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休んでる

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一昨日の朝、目が覚めて布団の上でぼーっとしているときに思った。
わたしは休んでるんだ。
休暇のあいだにやろうとしてできなかったことを、
今やってるんだ。
友だちに言わせると、あの休暇は休暇ではなく修行と呼ぶべきものだそうだ。

だからたぶん、ちゃんと休んだときにぎっくり腰も治るのだろう。
たぶんそれが天のはかりごとなのだろう。

クライアントさんには申し訳ないけれど、
もうしばらくかかりそうだな。
ほんと、すみません。





星屑の街 - 内田勘太郎 ♪







by homeopa | 2016-07-31 20:59 | 身体のこと

鉄剤と便秘

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昨日、一週間ぶりに便が出た。
その前は日に2回くらい出ていたのに、
急にぱたっと出なくなって、
便意さえ覚えなくなって、
どうしてかなあと考えていて、
ふと、鉄剤のせいかもしれないと思いついて、
昨日の朝は鉄剤をとらなかった。

そしたら午後に便意が降ってきた。

こんなに早く反応するものか?
ま、出たからいいけれど。

鉄剤は消化器に負担をかけて、消化不良や便秘や下痢を引きおこす。

そういえば1週間ほど前から、
朝起きると胃のあたりが不快で、口の中がまずかった。
とにかく食べなくちゃということで今までの人生でなかったくらい食べていたので、
胃が悲鳴を上げているのかと思ったけど、
それよりも鉄剤のせいだったのね。
だって、この1年半ぐらいずっとたくさん食べてきて、こんなことはなかったもの。
1ヶ月前から毎朝1錠ずつ飲んでいた鉄剤の負担が、
たまりにたまって今、形をとって現れたということだろう。

鉄剤の鉄は化学合成した無機鉄。
レバーなどに含まれる鉄は有機鉄。
身体には有機鉄のほうが自然になじむ。
しかも鉄剤の鉄の濃度は不自然に高い。

そもそもミネラルやビタミンは、
非常に微細な濃度で、ありとあらゆる働きをするようになっている。
身体から生み出されるホルモンや酵素と同じように。
身体というのはそれくらい精妙にはたらくものなのだ。

いいものは多くとればいい、みたいな発想が、
人間社会では横行しがちだけれど、
その発想で動くと、
この繊細で精妙な身体を傷つけることになる。
つくづく、ごめんね、my body。

鉄分の身体への吸収率はたったの8パーセントなので、
食べ物だけでは必要な鉄分を供給できない、とか言われるけれど、
そもそも吸収率が8パーセントなのは、
それぐらいで十分だからだろう(健康体では)。

やっぱり必要な栄養は自然な食べ物や水や空気からとるのがいちばん。
鉄の場合はビタミンCを含む食べ物も一緒にね。

またひとつ体験から学ばせてもらった。
ありがたや、ありがたや。



それはそうと今日は都知事選の日。
一向によくならないぎっくり腰のこの身体で行けるかなあ・・・・
上杉さんに入れたいんだけど。








by homeopa | 2016-07-31 10:05 | 身体のこと

レバーとトンカツ

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休暇から帰ってから人に会うたびに 「またやせたね」 と言われた。
たしかに行く前にくらべて体重は減ったけど、
ほんの1キロぐらいだ。
それでもそんなにやせて見えたのは、
かなり体力を消耗して、しなびたように見えたからだろう。

すでに書いたとおり、地域の草刈りは拷問のようだったし、
東京にくらべて向こうの毎日の生活が身体にきついものだったのは事実だ。
食料の買い出しも、シャワーの準備も、ゴミ出しでさえも、
重いものを持ってたくさん歩かなければならない。
食事をつくるときも、
カセットコンロのボンベの消費を少しでも節約するために、
七輪で火をたいたりしたので、
そのための燃料を集めたり、
火をたいているあいだはずっとそこに座って小枝をくべたりしなければならない。
コンロのスイッチをかちっと押してあとはお任せ、とは行かないのだ。
(今回はネットで洗濯機を注文して向こうに送ってもらったので、おむつの洗濯は格段に楽だった!)

なのにリゾートホテルに泊まって優雅にリラックスみたいな休暇を予想していたのは、
なんとも甘いというか、読みが浅いというか、おめでたかった。
いつものことだけど。

結果的に、休暇の前よりあとのほうが疲れていた、
という漫画みたいな結末になった。



そうそう、今回は七輪が大活躍した。
といっても炭は使わなかったけど。
七輪で燃やしたのは、その辺に落ちている枯れ枝。
お湯をわかすのはもちろん、
これでお好み焼きをつくったり、カレーをつくったりした。
下はお好み焼き第一号。
完全に黒こげ。
火の調節がまだうまくなかったのと、
フライパンの下から出る煙と中から出る煙を見分けられなかったのが敗因だ。
でも第二号をつくるころには火の調節もうまくなっていて、
とても美しいお好み焼きができた(証拠写真を撮らなかったので、だれも信じないだろう)。

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七輪にはガスコンロの五徳を置いてつかった。
そのほうが空気の通りがいい気がして。
燃料の小枝は、鍋と五徳のすきまから入れたり、
鍋をちょっと持ちあげて入れたりした。
ちょこちょこ燃料をくべられるので、慣れてくると火の調節ができるようになる。
これも小枝を燃やすことの利点。
しかも薪割りみたいな男仕事が不要なので、大助かり。
そのかわり、一日で集めた小枝はほぼ一日で消費してしまうので、
毎日集めてこなければならない。

七輪は火と鍋の距離が近いせいか、
下の煉瓦のロケットストーブよりも同量のお湯が短時間でわくような気がした。
要するに燃費がいい。
しかも距離が近いので、炎の出ない熾火でもいろいろ温められる。
 
そして何よりも、使えば使うほど、火を燃やすのが楽しくなった。
わたしはやっぱりサルではなく人間なのだ。




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◆貧血

拷問のようだった草刈りのあと、
やっと動けるようになってもなかなか体力が回復しなかったのは、
上に書いたような毎日の生活のせいもあるけれど、
もうひとつ、貧血という要素があることに、
ある日気づいた。

そういえば二十代のころ献血をしようとしたとき、
「血が薄すぎるからあなたの血は使えない」と言われて帰されたりした。
もともと貧血の傾向があるのだろう。
そこにもってきて今はガンという病気も加わり、
余計にその傾向が強まっているのだろう。

ガンと貧血の関係について、面白い記事を見つけたので、
下にリンクを貼っておきます。
貧血の人はガンになりやすく、ガンの人は貧血になりやすい、と書いてある。
https://大腸がん闘病記.jp/the-account-of-a-prostatic-cancer-struggle-against-disease/貧血とガン.html#kankei


ともかく、貧血対策をしなければと思い、
友だちに頼んで鉄や銅をとるのによい食品をくわしく調べてもらった。
そして次に買い出しに行ったときに、
それらの食品をたくさん買いこんできてせっせと食べた。

  ごま、大豆、きな粉、いりこ、レバー、油揚げ、かつおぶし、納豆、青のり、
  焼きのり、ひじき、こんぶ、松の実、イカ、タコ、干しエビ、カシューナッツ・・・

貧血、と思ったとき、真っ先に思い浮かんだのがレバーだった。
いつか高熱を出したあとも、レバーを食べて元気になった実感があったからだ。
それでスーパーに行くたびに焼き鳥のレバーを6本ぐらい買ってきて、
チイちゃんちの冷凍庫に保存してもらい、
毎朝1本ずつ取りにいって食べたりしていた。


◆栄養不良

それから、上の情報を教えてくれた友だち(ホメオパス)に、
「貧血もあるけど、全般的に栄養不良なんじゃない?」といわれた。
たしかに。

なにしろ、こんな大きな腫瘍をつくって、
そこから絶えず漿液や膿汁や血液を出しつづけるためには、
たくさんのミネラルやビタミンやタンパク質などが使われているはずだし、
出てくる体液の中にもそういう栄養素が漏れ出ているはずだ。

実際、ガンが皮膚をやぶって出てきて汁が出はじめてから、
小食だったわたしの食欲は増大した。
とにかくよく食べる。
そうやって、腫瘍以外の部分にも栄養をおぎなおうとしているのだろう。
でも太らない。
腫瘍以外の部分に必要な栄養が行きわたるには、
まだまだ足りないのだろう。

「草刈りの疲れがなかなか抜けない」とこぼしたときに、
「肉を食べなきゃダメよ」とチイちゃんに言われていたのもあって、
友だちに栄養不良ではと言われたとき、
真っ先に浮かんだのがトンカツだった。
スーパーに行くと、トンカツ弁当を買って休憩所で食べ、
総菜のトンカツを買ってきて、その晩と翌日のおかずにした。

以来、レバーとトンカツと山盛りの千切りキャベツを頻繁に食べている時期があった。
どれもおいしかった!

鉄とビタミンB12と葉酸の入ったサプリを買い、
毎朝一粒飲んでみたりもした。

どれが効を奏したのかわからないけれど、
そのうちだんだん体力がついてきた。

肉は身体を酸性にするし、
総菜売り場のトンカツに使われる油はそんなにいいものではないだろうし、
まぶしてあるのは小麦だ。

食事でガンを治す、みたいな本に書いてあることからすれば、
トンカツなんてとんでもない!
ってことになるんだろうけど、
おいしかったし、実際元気になったような気がしたので、
ま、めでたしめでたしかな。

もともと粗食系の食事ばかり好んでしてきたわたしが、
今こういうものを食べたがるというのも、
身体が要求しているからだろう。
あるいはヨネコさんとセッちゃんが。

いずれにしても、おいしく、楽しく、感謝して食べること。
食事はそれに尽きると思う。



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ガンというと、断食が薦められることが多いけれど、
今のわたしが断食をしたら、
腫瘍以外の部分の組織や筋肉に栄養がまわらなくなって、
生命の危機に瀕するんじゃないかと思う。
実際、1年くらい前に一日断食をやってみたら、
翌日、布団から起き上がれなくなってびっくりした。
発病以前に一日断食をやったときは、
翌日、爽快だったのに。

もっと腫瘍が小さくて、
こんなに患部からの排出が多量でない場合は、
断食が有効なのかもしれない。
断食によって内臓の解毒排出作用が促進され、
腫瘍にまわされる栄養がストップされて腫瘍の元気がなくなるという点で。

でもわたしのような状態ではやっぱり無理があるかも。
ガンと一言で言っても、ケースバイケース。
ガンはすべてのケースが例外だ、とどこかに書いてあったけど、
ほんとにそうだなあと思う。



今回、ぎっくり腰になって、
なかなか回復のきざしが見えず、
一昨日の夜はなんだか泣きたくなった。

同時期に、両足を一度にねんざする(片足は骨折だった)という離れ業をやってみせた友だちは、
あれよあれよという間に回復している。
やっぱり組織が健康で全身にエネルギーが活発に流れているとこうなんだ。
と改めて痛感した。
うらやましいけれど、
焦らず、自分なりの治癒力を信じて待とうと思う。

この記事はだいぶ前に八割方書きおえていたけれど、
それを仕上げられたのだから、
やっぱりだいぶ回復してきたのかな。
まだひーひー言っているけれど。

今回もいろいろな人のお世話になり、
いろいろな人の優しさに触れました。
ありがとうございます!




All by myself - Bridget Jones.flv ♪



    

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わたしがぎっくり腰でうなっているあいだに、
世の中ではこんなことが起こっていたのね。

今朝のIWJのメールマガジンから転載します。
それにしても、自民党の方々って、いったい何を生き甲斐に生きているんでしょう。

(以下 コピペ)
 おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 7月26日未明に神奈川県相模原の障害者施設「津久井やまゆり園」で発生した大量殺人事件から、今日で5日が経過しました。逮捕された植松聖容疑者が「措置入院」中だった2月20日、病院の担当者に「ヒトラーの思想が2週間前に降りてきた」と話すなど、新たな事実が次々と明らかになっています。

※植松容疑者 措置入院中に「ヒトラーの思想がおりてきた」(NHK、2016年7月28日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160728/k10010612111000.html

 今回の事件は、被害者の人数が19人という数の多さもさることながら、知的障害者という「社会的弱者」が対象になったことに大きな特色があります。この事件は、ただの殺人事件ではなく、「ヘイトクライム」に他なりません。

※2016/07/28最悪の「ヘイトクライム」発生!相模原の知的障害者施設で19人殺害--容疑者は衆院議長公邸に「障害者は安楽死」求める手紙を持参した過去も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/321304

 ヒトラーが率いたナチス・ドイツは、「優生思想」にもとづき、障害者や精神疾患者を一方的に「生きるに値しない命」などと規定し、大量に殺戮しました。植松容疑者は、大島理森衆議院議長に宛てた手紙の中で、「私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です」と記しており、「ヒトラーの思想」すなわち「優生思想」に強い影響を受けていたことをうかがわせます。

 この凄惨極まる殺人事件に関して、各国政府は即座に声明を発表。米国のケリー国務長官は「愛する家族を亡くした方々に、心からお悔やみ申し上げます」と発言。ロシアのプーチン大統領は、「障害者を狙った残忍さに動揺している」と記された弔電を安倍総理に送りました。

 しかし、当の日本政府および安倍総理は、現在に至るまで、この事件に関して、ナチスを彷彿とさせる「優生思想」の蔓延に警鐘を鳴らすのではなく、「(事件の)真相解明に全力をあげる」とだけ述べています。この発言は、今回の事件を通常の刑事事件、あるいは心を病んだ人間の特殊な犯行と考えているもので、知的障害者に対する「ヘイトクライム」であるという事件の本質を外したものです。

 それどころか、自民党の内部からは、信じがたい発言が飛び出しました。自民党の山東昭子参議院議員は7月28日、山東派の派閥の会合において、相模原の殺人事件について、「犯罪を主張した人物には、GPSを埋め込むことを検討すべきだ」と主張したと、テレビ朝日が報じています。障害者の人権が踏みにじられたというのに、この事件をさらなる人権制約の口実にしようというのです。

 さらに、テレビ朝日によると山東氏は、「人権という美名のもとに犯罪が横行している」との持論を展開したとのことです。植松容疑者が行った犯行は、「人権という美名のもとの犯罪」なのでしょうか?まったく逆です。障害者の生存権という人権を、暴力をもって踏みにじったのが容疑者の行為です。人権の尊重とは、まったく逆のベクトルを向いているのは明らかです。山東氏は、なぜこんな歪曲を行うのでしょうか!?

※「犯罪ほのめかす人にはGPSを」元副議長が持論展開(テレビ朝日、2016年7月28日)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160728-00000044-ann-pol

 政府が「疑わしい」と目をつけた人物には、犯罪を犯していなくても、GPS(全地球測位システム)による監視装置を体内に埋め込んでしまう。いったいこの国の国民の基本的人権はどうなってしまうのでしょうか。山東氏の発言からは、自民党の恐るべき本音がかいま見えます。

 IWJでは、相模原で発生したこの最悪の「ヘイトクライム」に関して、引き続き取材を継続しますので、どうぞご注目ください。



by homeopa | 2016-07-29 17:54 | わたしの乳ガン

ぎっくり腰再来!

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側溝にはまって傷めた脚腰がやっとよくなってきたかなとおもったら、
またぎっくり腰になりました!
今回はぎくっとやった記憶がないのですが、
数日前から、前回のぎっくり腰の症状と同じ症状が少しずつ出はじめて、
今はピークです。

もしかしたら前回治りきっていなかった症状を、
身体が出しきろうとしているのかもしれません。
動いたり歩いたりはもちろん、長い時間椅子に座っているのもしんどい感じです。
この記事もちょっとヒーヒー言いながら書いています。
でもとりあえず、お知らせしておかなければ思って。

今後の回復ぶりにもよるのですが、
こんな状態なので、しばらく直接相談はお休みさせていただき、
座っていられる状態であれば、電話相談かスカイプ相談で対応させていただきます。

また、普通の速度で動くことが不可能なので、
お電話でお問い合わせいただいても、
電話に出るまでに日が暮れてしまいます。
お問い合わせはメールかファクスでお願いいたします。

かわいいけれどポンコツのこの身体のせいで、
毎度毎度、ご不便をおかけして申し訳ありません。

どうぞよろしくお願いいたします。








by homeopa | 2016-07-28 11:53 | 身体のこと

美麻のトイレ

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休暇中、何かやりたくてウズウズしてくるときは、
たいていトイレのことを考えていた。
なんとも居心地の悪いトイレなのだ。


まず床に敷かれた木目模様のビニール。
床があまりにも傷んでいるので、
それを隠すために敷かれたのだろう。
でもわたしはこういのがいちばん落ち着かない。
一時しのぎのフェイクな安っぽい合成品が。
そこでビニールを全部はがして、
はさみで小さく切って捨てた。
これは大した労働ではなかったので、
そんなに身体や腰に負担はかけなかったと思う。

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案の定、下の床はかなり痛んでいた。
でもわたしの感覚からすると、
木目模様のビニールをかぶせた状態よりはるかにまし。
いずれにしても、床は板張りにするつもりで板を買ってあるし。

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そして下は前にも載せた写真だけど、
手前の男性小便用のパートと、
奥の男性大便用&女性用のパートとのあいだに仕切りがある。
このおかげでトイレが狭苦しいし、
今後、床に板を張るときも面倒になる。
だからこの仕切りを取りはらった。

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ほら、こんなに広々と開放的になった。
問題は、仕切りをはずすところまではよかったけれど、
はずしたドアがやたらに重かったこと。

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これは側溝にはまって少したったころのことで、
重いものを持つのがいちばん腰の負担になるのはわかっていた。
でもせっかくはずしたドアをそこに置いておくのは、
ちょうどいい具合にできあがったスクランブルエッグをフライパンに置きっぱなしにするような、
非常に残念な処置だ。
だから全力を振りしぼってドアを持ちあげ、
下にタオルを敷いてずるずると引きずり、
隣の部屋に運んだ。

腰が小さな悲鳴を上げたのがわかった。
もしあのドアを放置していたら、
今ごろは腰もすっきり治っていたかもしれない・・・・
とこんなことを書くと、
もうだれもわたしの知性と理性を信用しなくなるかもしれない。
わたしはとっくに信用するのをやめたけど。




もうひとつの落ち着かない原因が、
壁のペンキの塗り方。
元の住人であるおじいさんが、
マスキングテープも貼らずにちゃっちゃか塗ったらしく、
こんなふうに木工部にはみだしている。

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しかも塗りむらがすごい。
いかにもしろうとのやっつけ仕事。
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ある晩、午前1時ごろに目が覚めてトイレに座ったら、
なんとなく目の前の壁を爪でひっかきたくなった。
ひっかいたら、
ペンキの層かペロ~ンという感じではがれた。
やりだしたら止まらなくなって、
どんどんはがしつづけた。
午前1時に。

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ペンキの層をはがすと、
下にはボール紙のような材質の壁があった。
石膏ボードというものだろうか?
他の部分の状況から判断して、
最初はこの上に壁紙が貼ってあったらしい。
それが破れたか汚れたかして、
おじいさんがそれをはがし、
白いペンキをちゃっちゃかちゃっと塗ったようだ。
この材質だからよけいに塗りむらがひどくなったのかな。

ともかく、このボール紙のような壁を見てから、
なぜか急にワクワクしてきた。
ペンキを塗るのではなく、和紙を貼ろうか。
近くに生えているカヤを刈ってきて乾燥させ、それを貼りつけようか。
(このアイデアを話したら、あまねのブルースさんが、
あまねの屋根裏に乾燥したカヤが10束ぐらい置いてあるので、
それを使わないかと言ってくださった。
日を増すごとにこのカヤに惹かれてきている)




もうひとつ気になっていたのが、
男性用小便器。
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これをどうしてもきれいにしたくなって、
スチールたわしを買ってきて、
ごしごしやった。
茶色くこびりついた尿の汚れに、
クェン酸が大活躍した。

でも陶製の網みたいなものの向こうに、
茶色い魔界が見える。
やるしかないでしょう。
深呼吸してから網みたいなものを持ちあげてみると、
案の定、その向こうの穴は茶色いもので覆われていた。
五感を無感覚にして、
そこもごしごしやった。
でも陰毛が出てきたときには、
さすがに五感も想像力もよみがえり、
おじいさんが用を足す姿が目の前に浮かんできた。
それでもやめなかった。


そしてこのとおり、
とてもきれいになった。
なめられるくらい。
なめないけど。


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この便器をこんなにきれいにしたかったのには、
いろいろ理由があったけれど、
そのひとつは、
ここに花を飾りたかったから。

こんなふうに。
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こうなってみると、
男性用小便器がまるでこのために据えつけられたように見えるから不思議だ。

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いろいろ進展があったので、
何よりもトイレアート第一作に気をよくしたので、
床板を3枚だけ張ってみた。

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電気ドライバーがあれば、
床板をねじ釘で固定するなんてあっという間だろうと思っていたけど、
その電気ドライバーを使うこと自体が初めてのこと。
なんでも初めてのことは、
コツを飲みこむまでに時間がかかる。
結局この3枚の床板を固定するのに、
40分ぐらいかかってしまった。

でも3枚張っただけでも、
未来の展望が見えてきた。
きっとここは落ち着く部屋になるだろう。
広い畳の寝室に飽きたら、
気分転換にここで寝てもいい。
ぼっとんトイレなのでちょっとくさいけど。

というわけで、
このトイレにはだいぶ遊ばせてもらった。
ありがとう。
また今度ね。






by homeopa | 2016-07-19 21:50 | こだわり

うぐいす餅わらし

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今回の美麻の滞在では、よくお香をたいた。
自分も好きだし、この家に住んでいる (かもしれない) 霊たちも、
心がなごむかもしれないと思って。



ある日、食料の買い出しに行って帰ってきた夕方、
家の中で洗濯物を干そうとしていたら、
「どこ行ってたの?」と甲高い女の子の声がした。

え、チイちゃん?
と思って、
縁側の窓ガラスを開いて外をきょろきょろ見てみたけど、
チイちゃんの姿はない。

その晩、夢を見た。
わたしが洗濯物を干していると、
ふすまの影から子どもがちらりと顔をのぞかせた。
わたしが近づこうとすると逃げるので、
ふすまのまわりをグルグル追いかけっこになった。

やっとつかまえてみると、
花柄の着物を着たその女の子は、
顔がうぐいす餅みたいな鮮やかな緑色で、
うぐいす餅みたいに粉をふいて見える。

うぐいす餅みたいにぷっくらふくらんだ楕円形の顔に、
びっくりまなこ、赤いおちょぼ口、髪は頭のてっぺんから数本ひょろひょろ生えている、
というなんとも珍妙な顔つきの子どもだった。

わたしはうぐいす餅みたいな顔を思わず両手でそっと包んでみた。
お餅みたいにしっとりと冷たかった。
でも粉は手につかなかった。

子どもの顔を両手で包みながら、
「あなたはだれ?」
ときいてみたけど、
女の子は目をきょろきょろさせるだけで答えない。
そしてちょっと油断したすきに、
するりと逃げだして、どこかに消えてしまった。

それで夢は終わり。




夕方、洗濯物を干しているときに聞いた声は、
この女の子の声だったのだろうか?

洗濯物を干していたら声がした、
というのは現実に起こったことではなくて、
そこからもう夢だったのだろうか?

いずれにしても、あの顔はずっと忘れないだろう。
それぐらい変てんこで、笑っちゃう顔だった。






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はなし変わって、
わたしが美麻に滞在していた最後の時期に、
友だちが松本で二泊三日の座禅断食をしてきた。

昨日そのはなしを聞いて、それも興味深かったけど、
その座禅断食を始めたお坊さんのはなしがまたとてもいいので、
下に動画のリンクを載せておきます。
https://youtu.be/h7Hi8tFaNW4
長いけれど、興味のある方はぜひ最後まで。








by homeopa | 2016-07-19 09:33 | おもしろいこと

おまえはバカか!

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(まだ美麻の写真は現像していないので、以前に撮った写真を)



どうしていい休暇を過ごしたのに腰や脚がびょんびょん弾んでくれないのか。
それについて書こうと思う。
これは今回の休暇のテーマのようなものかもしれない。

休暇に出る前、わたしは大河の水面にゆらゆらと浮かんで流れていくような日々を予想していた。
でもふたを開けてみたら、ゴーカートで急カーブを下るような日々だった。
だれのせいでもなく、自分のせいで。




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まず、美麻に着いた翌日の地域の草刈りが、
はんぱなくつらかった!
参加するのはこれで3回目だけど、
あんなにつらいと思ったのは初めてだ。

男性陣が草刈り機で草を刈り、女性陣がそれを集めて近くの沢に投げすてるのだけれど、
途中から、草を積んだ手箕(てみ)を持って立ちあがろうとして、
びくりとも身体が動かないことに気づいた。
立ちあがって歩けと頭は命令しているのに、
どこかで身体がその信号を遮断してしまった感じ。

その前に発熱やぎっくり腰であまり身体を動かさない時期が続いたので、
体力・筋力が落ちているのは自覚していた。
その状態で自分の能力以上の労働を要求されて、
身体がストライキを起こしたのだろう。

それでも地区長さんが頻繁に休憩時間を設けてくれたので、
そのたびに気を取りなおし、身体をなだめすかして、
なんとか最後まで続けることができた。
最後はほとんどゾンビだったけど。





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そのあと三日間、あまりにも疲れてまったく動けなかった。
いったん腰を下ろすと、
次に立ちあがるまでに何時間もかかる。
だからほとんどの時間、
揺り椅子に座ってぼーっとして過ごした。

いま思えば、休むという点では申し分のない日々だったけれど、
わたしの中では不安が渦巻いていた。
なにしろ生まれて初めて感じる、
地の底に引きずりこまれたような疲労感。

これはただの疲労?
それともガンという病気に特有の消耗感?
このまま生命力が枯渇してしまうの?




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さいわい、四日目にはだいぶ身体が動くようになった。
あんなに疲れても回復できるんだ。
と、うれしくなった。
そしたらやりたいことが次から次へと浮かんできた。

畑の準備を始めたいし、
トイレの仕切りのドアをはずしたいし床もなんとかしたい、
浴槽のカメムシの汁のシミもきれいにしたい。

といっても疲労から完全に回復したわけではないので、
いざ始めてみると、すぐに疲れる。
そこで休めばいいのに、
キリのいいところまで、とやり続けて、
毎晩、布団に入るときには、
「ああ、疲れた! 今日もがんばりすぎた」
とつぶやくことになる。
休むつもりで来たのに、ぜんぜん休めていない。

そんなことが三日ぐらい続いたとき、
ちょっと自分と向きあってみたら、
どなられた。
「おまえはバカか!」




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それでやっと目が覚めた。
そして決意した。

疲れているときは何もしない。
何かしていて疲れたらすぐ休む。
今回の滞在では何も達成しなくていい。
とにかくここの空気や緑や鳥のさえずりをじっくり味わい、
何もしない時間を楽しもう。

ということで、翌日はごはんを作ったり洗濯をしたり本を読む以外、
何もしないで過ごすことにした・・・・はずだった。

ところが11時過ぎにふと時計を見たときに、
「まだ12時のバスに間に合う・・・」
という考えが浮かんできた。
要するに、買い出しに出かけようという考えだ。
ちょうど果物がなくなったところだし、と。




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あの家から買い出しに出かけるということは、
20~30分かけて舗装路をくだり、
バスに乗り、
買いものをしてまたバスに乗り、
バスから降りたら、
野菜や果物が詰まったずっしり重い車輪つきのスーツケースを引っぱるか押すかしながら、
30~40分かけて登り坂の舗装路をのぼるということだ。

あの時点で、欠けている食材は果物だけだった。
がんばって出かける必要は何もなかった。
なのにわたしは出かけた。

バカは死ななきゃ治らない!



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死ななきゃ治らないバカでも、
もう一度チャンスを与えてみようと宇宙は思ったのかもしれない。

バス停のすぐ前には側溝があり、
そこに橋のように金属のグリッドが渡してある。

買いものをして帰りのバスを降りたわたしは、
そのグリッドの端っこを渡ろうと左足を踏みだした。
でもそこにはグリッドはなかった。
ただ草が生えているだけだった。
草がたくさん茂っていたので、
グリッドがそこで途切れていることが見えなかったのだ。

わたしは足を踏みはずし、
横ざまに倒れて側溝にすっぽりはまった。
こんな感じ↓

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倒れた拍子に、
尾てい骨の少し上の骨(仙骨?)を側溝の縁にぶつけた。
ショックと痛みでしばらく動けず、
側溝の中から空を見あげていた。
横をすごいスピードでビュンビュンと車が走りすぎていく。
田舎のドライバーはなぜか飛ばすのだ。

「わかりました、今度こそわかりました」
とわたしは宇宙に向かってつぶやいていた。



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以来、何もしない時間をやっと本気で味わおうとするようになった。
何もしないでいると、
しばしば動きたくてムズムズしてくる。
でもそのとき身体のキモチに注意を向けてみると、
ムズムズしているのは身体ではなくて、
頭だということもわかってきた。

つまり本当に動きたいわけではないのだ。
今の自分に何か不足や不満を感じていて、
あそこに行けばそれが満たされるかもしれない、
あれができあがればそれが満たされるかもしれない、
と頭が妄想しているだけなのだ。

本当に自分を満足させられるとしたら、
それは今ここでしかあり得ない。
未来も過去もまぼろしだから。



今回の休暇では本を二冊持っていった。
一冊は、『これならできる! 自然菜園』
もう一冊は『The Power of Now』

『The Power of Now』を通して読むのは3回目だけれど、
読むたびに新たな発見があって、
理解が深まる。
何度でも何度でも読みたい本。
このころ体験していたことと、この本で読んでいたことが折々重なって、
自分の頭の妄想のからくりを実感することができた。

それでもいまだにバカだけど。


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とまあ、そんなわけで、
仙骨の打撲の腫れはわりとすぐにひいたのに、
そのうち、歩くときに右脚に体重がかかると、
右の仙腸関節のあたりが痛くてふつうに歩けなくなった。

それが少しずつ悪化して、
今は右股関節~右膝にかけても痛みが出ている。

ふだんのわたしの歩行速度がゴキブリ並みだとしたら、
今の速度はカタツムリ。
赤ん坊みたいにヨタヨタと歩いている。
モデルさんみたいな歩行は絶対不可能!
びょんびょん弾むことも不可能!

このことについてはまた後日、書きます。










by homeopa | 2016-07-16 17:14 | ボケ

銀バエ

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休暇から戻ってきました!
長いお休みをいただき、ありがとうございました。
メールでのお問い合わせやご予約には今日から応じられますので、
何かご用のある方はどうぞ。


さてそれで、予想どおり弾むゴムまりのようになれたかどうかですが・・・
あいにく、心はびよんびよんと弾んでいるのに、
身体が弾んでくれません。
元気ではあるんですが、文字どおり弾めないんです、腰と脚が悪くて。
だから弾むゴムまりは半分だけ実現した感じです。
このことについてはまた後日、別の記事で。


今回の記事は、前の記事とのつながりで、
くさいわたしのこと。
東京に帰ってきてこのブログを開いたら、
出てきたのが「くさいわたし」というタイトルで、
笑っちゃいました。
そろそろ帰ってきたかな、ブログをアップしてるかな、
とか思ってアクセスしてくださる方々も、
そのたびに「くさいわたし」というタイトルを目にしていたのかと思うと、
おかしいような申し訳ないような。


今回は生きているカメムシには一度も遭遇しませんでした。
カメムシの死骸はときどきどこかからポトンと落ちてくることはありましたが、
匂いはないので、家もあんなにカメムシがいたのがうそのように無臭でした。


今回、頻繁にたくさん目にしたのは銀バエ。
ぷっくりふくれたおなかが青色に光るあのハエです。
ブーン、ブンブン!!とうるさい音を立てながら飛びまわり、
いかにも自己顕示欲が強そうなその様子が、
暴走族と似ているなと思い、
そういえば暴走族にそんな名前のグループがいたような・・・
と思ってググったら、
「横浜銀蝿」は暴走族ではなくロックンロールバンドでした。

いずれにしても、うっとおしい。
それに銀バエは糞便や動物の死骸や腐敗したものにたかることが多いので、
衛生面からもなんとなくイヤな印象があります。

この銀バエが、ブーン、ブン、ブン!!とわたしのまわりを飛びまわっては、
やたらに左胸や左腕に止まるのです。
彼らの大好きなウンコや腐った有機物に通じる匂いがするのでしょう。
そんなことが毎日続くうちに、
なんだかウンコの気持ちがわかるような気がしてきました。

毎日うっとおしいだろうな、気が滅入るだろうな。
でも反面、少し誇らしいんじゃないかな。
なぜってあのうるさい銀バエも、
ウンコに止まっているあいだだけは静かなのだから。
実際、わたしの腕や胸に止まっているときも静かなのです。

自己顕示欲のカタマリのような銀バエを、
一瞬でだまらせることのできるこのわたし、あのウンコ。


とはいえ、わたしの左胸に止まってその匂いにうっとりと酔いしれている銀バエの顔を見ていると、
思わず「殺すぞ・・・」とつぶやいている自分がいました。
そして実際、3秒ほど数えてから、パン!と手でハエをたたきつぶそうとする自分もいました。
(さすがに胸はたたけないけど、腕とか)
もしほんとにグチャッとつぶしちゃったら、どうするつもりだったんだろう?
ああ、気持ち悪い。

なんでしょうね。
わたしの中のサディスティックな衝動を刺激するのです、やつらは。
カメムシにこういう衝動を覚えることはまずないのですが。


ともかく、自分の中のサディストにも遭遇することのできた、
なかなか密度の濃い休暇でした。
密度が濃いだけに、何から書いていいのかわかりませんが、
まあ、ぼちぼちと。








by homeopa | 2016-07-15 14:09 | おもしろいこと