がして静寂が破られるけど。

カメムシとの共生、できるかな・・・・・・
たとえできても、だれも遊びに来てくれないんじゃないかな・・・・・

この記事を書いているあいだ、
カメムシの匂いと糞尿の匂いがミックスされたあのトイレの匂いがふっと鼻をよぎることが頻繁にあった。
いずれあれが、わたしの人格の匂いになるのかな・・・・





Jorge Drexler & Joaquín Sabina - Zamba del Olvido ♪







※ホメオパシー入門講座 12月14日(日)14:00~16:00

by homeopa | 2014-12-03 11:07 | 日々の暮らし

amane 訪問記 (1)

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いつも思うことだけど、
世の中には、どうでもいいことが多すぎる。
毎日どうでもいいことに振りまわされていると、
いつの間にか、どうでもよくないこと、大切なこと、好きなこと、面白いことを見失っていたりする。

でもこの前の週末は、
どうでもいいことがほとんどない世界、大切なものばかりの世界に遊びにいってきた。
マルコさんとマルオさんのお住まい --- amane。




これが家主のマルコさんとマルオさん。
うしろが、その家。
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これが玄関。
ヨーロッパでもアメリカでもないよ。
日本の福島だよ。
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これが横から見た図。
まん中の部分だけが、もともとあった家で、
左側のサンルームと、右側の玄関&土間部分は、
4年たらず前に引っ越してきてから、マルオさんがトンカチトンカチやって少しずつ造ったもの。
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このリフォームの顛末については、このブログで見られる。
いいなあ、わたしも田舎の家でトンカチやりたいなあ、
とか思いながらこのブログを見はじめたら夢中になって、
昨夜はちょっと夜更かししてしまった。




玄関から中に入ると、こんな感じ。
この手前に土間がある。
入ったとたんに、ほ~~っと安らぎのため息が出る。
マルコさんとマルオさんが一刻一刻を楽しみ、いつくしみながら、ていねいにつくりあげた空間。
プラスチックがほとんどない。
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これが家の中から土間を見たところ。
手作り味噌のかめや、ぬか漬けの桶が置かれた土間。
田舎生活に土間は必須だな。
写真には写っていないけど、右側にはマルオさんが最近つくったかまどがある。
わたしはそこで煮たおでんと、そこで炊いたご飯をごちそうになった・・・もちろん美味しかった!
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これがサンルームのアップ。
まるで水槽の中でお日さまの水が揺れているような、そんな空間。
まさに日光浴のための空間。
でも夏はちょっと厳しいので、いずれはもっと日をさえぎるような屋根をつけるかな、
とマルオさんが言っていた。
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そしてサンルームの中で死体のようにくつろぐ、もうひとりの住人、モモタ。
モモタのことはまたあとで書くとして、
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サンルームの前にはこんな川がさらさらと流れている。
さらさらと清い水。
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そしてこれは居間の薪ストーブ。
わたしが泊まった晩も、火を焚いてくれて、
その前でたくさんおしゃべりをした。
どうでもいいことも話したかもしれないけれど、
ここで火と暖かい笑顔を見ながら、ときどきモモタになめられている時間は、
どうでもいい時間ではなかったな。
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ただ、この薪ストーブで冬を越すには、かなりの薪が要るので、
一年かかってせっせと薪をためなければならない。
だから amane の敷地内はどこもかしこも薪だらけ。
ちっちゃいウッドガスストーブを一度だけ燃焼させただけのわたしの経験でも、
それは想像がつく。
やはりこれはどうでもいいことではないな。



マルコさんとマルオさんは自給自足をめざしていて、
敷地の中でいろいろつくっている。
昨年から田んぼを借りて、お米もつくった。
無肥料・無農薬で、昨年も今年も、どうやら豊作!

これが畑の一部。
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おいしそうな緑の葉っぱがたくさん芽生えているけれど、
少し大きくなるとどうも虫に食われてしまう、とマルコさんが言っていた。
まだ土が熟していないらしい。
それでも野菜は、ご近所からいただくものでかなりまかなえるとか。いいな、田舎。
そういう未熟な土では豆類がよく育つということで、
黒大豆、大豆、あずきがよく茂っていた。
わたしは帰りに堀りたてのピーナッツをもらってきて、塩湯でして食べたらとても美味しかった!



鶏もいるよ。
雄鳥のトノと、それをとりまく雌鳥たち。
でも最近、トノの調子がよくないらしく、卵は採れていないとのこと。
向こうに見えるのは鶏小屋。
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amaneで飼っている雌鳥は、採卵のために品種改良されたFIの雌鳥なので、
卵を産んでも抱かないはずなんだけど、
amaneで暮らすうちに本能が戻ってきたのか、
一羽の雌鳥が卵を温めてヒナをかえした、とだいぶ前のブログで読んだ。
結局、それはイタチに攻撃されたりして死んでしまったそうだけど、
実際に行ってみて、本能が戻ってきそうな場所だと思った。



これはマルコさんが育てつづけているぬか床。
すべてがこんなふうにていねいなの。
ていねいっていうのは、細部まで完璧って意味ではなく、心が入ってるってこと。
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ちなみに、こういう桶でぬか漬けをすると、
水がたまったりしないんだそうだ。
実際、マルコさんのぬか床はぽろぽろしている感じだった。
そしてもちろん、そこで漬けた胡瓜も蕪も、美味しかった!
わたしも風呂の手桶か何かでやってみようかな。




(2)につづく

by homeopa | 2014-10-23 14:54 |

my country home

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買ったばかりの田舎の家に初めて一泊した。




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ガス設備が壊れているので、
お手製のウッドガスストーブを持っていったのだけど、
二日間ほとんどずっと雨が降っていたおかげで、
燃料になるようなものはみんな濡れていて、火がつかなかった。
しゅん・・・・
自然に近い生活というのは、
こんなふうに天候に左右されるのだな。
だから晴れている日は、雨の日に備えるので忙しく、
春夏秋は、冬に備えるので忙しいのだな。
田舎は思ったより忙しいのかもしれない。


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道のまん中にできた苔の島。
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「これに触るとかぶれるよ」 と一緒に行った友だちが教えてくれた植物。
名前も聞いたのに、もう忘れた。
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茎のところに平べったい葉っぱのしっぽみたいなものがくっついている。これが特徴だそうだ。
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その植物の上で昼寝をしているバッタ。
バッタはかぶれないらしい。
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やはり昼寝をしているらしい毛虫。
毛虫もかぶれないらしい。
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別の葉っぱの上で昼寝をしているらしい同じ種類の毛虫。
雨のしずくを浴びるとみんな神秘的になる。
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葉脈がきれい。
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しずくがきれい。
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これが、マイホーム・・・・ (写真は別の晴天の日に撮ったもの)
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最初に見たときは、「え、こんなに道路ぎわ?」 と思ったけれど、
この道路は人も車もほとんど通らない。
なぜなら、道の行く手に何もないから。


道を挟んで反対側は一段低くなっていて、そこにこんな古民家が並んで建っている。
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しかし人が住んでいる家は、お向かいの一軒と、もう少し離れた一軒だけで、
あとは廃屋。

お向かいのおばさんの話では、
昔はかなりにぎやかな集落だったらしく、
道路の先に30軒ぐらい家があって、
子どもの声がしていたそうだ。

でも今はだれもいなくなり、
そこにあった市役所の支所も閉鎖されて、
道路は無用の存在になったらしい。

実際、わたしたちが滞在していた二日間で、
家の前を通りすぎた車は1台、人間は0人。
ヘビが2匹、熊が1頭・・・・というのはうそだけど。

ということで、道路ぎわではあっても極めてプライベートなロケーションということで、
買うことにした。
まわりは山と木と草だらけ。
鳥の声、雨の音、川のせせらぎ・・・・それだけ。

そして何よりも水。
家のすぐ横を、山の水が流れおちていて、下の古民家の向こうの川に注いでいる。
その横には、わさびも生える。
その水はまだ飲んでいないけれど (溝が深くて届かない)、
水道から出る水もほとんどそんな水らしく、
一緒に行った友だちが、「おいしい!」 と言っていた。

確かに塩素の味や匂いはしないし、とても冷たいけれど、
わたしには味はよくわからなかった。
でも絶対にまずくはなかった。

それに空気。
向かいのおばさんは、喘息がひどくて長野市街から引っ越してきて以来、
喘息の発作は一度も起こしていないそうだ。

写真の家の左横には小さな空き地があって、
そこは畑にできる。
でもゆくゆくはそこにコブハウスのあずまやを建てたい。
家の上の斜面にも、少しだけど畑にできる場所がある。
敷地内はそんな感じてとても狭い。
でも本気で畑をやりたければ、廃屋になった古民家の庭先の土地など、
使わせてもらえそうな土地があちらにも、こちらにも。

家もちょうどいい大きさで、
3年間無人だったのに、とてもいい状態だった。
友だちが畳に雑巾がけをしてくれたら、
家が急に生き返って輝いて見えた。
タバコのヤニで茶色くなってやぶけたふすま紙を取りかえるのも、
また楽しそう。
どす黒くくすんだ壁にしっくいを塗るのも、
また楽しそう。

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トイレは念願のボットントイレ (住みはじめたらコンポストトイレもつくろう)。
風呂のボイラーは壊れていて直すのに15万ぐらいかかるらしいから、
これはもうあきらめる。
五右衛門風呂とか、つくれるかもしれないし。

問題は、アシだな。
最寄りのバス停までは歩いて20分ほど。
でも帰りは登り坂なので30分くらいかかる。
重い荷物など持っていたら、ちょっとキビシイ。
雪がつもっていたら、もっとキビシイ。
街灯はまったく存在しないので、夜間の散歩には懐中電灯が要る。
というか、夜中に散歩に出る理由がない・・・・ツタヤとかないし。
不動産屋さんが 「すぐそこに日帰り温泉施設がある」 と言っていたので、行ってみたら、
すぐそこは、車で5~6分かかる場所だった。
バスの便はあまり頻繁ではないので、
しっかり計画を立てないと、出かけられても帰ってこられなくなる恐れがある。

中古車を買いたいところだけど、
わたしには原付免許しかない・・・・

とりあえず、廃品回収業もやっているというお向かいのおじさんに、
古い自転車が入ったら取っておいてくださいと頼んでおいた。
「自転車でどこ走るの!?」 とおばさんには驚かれたけど。
確かに、坂道ばかりのあの土地で、自転車はあんまり当てにならない。

とはいえ、150万の予算をはるかにオーバーして230万円の買い物だけど、
そのオーバー分をものともしない掘り出し物だと思っている。
まわりの山も川も鳥も水も、みんな買っちゃった気分。
がんばって奨学金をとってくれたガガに感謝!
おかげで母はこんな贅沢ができまする。

それにしても、貨幣経済から自由になるために田舎に移りすむのに、
しっくい、ふすま紙、車と、なんでもまずお金がかかるのは皮肉なもんだ。
水道、ガス、電気にもお金がかかる。
いざとなれば、どれもあきらめればいいけれど。

そんなこんなで、昔の人は田舎でどんなふうに暮らしていたんだろうと思って、
本棚の奥からこんな本を出してきて読みはじめた。



おもしろい!


【追記】
今朝、上の本を読んでいて、はっとした。
この部分。

「家をたてるときに、ササをたてシメをはるのはどこでもおこなっていることですが、
やはり神さまに土地をもらう心がふかいのでしょう。
そして、神にも人にもゆるされた土地を持って、人は、はじめてまんぞくしたのではないでしょうか」

許されている感覚はある。
でもあそこは、わたしのものではなくて、ちょっとお借りしているだけ。
ガガがわたしのものではないのと同じように。
これを忘れたら、たぶん本当の満足は得られないんだろう。


【さらに追記】
この記事を読んだ方から少し問い合わせがあったので、書いておきます。
引っ越しは3年ぐらい先になりそうです。
まだしばらくは東京でふらふらしていますので、
今後ともよろしくお願いいたします。




※ホメオパシーのこと、なんでもお話ししましょ。お茶会やります。
2014年7月20日(日)14:00~16:00

by homeopa | 2014-07-17 21:08 | 場所

sakura

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やっぱり桜の写真はいま載せたいので、今回はデジカメで。

今朝はポツポツ雨が降っていたけど、
たった一日でも桜の咲き方が変わってしまうので、
後ろ向き歩行で川原に桜を見に行った。

わたしが後ろ向きで歩きだしたら、
向こうから歩いてきたご夫婦が、
くるりと向きを変えて逃げるように去っていった。
この前は犬に吠えられたし、
後ろ向き人間はきらわれるんだろうか?







それはいいとして、
ついこの前まで丸裸だった、大好きな桜の木が、
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あっという間にこんなに。
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この木は葉っぱと一緒に花が咲く種類なの。
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とりたてて頑張っているふうもなく、
いつも当たり前のようにひとりで淡々とここに立っているこの木の下に行くと、
安心する。
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お母さんみたいな木。
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川沿いの道はほかの桜もうれしそうに咲いてにぎやか。
今日は曇り空だったけど、
明日は晴れるかな。
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という感じの春の小川なのだった。
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ガガは先日、大学の寮に入ったので、
この桜を一緒に見られなかった。
でもガガの大学には、これにも劣らぬ桜並木がある。

4年前に一度ガガとの別れを経験しているけど、
今回はずいぶん気持ちが違う。
4年前には、まだわたしはガガに必要とされているという感覚があった。
でも今は、もうそんなに必要ではない存在になったのだという感覚がある。
ご近所の桜とおなじ。

若いもんはそうやって成長していくんだな。

わたしはわたしで、これから大好きなあの桜の木みたいに、
風に吹かれ、雨に洗われ、鳥の声に喜びながら、
いつもふら~ふら~と揺れて立っていよう。
そしてたまーにガガが帰ってきたら、
花びらや毛虫や色づいた葉っぱやホコリを紙吹雪のようにぱらぱらとまいて歓迎してあげよう。
とくに毛虫を・・・・うふ。






The Motorcycle Diaries - Al Otro Lado Del Rio - English Lyrics Subtitles Jorge Drexler ♪








※小野路やまいち
  町田の山の中、手作りのものを売る人たちがたくさん集まるそうです。
  食べ物もあるらしい。
  友だちも出店するとか。
  仕事サボって行ってみようかな。
by homeopa | 2014-04-04 22:14 | 植物

oh, sugar, sugar

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(昨日からの大雪。もうちょっと詩的な写真が撮りたかったけど、寒いしカメラが濡れるので玄関先で妥協した)




「今日、予備校の帰り、歩いてたら急に思ったの。
 なんでもいいから食べたいって!」

と、ガガが夕食の席で言った。
さらに続けて、皿に残った緑の野菜を指さし、

「このブッコロリ、食べてもいい?」






なんでもいいから食べたい・・・・か。
この飢えの感覚、大事だな。

人間は飢えぎみのとにき活発になって創造力が増す。
満腹のときには鈍くなって保守的になる。

だから裕福なおうちでは、
子供が 「なんでもいいから食べたい!」 と思うような状況をつくってあげることが、
とても重要ではないだろうか。
たとえば冷蔵庫や食料庫に鍵をかけるとか、
お父さんとお母さんが貧乏人のふりをして、粗食と少食に徹するとか。

なんでもいいから食べたい! と思うようになれば、
嫌いなパーマンだろうがピーマンだろうが、
ブッコロリだろうがブロッコリだろうが、
ソロリだろうがセロリだろうが、
シャベルだろうがキャベツだろうが、
男根だろうが大根だろうが、
人肉だろうがニンニクだろうが、
なんでも食べるだろうし、
なんでもありがたがるだろう。

ま、うちの場合は、あえてそうする必要もないけど。

ガガは受験期に入る前はバイトをしていたので、
腹が空けば自分で何か買って食べていた。
でも今はバイトをしていないので小遣いがあまりないし、
家に帰って冷蔵庫を開けても、そこには冷え冷えとした空間しかないので、
難なく 「なんでもいいから食べたい」 モードに入れる。
おかげでだいぶスリムっぽくなった。
裕福なおうちでなくてよかったね、ガガ。

ガガがスリムになったもうひとつの理由は、
砂糖を食べなくなったこと。

もう1カ月以上も前になるだろうか。
「受験が終わるまで砂糖を食べるのやめようと思う」 と自分から言いだした。
甘党のガガがそんなことを言いだしたのは、
よっぽど大学に受かりたかったのか、
それとも、わたしが微量の法則にのっとって日々彼女の耳に注入していた言葉のレメディーが効いたのか、
どちらかわからない。
でもとにかく、やめてみたら、そんなに甘いものを渇望しなくなったそうだ。
そして先日、「なんか最近、気持ちが落ち着いてるの。砂糖をやめたせいかな」 とも言っていた。

言われてみれば、最近ガガはかんしゃくを起こしていない。
彼女のかんしゃくはなかなかインパクトがあって、
わたしなんかはそれを前にすると恐怖で石になっちゃうんだけど、
(そういうとき、Opiumをとったことはまだないな。今度そうなったらとってみよう。
 いや、石になりつつも、同時にムカついたりするので、Aconのほうがいいか?)
そういうことがここしばらくなかった。
感情の波がとてもゆるやかになった。

前は大嵐の海の横で暮らしているみたいだったけど、
今はサラサラ流れる春の小川のそばで暮らしている感じ。
これはこれで、不気味ではあるけれど。

わたしもガガにつきあって、週末のアイスクリームをやめた。
その結果どうなったのかは、よくわからない。
もともと感情の波が穏やかというか、ナマケモノというか、ぬぼーっとしているので。

でも腸の調子がいい感じはする。
ガスで腹が張ることがなくなって、
排泄もスムーズ。



       ※   ※   ※   ※   ※   ※


いい機会なので、ここで砂糖の害について復習してみよう。

◆砂糖を食べると、低血糖症になる (詳しくはこの記事を見てね)。
             ↓
 低血糖のとき、血糖値を上げるためにカテコールアミンというホルモン群が分泌される。
             ↓
 カテコールアミンは人を興奮させたり、いらいらさせたり、攻撃的にしたり、
 不安や恐怖をひきおこしたり、パニック発作を起こさせたり、うつ状態をもたらしたり、
 集中力や自制心をなくさせたり、砂糖への依存を強めたりする。

 犯罪者や非行少年の80パーセントが低血糖症である、というアメリカでの調査結果がある。
 精神病患者の76パーセントに低血糖症が関係しているという報告もある。


◆砂糖は腸の壁をふくらませ、腸壁の透過性を高める。
             ↓
 摂取された食物の分子が大きなままで腸壁を通りぬけて血中に入ってしまい、
 アレルギーなどの疾患を引きおこす。
 とくにタンパク質の分子。


◆砂糖は腸内の悪玉菌や真菌のエサになる。
             ↓
 真菌がはびこると、血液が汚れ、ガンなどの病気のもとになる。
 ガンは真菌から体を守るために生じるとも言われている。


◆悪玉菌や真菌がふえると、腸内細菌のバランスがくずれる。
             ↓
 腸内の免疫力や、排泄作用が衰える。
 腸内で産生されるビタミンがつくられなくなる。


◆砂糖は血液を酸性にする。→ 酸性の身体には真菌がはびこりやすい。
             ↓
 血液のPHバランスを整えるために、体内ミネラルが使われ、消耗する。
 とくにカルシウムが骨や歯から引きだされて利用される→ 骨や歯が弱くなる。


◆砂糖が胃に入ると、食欲が一気になくなる。これを糖反射という。
 空腹時にちょこっと甘いものを食べると、本命の食事を受けつけなくなる。
             ↓
 カロリーばかり増えて栄養はとれないので、栄養失調になる (でも肥満)。


◆砂糖をとりすぎると細胞が壊れやすくなる。
             ↓
 壊れた細胞からヒスタミンなどがたくさん放出される。
             ↓
 くしゃみ・痒みなどの炎症反応を引き起こす。
 アレルギー悪化。


◆砂糖をとりすぎるとドラッグ中毒のようになる。なぜなら、
 カテコールアミンのひとつアドレナリンが酸化してできるアドレノクロムは、
 麻薬のメスカリンと同様のはたらきをし、幻覚を生じさせる。
 白砂糖は脳のアヘン剤受容体を刺激し、ドーパミンを分泌させる。
 α波やエンドルフィンも出る。
 血糖値が急に上がると、セロトニンが分泌される。

 上のどれもが、人間に 「あ~きもちいい!」 という思いをさせるので、
 その快感を何度も求めるようになるのだ。

 悲しかったり、不満だったり、寂しかったり、へこんだりしたときに、甘いものに手が伸びるのは、
 こうやって心を慰めたいからだろう。
 でもこれは一時しのぎの方便で、
 快楽物質が消えれば、またみじめな気分が戻ってくる。
 そしてまた砂糖に手が伸びる、という悪循環。

 
参考にした書籍やサイトは下のとおり。
低血糖症と精神疾患治療の手引―心身を損なう血糖やホルモンの異常等の栄養医学的治療
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hni/menu_1/menu_1-theory2.htm
http://www.rinya.jp/atopy/atp_07.html
http://ameblo.jp/shiawasehennkousenn/entry-11169371563.html



わたしがこれまで、甘いものが好きなクライアントさんに出してよく作用したレメディーは、
Saccharum-officinale, Lycopodium, Chromium-met。

Saccharumは砂糖 (ショ糖) からつくったレメディーで、
愛情不足から甘いものを求める人によく合う。
愛されたいのに、自分は愛されない人間だと思っている。
触れてほしいのに、触れられると拒絶してしまったり。
砂糖をとったあとに急に凶暴になったり、ハイになる子供や、
空腹に堪えられない人は、試してみるといい。

Chromiumu-metは、ミネラルのクロムからつくったレメディー。
クロムは糖代謝に関わる必須微量ミネラルのひとつ。
これが欠乏するとエネルギー不足になったり、糖尿病になったりする。
恥をかいたり、だめなやつだと思われたくないので、
人前でなかなか自分を出せなかったりする人に合う。

Lycopodiumは、ヒカゲノカズラという植物からつくったレメディー。
胃・腸・肝臓のほか、膵臓にもよく作用し、糖代謝の問題に合う。
空腹で悪化して、やたらにたくさん食べて、食べたあとで具合が悪くなったり。
とくに夕方4時ごろに低血糖でふらふらする。
自信がないのに、それを認めたがらないところがあって、なかなか苦しい。
そんなときに、甘いものが食べたくなる人。




実はガガには昨年からずーっとこの Lyc に Calc をコンビネーションしてとらせていた。
受験のことでたびたび自信をなくして不安になっていたので。

それが今ごろ功を奏して、砂糖から離れられたのかな?

ホメオパシーはこんなふうに、あとからじわじわと変化が表れてくることも多い。
粒のレメディーでも、水に溶かしてトントンしてとれば、
毎回刺激が少し変わるので、リピートしても大丈夫。
うちでは焼酎に粒を溶かして液体レメディーにして、
それをトントンしては水にたらしてとっている。

これだ、というレメディーがあったら、
初めは何も変化を感じなくても、何ヶ月かとりつづけてみるといい。
とくに何年もかかってつくりあげた慢性の問題ではね。

ほんとはこういうときは、ホメオパスに相談してほしいけど。



この記事を書きはじめたのは一昨日で、
昨日、ありがたいことに、ガガは志望校に合格した。
応援してくださった方々、ありがとうございました!
しかしその後、一気にチョコやら何やら食べて、
身体がだるいと言っている・・・・・





Sugar, Sugar by the Archies ♪

Sugar, Sugar by Wilson Picket ♪
by homeopa | 2014-02-15 08:51 | 身体のこと

宇都宮さん

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いやあ、よく降った。
と思って、朝起きてみたら、予想したほど積もっていなかった。

マンションの3階にあるわが家では、
風の音と、窓に吹きつける雪の音が生々しくて、
はたしてガガは無事に帰ってこられるのだろうか、
あのマグロのようなタンパク質と脂肪の塊も、この風には浮きあがってしまうのではないかと、
いつになく母親らしい心配をしたのだが、
当人は受験のあと、大学のキャンパスで友だちと雪合戦をしたり雪の上で寝ころんだりして、
存分に楽しんで帰ってきおった。

そして今朝はふたりとも寝坊。
ガガはまだ寝ている。

わたしはそろそろ都知事選の投票にいって、
宇都宮けんじさんの名前をボールペンで書いてこようと思う。



      ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※


都知事選のこと by Hiroyuki Hamada (フェイスブックから転載)
2014年1月24日 23:18
「勝ち負けを優先するから良い事と悪い事の区別がつかなくなるのです。」とポストの中で言ったら、勝たないでどうする?負けでどういうふうに民意が反映される?という意見がありました。僕としては、今までの近代の日本の歴史で選挙で民意が反映された事は無いという現実に注目したい訳です。率直に言うと国民は同じような、権力志向、企業優先、癒着汚職の政治家と官僚達にあの手この手と騙され続けて来た訳です。僕は勝った事なんかないと思うのです。(だいたいなぜ勝ち負けという問題にしたいのか?この仕組み自体が怪しいと思う訳ですがそれはとりあえずまたの機会に。)

戦争は嘘に嘘を塗り固めて国民に押し付けられたし、高度経済成長は他のアジアの国々、アフリカ、中東などの人達の犠牲そして国民の搾取とも言える労働の上に成り立ったし、原発エネルギー政策は原発利権国の圧力そして今の福島、関東、東北などで起きて来る被害そしてこれから10万年に渡って汚染物質を管理する未来の子供達からの借金で成り立った訳です。そして現在そういう諸々の搾取と権力の乱用で世界中でとんでもない貧富の差が出来た。国政も、マスコミも、企業も、官僚もそういう枠組みで物事を測っている。国民にはその枠を超えたオプションはないわけです。戦争にかんしていえば、色々言うけど、結局アメリカの武力で善悪を測るやり方が根底にある。日本は駒なわけです。だから、中国や韓国と腹を割って話合おうという事には、決して成らない。エネルギー政策も脱原発でも推進でも、結局福島の悲劇を生んでいる企業優先、国民切り捨ての状況がいずれ問題になる。あらゆる社会問題の根底はそうした癒着した権力の現状維持と見えない被害者達の痛みの上に成り立っている。

選挙はこの癒着権力、企業優先主義による踏み絵になってしまったのです。僕としてはそんな馬鹿な話は無いと思う訳です。僕はクリスチャンじゃないけど、人の宗教を踏みつけて権力に忠誠を誓わせるような、仕組みは間違っていると思う。癒着権力、企業優先主義に追いやられて本当に苦しんでいる人達を仲間と見て手を差し伸べて、そして世の中の仕組みを根底から、権力志向、グローバルマーケット化による新植民地主義、武力による搾取、抑圧から分け合って、話し合って、人権と平和に基づいた世に変えていく力にイエスと言っていかなければいけないと思う訳です。だから今ある本当の意味での国民のためのオプションはそういう意思のある人に投票する、そしてそういう候補がいなければ、そんな茶番の仕組みには協力出来ませんと棄権する。それ以外の押しつけは権力構造による踏み絵なわけです。ふめば檻の中での自由を約束されるが、真の自由や権利を求める声は抹殺される。なんの記録にも残らない。

細川さんの出馬会見はとても良い所をついていると思います。限りなく拡張していく経済力というのは、限られた資源の地球ではありえないし、原発の問題はもっとも大切というのも正しい。問題なのは、僕はどうしてもこの人が言っている事は権力側に都合のいい改革であって、国民の立場に立った真の意味での変化をしめしているとは思えないのです。もう書いたように、権力側にとっては、力の維持と搾取の仕組みが維持できればグリーンでもエコでも良い。というか、その方が、効率的だし世間体も良い。

アメリカでも同じことがあって、ロムニー怖さからオバマに投票した知識層が続出した。その結果大変な事になった。オバマが大統領になったら市民によるチェックが大幅に減った。国による医療制度が反故になって、記録的な数の移民が追放されて、さいばんなしの抑留制度を盛り込んだNDAAが通って、GMOラベル案は廃止、とんでもない額の援助が犯罪銀行家達に注がれて、世界中に米軍の手が拡がって、大石油会社への援助は続き、環境破壊の激しいフラッキングの数は増し、次世代原発の話は進んで、都市部ではホームレスが記録に増え、警察は軍隊化して、記録的な数の政治犯が抑留されて、大統領自ら参加する無人機による暗殺が問題になって、福島で滅茶滅茶になった日本に秘密保護法、TPP、原発維持とプレッシャーをかけ続けるアメリカになった。

アメリカの場合は奴隷制度に対する潜在的な罪の意識があって黒人の大統領を望む願望があったと思う。(僕もオバマが大統領に成った時はとても感動した。)でもそれを差し引いても、民主党や知識層の人達そしてオバマ候補を支持したあらゆる草の根団体が、その選挙運動の遠心力を押さえて大統領に成ったオバマの方針に反対する力を持つ事はもう無かった。Change, Hope, Forwardといった空っぽのスローガンと嘘と言い訳そして文字通り犯罪が政治の道具になった。そして僕は政治家というのは嘘を平気でつくカルトリーダーのような化け物のような側面があるのを思い知った。

僕達にとって本当の勝利とは何か?僕は権力者達の脅しに屈せず主権者である責任と権利を国民が発揮していく事だと思う。僕達みんなが原発のメルトダウンに爆発そして企業優先主義による構造的な搾取そして抑圧の犠牲者に成りつつある現実の中、権力者達はそれを軍国化、秘密法、TPP、国家戦略特区、と続々と力の維持と正当化に乗り出している。だから皆国会へ集まろう、秘密法を反対しようと若い人も年配の人も、会社帰りの人も声を上げた。権力者達はそれを恐れた。もしかしたら国民が本当に主権者である権利と義務をはたそうとしているのではないかとおののいた。その可能性があるから、権力者達は焦っている。

個人的には今まである権力の仕組みに根を持つ細川さんを信じる事は出来ないから、宇都宮さんに投票した方が良いと思う。でも僕は細川さん支持の人達の辛い選択と信じたい気持ちがわかる。でも僕はくどいようだけど色々知れば知るほど、はっきりと、きっぱりと、取引をせずに主権者としての義務と責任を果たさなくては成らないと思う。

長くなってすみません、最後に人権、平等、自由、そして平和を信じる仲間として細川さん支持の人達とも、宇都宮さん支持の人達とも、これからはもう政治家達に僕達の道を委ねてしまう時代は終わったという感覚を分かち合えればと思います。

すばらしい日本の友人たちへ、明るい未来が開けますように!

以下はこのノートのきっかけになったポストです。

原発の事が選挙の焦点になっていますが、これは良くない事だと思います。詰まるところ原発というのは、縦割りエリート構造が生き残る一つの手段にすぎないわけです。もしこの汚職と搾取の構造が生き残るのならば、べつに風力でも地熱でも太陽でも何でも良い訳です。

でもこれからはふんだくられる。秘密法は法の目をくぐる大企業を助け、TPPその他、多国籍企業に有利な仕組みへの移行、法の改正は一般国民への締め付けに追い打ちをかける。せっかくの技術も人々の工夫や発明も皆お金儲けの道具になる。機械が導入されて皆労働時間がへる。おー皆楽になるなぁ、と思ったら、お金持ちの儲けが増えただけだった。そんな近代搾取の歴史の延長上に僕達はいる。福島はその路線のまっただ中にある。グリーンになってもエコになっても、企業優先主義の政治家達に任せている限り僕達はおなじ路線に居続ける。大負けに負けて本当に脱原発になってもそういう未来が待っている。というか、原発無しにしてやるんだから、これからは辛抱しろということになる。でも脱原発というのも多分嘘だと思う。今まで嘘ばかりだったから。

だから、脱原発とかいっている企業優先主義の政治家達にだまされないでください。

あとこれはもう一度ポストしましたが、選挙の時に勝てないからといって誰かに投票するなというのは、民主主義の根本が分かっていない証拠です。個人の権利と意見の尊重が民主主義の基本中の基本。あなたの一票はあなたのものです。国民主権を守るため国民に出来る事は正直な気持ちを表す事。脅されて意見を曲げたり、計算高くずる賢く悪い人達と取引したりする必要は全く無いのです。勝ち負けを優先するから良い事と悪い事の区別がつかなくなるのです。

子供達のための明るい平和な未来のために意見させていただきました。



★夫・けんじを語る 宇都宮美佐子さん
 外では立派でも、家の中ではろくでなし、みたいな男性が多いなかで、
 宇都宮さんはやさしい。

★「脱原発」はほんとうに争点なのか――トリックアートとしての都知事選
  わたしの感じていた違和感はこれだったんだ。とてもわかりやすい。

★【都知事選】「単身、非正規雇用の高齢者増加に備え政策を」 NPO「もやい」理事長の稲葉剛さんに聞く「首都の争点」
 稲葉さんも宇都宮さんを応援している。
 この状況に取りくむ意志を見せているのは宇都宮さんだけ。

★【東京都知事選】東京五輪・開発計画の現場から
  細川さんは、「無回答」。 何も考えていないのか?

★弁護士の使命 愚直に追究 by 野口景子(弁護士)

★「選挙」を日常の延長線へ by 白石草

★「都知事選候補一本化を呼びかける申し入れ書について」 に対する宇都宮さんの返答

★細川氏はアベノミクスの国家戦略特区を支持している

★アベノミクスに関する浜矩子教授のおはなし
  「いま日本が抱えているデフレ問題は、成長力の不足が原因ではありません。分配がきちんとできていな
  いことが問題なのです。この16%の貧困の中にいる人々がまともな生活をできるようになってこそ、初め
  てデフレから脱却することが可能になります」

★「東京を世界一のブラック企業都市に」する舛添氏、「ブラック企業の新しい成長に点火する」細川氏
by homeopa | 2014-02-09 08:56 | 世の中のこと