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life is easy



Jon Jandai さんというタイ人男性のTEDでの発表 --- 「人生は簡単なもの」
これだけ当たり前のことを、これだけシンプルに直球で言われると、
なんだか感動します。
以下はその文字おこし。

----------------------------------------------------------
今、私には、みんなに言いたいと思っていた言葉があります。
それは「人生は簡単(easy)だ」という言葉です。
人生はとても簡単で楽しいものです。

以前はそうは考えませんでした。
バンコクにいたころは、
人生はとても大変で複雑だと思っていました。

私はタイの東北部にある貧しい村で生まれました。
子供のころは、すべてが楽しくて簡単でした。
でもそのうち村にテレビが来て、人々が来て、
その人たちが言うのです。

「あなたたちは貧しい。あなたたちは成功する必要がある。
 成功するにはバンコクに行かなければならない」

私は嫌な気持ちになりました。
自分は貧しいと思いました。
だからバンコクに行かなければならなかった。
でもバンコクに行くと、何も楽しくない。
勉強しなければならないし、たくさん働かなければならない。
そうすれば成功します。

私は少なくとも一日8時間、一生懸命働きました。
でも食べられるものは、
1回の食事で麺類を1杯とか、炒飯だけです。
住むところも狭い部屋に大勢の人が寝るので、
とても暑い。

そこで自分に問うようになりました。
一生懸命働いているのに、なぜ私の人生は大変なんだ。
何かがおかしい。
私は多くを産みだしているのに、
十分なものを得られない。

私は大学で勉強しようとしました。
大学で学ぶのは大変です。
とても退屈だから。
大学で学ぶ内容を見てみたら、
ほとんどが破壊的な知識です。
私から見て大学には生産的な知識がありませんでした。

たとえば建築や工学を学ぶと、
より多くのものを壊すのです。
そういう人たちが働くと、
より多くのものが破壊される。
○○のすばらしい土地がどんどんコンクリートで覆われます。
もし農業を学べば、
いかに土地や水を毒するか、
いかにすべてを破壊するかを学びます。

私は自分たちのしていることがすべて、
とても複雑だという気がしてきました。
単に物事を大変にしているだけだと。
人生は大変でした。
私はがっかりしました。
そしてなぜここに、バンコクに、いなければならないのかと、
考えはじめました。

子供の頃を思い出すと、
8時間も働く人はだれもいませんでした。
1日2時間、年に2カ月だけ働きました。
米を植えるのに1カ月、収穫するのに1カ月。
残りは自由時間です。10カ月の自由時間。

だからタイではお祭りがたくさんありました。
毎週月曜日がお祭りでした。
自由な時間がたっぷりあるからです。

そして昼間はみんな昼寝をしました。
今でも○○に行けば、みんな昼食のあとは昼寝をします。
そして目を覚ますと、人の噂話に花が咲く。
それだけ時間があったのです。

でも時間があるから、自分を生きる時間もあります。
自分を生きる時間があると、自分を理解できます。
自分を理解すると、自分が人生に何を求めているかわかります。
多くの人が、幸せを求め、愛を求め、
人生を楽しみたいと思います。

そして生活に美を見いだします。
その美をいろいろな方法で表します。
ナイフの柄に飾りを彫る人もいれば、
かごを編む人もいる。

でも今はだれもそんなものを使いません。
だれもそんなものを作れません。
どこでもみんなプラスチックを使っています。

私は何かが間違っていると感じました。
こんなふうに生きつづけるわけにはいかない。
だから大学をやめ、故郷に戻りました。

故郷に戻ると、
子供の頃に人々がしていたような生活を始めました。
年に2カ月だけ働くようになりました。
それで4トンの米が収穫できます。
うちの家族6人が1年間に食べる米は半トン以下です。
だから米を売ることができました。

さらに池をふたつ掘って、魚を飼いました。
1年分の魚がそこで捕れます。
それから半エーカーほどの畑を作り、
毎日15分ほどその世話をしました。
その畑で30種類以上の野菜ができます。
6人家族ではそれを食べきれないので、
それを売って、少しの収入を得ます。

なんて簡単なんだと思いました。
7年もバンコクにいて、一生懸命働いて、
それでも満足に食べるものもなかったのに、
ここでは年に2カ月、1日15分だけ働いて、
6人の家族が食べることができます。
簡単なことです。

それまで、私のように学校で良い成績を取れない愚か者は、
家など持てないと思っていました。
僕より賢くて、クラスで一番の成績を取る人が、
給料のいい仕事をしても、
30年間働かなければ家が持てません。
私のように大学も出られなかった者が、
どうして家を持てるでしょう。
私のように学歴のない人間には希望がありません。

でも自分で土の家を建てはじめたら、
それがとても簡単なんです。
朝5時に起きて1日2時間の作業で、
3カ月で家が建ちました。

クラスで一番成績のよかった友達も、
3カ月で家を建てましたが、
そのために借金をして、
30年かかってそれを返さなければなりません。
だから彼にくらべて私は、
29年と10カ月多く自由時間があるということです。

だから人生はとても簡単だと思うんです。
こんなに簡単に家が建てられるなんて、
思いもしませんでした。
そのあとは少なくとも毎年1軒、家を造りつづけました。
だから今、私にはお金はないけれど、
家はたくさんあります。
問題は、今夜どこで眠るかです。

だれでも家は建てられます。
13歳の子供も、学校が終わると一緒にレンガを作り、
1カ月たつと書斎ができます。
子供でも家が建てられる。
年老いた尼さんでも小屋は建てられる。
とても簡単なことです。

もし信じられないなら、試してごらんなさい。
もし家が欲しいなら。

次の問題なのは衣服です。
私は貧乏で、ハンサムではないと感じていました。
私は別人のような、映画俳優のような服装をしようとしました。
もっとよく見せるために。
それで一カ月かかってお金をため、ジーンズを買いました。
そして鏡の前で右に向いたり左に向いたりしてみました。
でもいつ見ても、同じ人間に見えます。
最も高価なジーンズも私の人生を変えることができない。
自分はなんてバカなんだと思いました。
なぜ一カ月もかかってお金をためて、
ジーンズを買ったのかと。
それで自分が変わるわけでもないのに。

それから考えるようになりました。
なぜ流行を追うのかと。
流行を追っても絶対に追いつけません。
流行が追ってくるからです。
だから追わずに、ここにいればいいんです。

それから今に至るまで20年間、
私は服を買ったことがありません。
私の服はすべて人の残り物です。
人が私に会いにきて、去っていくとき、
みんな服を残していきます。
だから今、私はものすごくたくさんの服を持っています。
そして今ではみんなに服をあげるようになりました。
とても簡単なことです。

服を買うのをやめると、
それは単なる服だけでは終わりません。
人生のほかの部分にも及びます。
私が学んだのは、
私がものを買うのは、
それが好きだからという場合と、
それが必要だからという場合があることです。
もし何かが好きだから買うとしたら、
それは間違いです。
そう考えるともっと自由な気分になります。

最後に、もし病気になったらどうするかということ。
初めのうち、私はとても心配でした。
お金がないからです。どうしましょう。
でももっと深く考えてみると、
だいたい、病気は普通のことなのです。
悪いことではない。
病気になると、こう考えることができます。
私たちが人生で何か間違ったことをしたから
病気になったのだと。
だから病気になったときは、
立ち止まって自分を省みます。
どんな間違ったことをしたのかと。

私は自分で病気を治すために、
水の使い方や、土の使い方を学び、
基本的な治療法を学びました。
そうやって自分を頼りにするようになると、
人生は簡単に思えました。
何だか自由な気持ちになったのです。
何かを心配する必要もないし、
あまり恐れなくなって、
何でもやりたいことがやれるんだと思うようになりました。

それまでは、多くの恐れを抱いていました。
何もできないと思っていました。
でも今は自由を感じます。

私はこの地球上にひとりしかいません。
私のような人間はだれもいない。
私は他のだれかのようになる必要はありません。
私がナンバーワンです。
そう思えば、人生は簡単です。

バンコクにいたときは、私の暗黒の時期でした。
多くの人が私と同じように感じていたと思います。
そこで私はチェンマイにパンパンという場所を作りました。
この場所の主な目的は、種を保存することです。
種は食べ物です。食べ物は生命です。
種がなければ、生命はありません。
種がなければ、自由もありません。
種がなければ、幸福もありません。
なぜなら人生を他のだれかに頼らなければならないから。
食物がないから。
だから種を保存することはとても大事なことです。

第二の目的は、学習センターです。
私たちが学ぶためのセンターが欲しいのです。
どうやって人生を簡単にするかを学ぶための。
私たちは人生を複雑に大変にするように教わってきたので、
どうやったら簡単にすればいいかわからないからです。
人生は簡単です。
でもどうしたら簡単にできるのか、
私たちはもうわからなくなっています。

今、私たちは学びはじめています。
そして教育者になる道も学びはじめています。
私たちは他のすべてとのつながりを断ち切るように教育されてきました。
自立して、お金だけに頼るように。
互いに頼らなくても済むように。
でも今、幸せになるために、
私たちは自分に戻らなければなりません。
人とのつながりや、
心と身体のつながりを、取り戻さなければなりません。

私たちは幸せになれるのです。
人生は簡単です。
これまでに私が学んだのは、
四つの基本的必要、つまり食物・家・衣服・医療は、
だれにとっても安くて簡単でなければならないということです。
それが文明です。
もしその四つがだれにとっても得にくいものだとしたら、
それは野蛮です。

今まわりを見れば、すべてが手に入りにくい。
だから私には今この時代が、
人間の歴史上もっとも野蛮な時代に見えます。
大学を卒業する人は大勢います。
大学も無数にあります。
頭のいい人たちは大勢います。
でも人生はどんどん大変になっていきます。
だれのために大変にしているのでしょう。
だれのために一生懸命働いているのでしょう。
これは違う、これは普通ではないという気がします。

だから私は普通に戻りたいのです。
普通の人になるためには、
動物と対等になるためには・・・・

鳥は1~2日で巣を作ります。
鼠は1日で穴を掘ります。
でも私たちのように賢い人間は、
家を持つのに30年もかかり、
私のような人間が家を持てることが信じられない。

これは間違っています。
なぜ私たちは自分の能力をそこまで破壊するのでしょう。

だから私は見切りをつけたのです。
普通でない方法で、普通に生きるために。
私は普通になろうとしています。
でも人は私を普通でない人間として見ます。
狂った人として。
でも構いません。
それは私のせいではないから。
それは彼らのせいだから。
なぜなら彼らはそういう考えだから。

だから今、私の人生は簡単で軽くなりました。
私にはそれで十分です。
人は思いたいように思えばいい。
私は自分の外側のことを管理することはできません。
できるのは、自分の心を変えること、管理することです。
今、私の心は簡単で軽い。それで十分です。
選択したい人には、選択肢があります。
簡単になるか、大変になるか。
それはあなたしだいです。
ありがとう。

(Jon Jandai さんがつくったタイのエコビレッジ Punpun のサイト)






※美しい家と、美しいものをつくる人

  このパッチワークの窓は、
  ふたりが旅の途中で見つけた古い窓をあちこちからもらってきて、
  少しずつ集めたものだそうです。
  だからそれぞれの窓に物語りがある。

  男性は乾板写真を撮る写真家。
  大学生のときに叔母さんから送られてきた大量のネガを自分で現像したことから、
  写真に興味を持ちはじめました。
  そのネガは彼の曾祖母が撮ったもので、
  そこには家族と、この土地の歴史が描かれていました。

  男性は初めてのデートで女性をこの土地に連れてきて、
  池のほとりで夕日をながめながら、
  窓に囲まれた家をここにつくりたいねと、ふたりで話したそうです。
  それから1年後にこの家をふたりでつくりました。

  こんなものを自分で建てたのは初めてだそうですが、
  これができたんだから、何でもできると思えるようになって、恐れが消えた、
  と、女性は語ります。

  女性は服のデザイナー。
  おばあさんから裁縫を教わったお母さんから裁縫を教わりました。
  こうやって自分で服をつくって、
  それをニューヨークなどのブティックで売っているそうです。




     ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※



  買うことから、つくることへ。
  来年は少しでもそちら方向に自分の生活を移行できたらいいなと思います。


  今年もこのブログを訪れてくださって、
  ありがとうございました。
  皆さまにとって、新しい年が良い年になりますように。

  あ、いや、ものごとはすべて成るべくように成るので、
  たとえ来年が悪い年に思えたとしても、
  長い目で見ればそれはきっといい年なのです。

  だから Life is easy!





Peter, Paul and Mary - Blowing in the Wind ♪







  
by homeopa | 2013-12-30 09:11 | 世の中のこと

civilization

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「あたしって、すごいよね」
「何が?」
「朝、ヒーターなしでヨガやってる」
「ていうか、なんか障害あるんじゃない?」

そうか・・・・
ただ、ほめてほしかったんだけど。





ま、それはともかく、今年の春、川原で見つけた桜の木。
ソメイヨシノとはまた違った、しっとりしたやさしい美しさがあって、
来年の春も楽しみにしている。
でも秋ごろから、しなだれた枝の先に蔓植物がとりついて、
どんどんからまって、
見ていていたましかった。
そこで一昨日、散歩のときに、ハサミを持って救出に行った。

よくもこんなにと思うほど、あちこちから蔓が伸びあがって、
近くの枝に取りつき、
そこにグルグル巻きついて、締めあげて、
どんどん上に伸びている。
それを一本一本、ハサミで切って、
巻いているところはほどいた。
桜の木にとってはお節介なのかもしれないけど、
太い蔓は直径が2.5cmもあって、
それが巻きついた枝はやっぱり重そうに苦しそうに見えたものだから。

「あら、いいのよ、気にしなくて。この子たちだって、何かすがるものが必要でしょう」

「そんなこと言ってるから、どんどん甘えてのさばるんですよ、こういうダメ男が」

「でも、もし私がいなかったら、この子たち、何にすがればいいの?」

「きっとニョロニョロどこにでも這っていって、また別のすがれるものを見つけますよ。
 それぐらいしたたかなやつらですから、こいつらは」

なんて会話をしながら、わたしの腕が届くかぎりの蔓をすべて切ったところで、足元を見ると、
不機嫌な顔のダメ男ならぬ蔓がたくさん。
そうだ、これでリースをつくろう。
ということで、その場で適当な蔓を見つくろって、
リースをつくった。
昔はわたしもダメ男に弱かったけど、
今はもっと残酷。

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初めてだったけど、何とか格好はついた。
ちょっとご機嫌になって、
何かこれに飾り付けられるものはないかとキョロキョロしながら歩いていたら、
通りかかったおばさんが、
「あら、うまくできたわね」
とほめてくれた。
「ええ、でもボキボキ折れちゃって」
と言ったら、
「あのね、水にひたして柔らかくしてから編むと折れないわよ」
と教えてくれた。

そうなんだ。
来年はそうしよう。

人間というのは、奇妙なものだ。
自然のものはそのままでも美しい。
蔓には蔓の美しさがある。
でも人間はそれだけでは満足せず、そこからさらに何かつくりたくなる。
何の役にも立たないものでも、手を動かして、何かをつくりたくなる。
この人もそう。↓ 
自然の素材だけでアートをつくる人。
(長いです。わたしは魅了されたけど、興味のない人には退屈かも)



文明というのは、便利さを求める心から生まれてきたのだと思っていたけれど、
もしかしたら、それより先に、
こういう、とにかく何かをつくりたいという衝動から生まれてきたのかもしれない。
便利だろうが、役に立たなかろうが、関係なく。

つくっているものが途中で自然の力によってはらはらと壊れたときの、
この人のがっかりした顔が、いとおしい。
結局、人間は大自然の前では無力なのだとわかっていても、
それでもつくる人間の真剣な遊び心がいとおしい。

そして家を出ていくこの男性に、
「今日は何をつくるの?」 と奥さんがきくところがほほえましい。


「生命を与えるものが、死も与える」


「これが僕の仕事よ。知らないことがたくさんありすぎる」






※あたらしい憲法のはなし
 とてもいいです。
by homeopa | 2013-12-28 09:06 | おもしろいこと

ぷるんぷるん

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成人してから今まで8回引っ越しをしてきて、
そのたびに本棚の中身を片づけたけれど、
それでも8回の引っ越しを生きのびてきた本が何冊かある。
これもその1冊。

「原初生命体としての人間」― 野口三千三著

こんなふうに棚の奥にしぶとく居すわりつづける本は、
たいてい何度も読みかえしている。
でもこの本は30年前に一度読んだきり、
ページを開くことがなかった。

だから内容はほとんど忘れてしまっていたけれど、
ひとつだけ覚えていたことがあった。

人間のからだは薄い膜で包まれた水である、
という考え。
初めて読んだとき、それをどう感じたのかは覚えていない。
ただ気がつけば、以来わたしは、
身体を動かすときにいつもどこかでこれを意識していた。
それぐらい心のどこかに引っかかる本だったのだろう。

で、読みだしたら、
面白くて、面白くて。

この本の中で野口さんは、
生卵はテーブルの上に立たせることができると書いている。
本当かなあ、と思ったので、
やってみた。

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立った。
それも、わりと簡単に。
こうなると俄然、もっと読もうという気になってくる。

卵が立っている状態に関して、
野口さんはこう書いている。

   中身は力んでおらず流動体のままである。それは外からでもよくわかる。悠然として余裕綽々、すっき
   りと大らかである。突っかい棒や引張り綱で無理矢理にしがみついて立っているのではない。ふんばる
   べき脚をもたなくとも、しがみつくべき腕をもたなくとも、たとえ床に接するのはただ一点であっても、当
   然立つべき条件をもっているから、立つべくして立っているのである。でっち上げのごまかしで立ってい
   るのではない。立つことが当たり前であるから、ただずっとそこに立っているのである。素晴らしい。美
   しい。これが地球の上に、床の上に、立つということの基本でなくて何だろう。


でもこの生卵、まわりでちょっと動くと、すぐ倒れるのよね。
それについても、野口さんは書いている。

   立っている生卵は少しゆするとすぐ倒れてしまう。始めのうちはこのことが私に不安と脆弱さを感じさせ
   た。やがてこの感じは変わってきた。倒れる生卵はけしてあわてず騒がず悠々として、大自然の原理の
   ままに任せきってなめらかに倒れるのである。それは瞬間の出来事であるにもかかわらず、ゆっくりたっ
   ぷりとして感じられる動きである。顔色も変えず中身をかためることもなく。止まった後もまた悠々として
   そっとそこに寝るべくして寝ているのである。立派である。やはり美しい。

   立っているものが少しの外力ですぐ倒れるということは、立っていることにとって不安定であり、不安感
   をともなうことは確かである。しかしその反面は、わずかなエネルギーが働くだけで倒れることができる
   能力をもつ、自分の姿勢や位置を変える可能性をもつ、つまり、動きの能力が高いということになるの
   ではないだろうか。

   「不安定を創り出す (バランスを崩す) 能力は動きのエネルギーを創り出す能力である」 と積極的にと
   らえなければならない。

たかがテーブルの上に立った生卵のことで、
ここまで書ける野口さんには、
抜きんでたオタクを見たときに感じるような驚愕と笑いと深い尊敬の念を覚える。
だいいち、生卵に顔色があるとは知らなかった。

でも同時に、読みながら、
生卵になったかのように椅子の上で座りなおしている自分がいる。
これが重力に身をゆだねて座るということか、
などと実験しはじめている自分がいる。

わたしが落ちこんだり、しょぼくれたりするときは、
自分の中からもう何も新しいことが沸いてこないような、
自分はもう変わらないような、
自分のことはもう見えきってしまったような、
そんな気持ちになっていることが多い。

この本を再度手にとったときも、
少しそんな気持ちだったかもしれない。

でもこれを読んでいると、
この自分の小さな身体が、
ものすごい謎と美と可能性をひめた宇宙のようなもので、
それを探索しはじめたら、
退屈などしている暇はないという気がしてくる。

さまざまな動きを試しながら、
その瞬間の身体の感覚に耳を澄ませると、
今まで意識しなかったような感覚が、
次から次へと沸いてきそうな気がする。

自分の身体の感じ方が変化すれば、
当然、まわりの人たちや世界の見え方も変わるだろう。
世界の見え方が変わるということは、
世界が変わるということだ。

野口さんは、動きの実験をたくさん紹介している。
そしてどの動きでも、

    この本に挙げてあるすべての運動を通じて、動きの経過のどの瞬間においても、どのような姿勢にな
    ったときでも、からだのどの部分でも、ゆすろうと思えばゆすることができなければならない。

と言っている。
何しろ身体は液体だから、
ぷるんぷるんと揺すれるのが自然なのだ。
それで最近わたしは、ヨガのポーズを止めるときに、
ほんの少しだけ身体を揺すってみるようになった。
ヨガとしては邪道なのかもしれないけど、なんかいい感じ。
揺するとバランスが定まって、余分な力が抜けて、流れもよくなるような気がする。

野口さんが紹介しているヨガの逆立ちは、
このぷるんぷるんした袋を、
生卵と同じように、
重力の矢印に添わせて立たせることがポイント。
何度かやってみたけれど、まだ成功したことがない。
でもぷるんぷるんがすっと立ったときの、
何の力も入らない澄みきった感覚は想像できる。
その感覚を味わってみたいから、
きっといつかできるようになろう。

    よい在り方、ほんとうの在り方は、練習をするにしたがってだんだんわかってくる、ということが一般の
    原則である。しかし、練習を重ねているうち 「ある日、ある時、突然に……」 ということ、「必ず、いつ
    か……」 ということもまたひとつの原則である。

ま、こんなわけで、
とても楽しめる本であることに気づいた。
最初に読んだときは、
妙に理屈ばかりこねているような印象があったけれど、
それは、身体に対するわたしの感覚があまり目覚めていなかったので、
野口さんの言葉が感覚として受けとめられなかったせいだろう。

    体操とはからだの動きを手がかりにして、人間とは何かを探究する営みである。

人間の探究だから、
呼吸のこと、言葉のこと、排泄のこと、筋肉のこと、
意識のこと、無意識のこと、バランスのこと、感覚のことなど、
いろいろなはなしが出てくる。
面白いところに赤線を引いていたら、
赤線だらけになってしまった。

つまり引用したい文章がたくさんあるということだけれど、
それはこれから折々、引用させてもらうことにして、
とりあえずここは、下の文章を引用して終わろう。


    自分の中にある、自然から分けあたえられた自然の力により、
    自分の中にある、自然から分けあたえられた自然の材料によって、
    自分という自然の中に、自然としての新しい自分を創造する、
    そのようないとなみを体操とよぶ。


    何百年将来のことか知れないが、今までの観念ではおよそ体操とは呼べないような、ある種の奇妙な
    からだの動きが創造される。それがある目的にしたがって適切に処方されると、性格も知能も感情の
    状態も、その人が望ましいと思う方向に変わっていく。じつは、性格も知能も感情も、何を望むかの判
    断や意志さえも、それらの動きすべてが、広い意味での、からだの動きそのものなのである。このよう
    な可能性をもった体操を私は本気で考えている。


    私はこのように、人間の外側から何かをつけくわえたり、破壊して取り去ったりするのではなく、人間
    の一生における可能性のすべての種・芽は、「現在の自分の中に存在する」 のだと考えて、今自分
    自身の中にもっていながら、自分をふくめて誰も気づいていない無限の変化発展の可能性を、自分
    自身のからだの動きを手がかりとして、それを発見して育て、また、それがどんなものであるかさえ
    認識の網ですくうことのできないものまでも、そのままで発達させることができるものと考えるのであ
    る。


野口さんは体操の先生なのだ。








※上とは関係ないかもしれないけど、関係があるような気もする、非暴力闘争の方法 by ジーン・シャープ
  けっこう感動した。
  日本にも必要になるかもしれない。


昨日会った友人が、「いとこ同志」
という古いドラマのはなしをしてくれた。
小林薫と田中裕子主演で、1930年代ころを舞台にした、
向田邦子原作・久世光彦演出のドラマだそうだ。
タイトルを聞きまちがえて 「男同士」 で検索したら、
男性と男性のいろいろ愉快な夜のもつれに関する情報がどっと出てきて、笑った。
それはともかく、このドラマを見ていると今の日本の状況とあまりにそっくりでぞっとしたと、友人が言っていた。
by homeopa | 2013-12-25 09:44 |

flow

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ホメオパシー講座 「風邪の楽しみ方」 にご参加いただいたみなさま、
寒い中をお越しいただいて、ありがとうございました。

ただ、あの寒さの中、
エアコンの設定温度を30度にしても一向に部屋が暖まらないという状況で、
とっても寒くてつらい2時間半だったのではないかと思います。

あれほどの寒さの中であの会場を使ったことがなかったための、
想定外の事態でした。
まさか自分が、ろくでなし東電と同じ言い訳をすることになるとは・・・・

わたしはしゃべっていたから気が紛れたけれど、
じっと聞いていらっしゃったみなさまは、
それこそ酷寒地獄の苦しみだったでしょう。
本当に申し訳ありませんでした。m(__)m

でも、もしあれで風邪をひかれたら、
わたしからのお土産と思って、
存分に楽しまれてくださいね ♪
(そんなお土産欲しくないわい、という声がちゃんと聞こえております (--;) )



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(ここからは、私事)

そんなわけで、しこたま冷えて帰宅したあと、
さて夕飯の支度をと思って立ちあがったら、
突然、右胸にピキッ、というか、ズキッというか、そういう鋭い痛みが走った。

息を吸おうとするたびに痛みが走る。
実をかがめて何かを拾おうとするときにも痛みが走る。
胸郭を広げるような動きをしても痛みが走る。

なんだこれは?

とか思いつつも、そのうち治るだろうと思っていたのだけれど、
治る気配はない。
思いつくレメディーをあれこれとって、
息を吸うたびに 「ううー」 とうめきながら、夕食の準備を進めていたら、
少し痛みが和らいだ。
お風呂で温まったら、また少し和らいだ。

それでも布団に入った時点では、まだ深呼吸をするとズキッとくる状態だった。

一夜明けて、今朝、
布団の中で深呼吸をしてみたら、
またズキッ。
伸びをしてみたら、
またズキッ。

できるかな~と思いつつ、ヨガを始めたら、
前屈みの姿勢や、胸をすぼめるような姿勢ならば、息が深く吸えることがわかった。
それでゆっくり、ていねいに、少しずつ少しずつ息をしながら、
いつものヨガをやっていくうちに、
いつの間にか痛みがなくなっていることに気づいた。

深呼吸をしても、まったく痛まない!
身体をどんなふうに動かしても、まったく痛まない!

いったいあれは何だったのだろう?

冷えたことで流れが滞ったための現象であることは確かだろうけれど。
そして、ゆっくりとした深い呼吸とともに気を流したことで、
滞りが解消したのだろうけれど。

それでもやっぱり、きつねにつままれたみたい。
だって本当に、ものすごく、痛かったんだもの!

そして不思議なことに、ヨガのあとの散歩のとき、身体と心がいつもより軽かった。

冷えに対する身体の反応をレメディーで促し、
さらにヨガの呼吸でそれを流しきったことで、
冷える前の滞りも改善されたのかもしれない。







bach chaconne - sayaka syoji ♪











※山崎製パン ためらわずに添加物をガンガン使う会社
  うちも少し前まで、よく食べていたな。
  Kali-br12Xか、30Cをとって、
  いちおう解毒しておこう。

※マーガリンの危険性

※加工食品に課された熾烈な運命。賞味期限との戦い
by homeopa | 2013-12-22 09:18 | 身体のこと

kali-phos 12X

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ガガが受験のことで不安やら緊張やら感じて胃がおかしくなったとき、
Kali-p12X をあげたら、一発で治った。
食前食後に関係なく、急に胃が痛くなったり、
消化不良で胃が重かったり、
そんな症状がしばーらく続いていたんだけど。

Kali-p は、
神経質で、緊張しやすくて、
ちょっとした精神的ストレスから、神経衰弱・不眠・消化不良になる人に合う。

そういえば、このレメディーはハゲにも合うんだった。
もっと前からあげておけばよかった。

ガガの緊張とストレスは夏ごろがピークだったけど、
最近はだいぶ緩んできて、
あんまり荒れなくなったし、よく笑うようになった。
ピークのときは、いつ爆発するか、いつ落ちるかと、こっちもひやひや。
そんなヒステリー状態のときもいいよね、Kali-p は。
でもそのときは、思いつかなかった。





そんな感じで、わたしの気持ちもずいぶんのんびりして、
朝の散歩もゆったり、もったり。
もったりしていると、いつも目に入らないものが入ってくる。
先日は川原で数珠玉を見つけた。

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なつかしくて、つい、こんなに摘んできたけれど、
どうしようか?
と思って歩いていたら、ピーンとひらめいた--- 小豆カイロ

小豆のかわりに数珠玉を入れてみよう。

家にあった手ぬぐいを小さく切って袋にして、
中に数珠玉を入れた。
ふつうは電子レンジで温めるらしいけど、
うちには電子レンジはないので、
調理中の鍋の蓋の上にのせて温めた。

風邪で学校を休んでいるガガの風門(?)にあててあげたら、気持ちいいーって。
温かさは30分ぐらいもったみたい。

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※自然エネルギー率79% 財政危機を乗り越えた未来の国ニュージーランドに学ぶ


※フィンランドの教育が「学費無料、テストなし」で世界トップレベルの理由


※フィンランドの中学校について(少人数個別対応・グレーゾーン教室・教育による移民統合)


※東京でも、ホールボディーカウンターによる内部被曝検査ができます。







※ホメオパシー講座 「風邪の楽しみ方♪」 
2013年12月21日(土)14:00~16:30

by homeopa | 2013-12-19 17:43 | ホメオパシー

hug your anxiety

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ガガが学校で男の先生と話していて、
「(受験の) 緊張をやわらげる方法とかって、ないですか?」
ときいたら、その先生が、
「不安よ、おいでって、やればいい」
と言って大きなハグのしぐさをしたそうだ。


わたしもやろうっと。
不安よ、おいで。




※これが病は気からの瞬間だ
  わかってはいたつもりでも、
  こうやって画像で見せられると、ほんとに納得。
  ストレスで赤血球の形態までこんなに変わってしまう・・・それもほんの一瞬で。
  やっぱり、ハグ、ハグ。







※ホメオパシー講座 「風邪の楽しみ方♪」 
2013年12月21日(土)14:00~16:30

by homeopa | 2013-12-17 10:43 | 格言

agriculture and TPP

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今日、草の畑を手伝いに行ったら、
おじさんが言っていた。
「JAに支配された日本の農業は、いっそTPPで一度ぶっこわれたほうがいいくらいに思っている」 と。

そういう考え方もあるか。
たしかに再生の前には破壊が必要だけど。




※TPP交渉の内部文書全文 アメリカの強硬姿勢が浮き彫りに
  
(以下、自分のためにコピペ)
ハフィントンポストが環太平洋パートナーシップ協定 (TPP)交渉参加国から入手した内部文書の全文翻訳を紹介する。この文書は12月10日に閉幕したシンガポールの閣僚会合に先立って作成されたもので、2013年11月19日〜24日、アメリカのソルトレークシティでの交渉結果を受けたものである。ハフィントンポストが入手する前に、かなり多く編集されている。 (注: 省略は、文章の編集を意味する。[ ]内の文章は、第三者によって付け加えられたものである)。

この内部文書からは、TPP交渉の場でのアメリカの強硬姿勢が浮き彫りとなっている。文書内にも、「アメリカは、過去の会合と同様、提案に柔軟性を持たせず、話し合いをまとめるための障壁となっている。投資協定の概要の中には、国家と外国の投資家との間で交わすことのできる、ほとんどすべての重要な契約が含まれているからだ」と記されている。

【関連記事】

TPP交渉の内部文書入手 外国企業が国内規制に異議申し立てできる提案にアメリカと日本だけ賛成

[ソルトレークシティでの2013年11月19日から24日における協定交渉後の 環太平洋パートナーシップ協定 (TPP) 交渉参加国
この文書は、あるTPP交渉参加国の内部政府文書の抜粋である。抜粋は選ばれた箇所で編集が少し行われているが、流出元の国の特定を防ぐためである。[ ]内の文章は、説明のために加えられたものである。

主な略称は以下。国略称:オーストラリア、BN=ブルネイ、CA=カナダ、CL=チリ、JP=日本、メキシコ、MY= マレーシア、NZ=ニュージーランド、PE=ペルー、SG=シンガポール
用語略称:CN=TPP首席交渉官、ISDS=投資家の紛争解決手続のための条項 (ISD条項)、
MFN=最恵国待遇、適合措置、lP=知的財産、SLC=ソルトレークシティ、SOE=国有企業、TBT=貿易の技術的障害]

[概要と過程]
…概要として、アメリカが今週中にできる限り多くの事項について妥結に達するよう厳しい圧力をかけていることがまずあげられよう。しかしながら、本日主席交渉官等によって検討されたTPP条項に進展はあまり見られなかった。掛けられる圧力は日を追うごとに強くなることは確かだ。

…[アメリカ主席交渉官は]12カ国すべてと会談を行ったが、計画通りの進捗は見られなかったと述べた。ある交渉参加国は、現在に至るまでアメリカ側が大きな動きを見せず、それがこの状況の原因だとした。会合の緊張度は、主席交渉官間だけではなく専門家集団においても、予想通りここ2日間で厳しさを増した。シンガポールでの会合を前に出来る限り多くの条項を妥結することへの圧力は増している。結果は可もなく不可もなくといったものだったが、以下の項目において若干の進展が見られた。物品市場アクセス (条項)、電子商取引、投資、TBT (貿易の技術的障害)、政府調達 (条項)…

…いくつかの交渉分野において具体的な詳細を詰める前に、シンガポールのシナリオは未解決案件の数からみて、先行き不透明であることに着目しておきたい。知的財産や国有企業、環境といったより難航している問題を棚上げしたままであるのに、前記の事柄を鑑みると年内の完全な妥結は非常に難しいものとなるだろう。協議過程に影響を与えるような予期せぬ事態に陥ることを避けるためにも、違うシナリオを用意すべきだとするものもいる。これには、部分的妥結やさらには年内包括的妥結の断念をやむなしとすることも含まれる…

[知的財産]:
…知的財産権グループは、ソルトレークシティでの会合中の成果を再検討した。この成果は、議長国であるアメリカによる覚書を反映しており、未解決の各項目の「着地点」を含む。すべての項目に各々の立場や目標をもう一度組み入れ、各項目においてより目標に適った割当てを表示するためである。一般に、議長国の示す「着地点」とは、アメリカの立場から表明される解決策である。故に、他の参加国にとってアメリカに利用されているかもしれない条項において自国の立場が喪失しないように、まずもう一度表明し、それから合意に達する努力をするのだ…

…全般的な考察として、この会合は条項のほとんどの部分において深い溝が存在し続けていることを裏付ける結果となり、それはシンガポール会合に深刻な影を落とした。明らかに、この覚書は代表者等によって検討され、提案されたものではない。アメリカが目標とすることは、代表者等がこれを命令として受け入れるか、協議国が合意に達するための交渉におけるガイドラインとして受け入れることだ。国有企業の項目で起こったことのように、暗示的であるが、シンガポール会合で合意に至ることが不可能ということに疑いの余地はない。しかしながら、各国は会合中にアメリカがさまざまな交渉分野において妥結にいたるよう強引に圧力を掛けてくることに用心しなければならないだろう…

…知的財産の項目においては、主席交渉官は議長国や主要国と協力して、来たるべき日に備えて手配を整えた。覚書や「着地点」に関しては、いかなる国の立場をそのまま表すようなものであってはならず、またその立場を色濃く反映したものであってもいけないだろうとした。議長国は、119に及ぶ未解決案件を減らすことを目標としている。主席交渉官等が継続して交渉を課されること及び協議国の進展が日々最新のものとなることが決められている。アメリカは、最も重要かつ慎重にならなければならない問題は、シンガポールに持ち越す考えだ。

…医薬品に関する議論関連では、アメリカと日本は、他の協議国に対して覚書を提出した…オーストラリア、シンガポール、チリの代表が介入し、それぞれの国の基準とアメリカの基準から理解しなければならない要素や用語があることを指摘した。しかしながら、義務の大半において同意済みの規定を上回るものが課せられている。関連して、上記3カ国のうち、水準を上回る状況であることを指摘した国はなかった。

関連して、協議参加国は提出された条項にコメントを残し、記述を提案し、基準に各国の基準や規制が反映されるようにした。

…シンガポールは、残りの中小協議国に向けて、アメリカの意向に沿った形で進めていくよう述べたが、それはグループから離脱することを意味している。同様に、カナダも反対意見を表明しないよう厳しい圧力を受け続けている。最終的に、オーストラリアの立場が不確かで、中小協議国の支持において弱さを露呈しはじめている。結論として、協議国の結束にひびが入ったことが明らかとなった…

[医薬品の透明性に関する追加条項]:
…残念な報告として、アメリカが現在、オーストラリアと日本が進めた、現在の改訂版医薬品の透明性に関する追加条項を再改訂しようと働きかけている。アメリカが過去強く否定され続けた条項を再浮上させるアメリカの手法に苛立ちを示す国もあった…アメリカは、すべての国に適用されるものではないと繰り返し、補足で記述を付け加えるように求めた。そこが残された問題だ…

[投資]:
…交渉参加国のほとんどにとって最重要な問題となるのは、アメリカによるISD条項(ある国の規制によって外国の企業や投資家が損した場合、国際機関に仲裁を申し立て、相手国に賠償を求めることができる取り決め)を投資協定や投資許可に適応するという提案だ。アメリカは、過去の会合と同様、提案に柔軟性を持たせず、話し合いをまとめるための障壁となっている。投資協定の概要の中には、国家と外国の投資家との間で交わすことのできる、ほとんどすべての重要な契約が含まれているからだ。

鉱業権、炭化水素開発に関する行政による規制あるいは特約、公的事業権 (道路、高速道路、橋、インフラ等) といった重要な権利を含み、これらの契約は協議会の規定を覆しかねない…

…アメリカと日本だけがこの提案に賛成している一方、他の参加国は反対を表明しており、他の案を模索し、概念を練り、協議会の選択した契約にいくるか留保点を残したが、アメリカはまったく柔軟な姿勢を見せていない。

…立場が一極化している二つ目の分野は、投資条項において、一般的例外 (GATT[関税及び貿易に関する一般協定]およびGATS[サービスの貿易に関する一般協定]) の適用に関するものだ。議論はまだ終結していないが、アメリカが提案を行い、その支持国が現在検討中である。この提案の問題点は、この事項が部分的にしか解決されないことだ。オーストラリアとニュージーランドの利益にのみ対応していることなどが挙げられる。各国の内国民待遇(自国の領域内で、自国民に与える待遇と同様の待遇を他国の国民にも与えること)や不適合措置における個別の注釈を明確に説明する補足を含むにも関わらず、内国民待遇、最恵国待遇、首脳各国の義務の例外が適応されるという点における…

…チリ、日本、ブルネイ、マレーシア、ベトナムといった、全条項にこの例外を適応することを支持する国々に対して、序文や条項の目的として含むことが提案されている。この提案は、不十分なものである。というのも序文は解釈の要素としてのみの利用になりかねず、現在示されているような拘束力のある項目とならないからだ。さらに、アメリカが提案した序文への言及は、記述を追加して条項の他の基礎となる目的を認識しなければならない。つまり投資の促進と保護である。これによって、序文はまわりくどい記述になってしまい、国が実際に利用できる具体的な手策として組み入れたいという協議国の目標を台無しにしかねない。

…他最も議論を呼んだ議題は、投資家の紛争解決手続のための条項 (ISD条項) の適用範囲に関してだ。ベトナムのみが、事後設立段階のみにISD条項を適用するとの立場を守っている。この協議中、マレーシアおよびブルネイは、事前と事後どちらの設立段階においてもISD条項を適用することに同意し、ブルネイは、ISD条項の事前設立段階を撤廃する付属書に含まれる状態となり、マレーシアは将来的に審査枠組みを行う権利を留保した。協議参加国間で根本的な差異があることを鑑みると、この問題は妥結からは程遠い。

[国有企業]:
ペルーが交渉に参加した。マレーシアは今秋にも参加すると表明。協議会はこの項目の議論において進歩を見せた…

…マレーシアは、交渉の席に着くことに同意したので、この条目に12カ国含まれる。協議会は、専門的な議論において進捗した。しかしながら、主席交渉官等は、シンガポールにおいて条項すべてに代表が同意する立場にはないことを認めており、協議会が4つ以下の質問からなるリストを作成した。リストは2部構成になっており、1部は準国家レベル条項、助成金の規制、あるいは自由競争による利益、2部は例外措置あるいは適用範囲の制限といった中心的な事柄に関する決定を主張した。アイディアの核は、代表者がこれらの質問に答え、それを基礎としてシンガポールにて協議参加国が取り組み回答を条項に反映させることにある。

これは、条項の交渉が煮詰まっていないことを考えると大変な仕事となるだろう…

…メキシコ、シンガポール、ペルーによる対談で共通したのは、TPPは妥結は程遠く、シンガポールで予定される会合で進展の余地はほぼないという理解であった…

[物品市場アクセス]:
10月25日金曜日、ソルトレークシティ会合の前に、第3条項が達成され、提案の95%を開示することとなった。日本以外のすべての国は応じたが、日本はつい最近交渉の席に着いたばかりなのである意味そうする権利があった…シンガポールでの首脳会合で具体的な成果が挙げられるよう双務的な交渉を詰めるように求められている。

日本を取り巻く状況は特に難航するよう思える。例外を設けないという合意を高い水準で確認することが求められ、それにより日本 (および残り数カ国) が行動に移すことが望まれる…

関税交渉に関しては、第4条項は達成されていない。アメリカは、妥結される包括的な条項がどれであるのかが明らかになるシンガポール会合まで留保しておきたいためだ。カナダ、チリ、オーストラリアやペルーと共に、ニュージーランドは、アメリカのやり口と、透明性が欠如したままであることに苛立っていると報じられている…チリは、シンガポール会合前に更なる透明性が必要であると述べ、シンガポール会合で協議される条項の状態がわかるだけでは十分ではないとした。アメリカは、受け入れ枠の利用が、いくつかの国々にとってある種困難であると表明する方法となるだろうと述べた。これは、砂糖に関してオーストラリアにアクセスを許可することとなるかもしれない。主席交渉官は、双務的な会合を詰め、また会合の中でこの提案の過程に関する情報を提供するよう指示した。しかしながら、この点で状況が改善する予想はあまり見られない…

…条項に関しては、いくつかの項目は妥結されたが、アメリカが拒否した農業関連事項は継続中である。特定の品目に関しては、アメリカは付属書を通じて各国の利害対象となる品目が何であるのか、問題をはっきりさせるつもりだ…

[原産地規則]
セクションAおよびBではほとんど進歩は見られなかった。ベトナムとメキシコが、それぞれの懸念分野において動きをほとんど見せなかった…

[特定原産地規則]
…多くの課題が残され、予定する枠組みのなかで妥結できるかは、残された課題が最も慎重にならざるを得ないものであることを特に鑑みると、不明瞭である…

[繊維]:
…メキシコが、他の国々、特にベトナムがメキシコに利益を組み入れていないとして供給不足品目から退くと発表した後に深刻な危機があった。これは、メキシコが最も厳しい全体的な規制 (Yarn FonNard) を適用し、リストに含まれる187品目もの量を受け入れられないということを暗示している。ペルーも、公共部門に問題が因じるとして大きな反応を示した。…メキシコのこの反応は、アメリカによって以前「でっち上げられた」ものという印象を受ける。この危機はいまだ進展中である…

[SPS (衛生植物検疫)]
…唯一未解決となっているのは議論の決着点だ。アメリカは、全体的な枠組みの適用を受け入れられるとしたが、
撤廃を支持するオーストラリアを除く協議参加国すべてが、アメリカの提案に同意する様子だ。

…アメリカも、この条項のいくつかの規則を自国の影響を弱める方向で再び協議するとした。しかし、アメリカが柔軟性をみせていないことやあまり価値のない条項に時間をかけすぎることで懸念材料となっている。

[一時的入国]:
アメリカは、市場の要請を不可能であると表明し続けている。

[環境]:
会合は、環境法の定義を巡って2番目の問題を看過できないとして、中断された…

[法制度]
例外に関していえば、進展はまったくなく、ほとんどすべての条項は継続中である。タバコは、アメリカが新たな提案をし、マレーシアも提案を固持しているが、関税撤廃の例外とすることが真剣に考慮されている…

[金融サービス]:
進捗は十分ではない。各国の立場は平行線を辿っている。アメリカはまったく柔軟性を示さない…

[農業輸出補助金]:
アメリカを除くすべての参加国が撤廃する立場を表明した。

[ITA (情報技術協定)]:
各国は、技術製品リストに関税を与えることを含む、この相互的協定に参加することを堅く約束した。

(コピペおわり)




※TPP アメリカ議会での批准は不可能に



※農地バンク法が成立
  おじさんは、この法律も、
  若い新規就農者が参入しにくい今の農業界に変化をもたらすものと考えている。
  わたしは、そうかなあーと思っている。
  この法律で農業の世界に進出できるのは、若い新規就農者より、大企業ではないかと。
  でもおじさんは、JA支配の状況よりいいという。
  現場を知らないから、わたしにはわからないけど。
by homeopa | 2013-12-16 18:09 | 世の中のこと

remember me

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ガガが学校で、「マンデラさんが死んだね」 と言ったら、

ともだち全員が、「だれ、それ?」 と言うので、

「南アフリカで初めて黒人で大統領になった人」 と言ったら、

「ふーん」 と言われて、それで話が終わったそうだ。


これだけ若い世代にスマホが普及しているのに、
これだけ若い世代が世界のことに興味がない国は、
あまりないんじゃないかと思う。

世界はつながっているでしょう。
地面や海がつながっているという意味だけでなく、
何というか・・・・空気がつながっているというか・・・・自分も世界もそこに渾然と溶けあっているというか。

ヨガで呼吸をしているとき、
自分が自分だけで完結していないことがよくわかる。
呼吸は自分の中を流れて自分の周りも流れてぐるぐる循環している。

だから世界を知ることは自分を知ることだし、
自分を知ることは世界を知ることだと思うんだけど、
「最近の若いモン」は、世界に興味がないってことは、自分にも興味がないのかな?
何に興味があるんだろう?

いやでも、これは若いモンだけではないなあ。
マンデラさんの葬儀に世界中の首脳が列席しているときに、
安倍首相は日本で「第3回 将棋電王戦」に出席していたそうだ。

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そうか、最近のバカいモンは、将棋に興味があるんだ!



※マンデラの死を悼み、世界の未来を祈る!  加藤登紀子






そしてこれも、世界がつながっているはなし。

わたしの元クライアントさんの溝呂木梨穂さんのお母さんが、
講演家としてデビューなさったとお知らせをいただきました。
http://www.kouenirai.com/search/detail-201310-6377.html
お母さんの真理さんは、
身体が不自由で言葉が話せない人たちにも深く豊かな思いがあり、
その思いを伝える手段があることを、
これからどんどん講演で広めていきたいとおっしゃっています。
講演会を開きたい方、どうぞご連絡くださいとのこと。

そして梨穂さんの近況もお知らせいただきました。
梨穂さんの詩が歌になったようです。
わたしも聞いてみたいな。
下にお母様からのメールをコピペします。

   ※  ※  ※  ※  ※  ※

きんこんの会に無事に行ってこれました。
柴田先生に2ヶ月ぶりに会いました。
夫が初参加しました。柴田先生にご挨拶できました。

きんこんの会が始まる前に
梨穂の夕焼けに包まれて
の詩に曲をつけて歌って下さった方声をかけて下さり
CDジャケットの絵は奥様が描いて下さってご夫婦で挨拶にきてくださりました。
その方は
梨穂の感想が聞きたいなあとおっしゃっていて
そしたら
柴田先生がスーパーマンみたいにやってきて
梨穂に挨拶をして通訳がスタートしました。
感想とお礼をのべてました。
また詩がたくさん出来ているので
先生にまた病院に来てくださいとお願いしていました。

早めについたので
いろいろな方々が声をかけて下さりました。嬉しいです。
柴田先生はまたスーパーマンのように
違うお子さんの所にいかれました。

過去最高の人出だったと思います。。
大きな和が教室一杯になりました。
梨穂はすっかり常連さんです。
遠くは岡山から新幹線で入らした親御さんがいて頭が下がりました。

お母さんが筆談している
こうや君から
梨穂に筆談した紙が渡されました。
きんこんの会が始まる前にお母さんが持ってきてくださりました。
僕も梨穂さんと同じように詩を書いてるので本を出します。
頑張ります。
世界中に伝えていきますから
梨穂さんも頑張って本を出してください。応援します。
と書かれていました。
嬉しかったです!
梨穂に読んであげたらガッツポーズをしました。〓〓

当事者の方々が30名ほどいて知的障がいの方々や自閉の方々やダウンの子が半分いました。
あとは車椅子やストレッチャーの子達です。

梨穂は最後から三番目でしたので皆さんの発言を聞いていました。
知的障がいの仲間の発言で
同じ友人が
鍵のかかる部屋に閉じ込められてしまった話だと解釈しましたが

なかなか理解されずに精神病院の部屋に鍵をかけられてしまった話を
梨穂は病院にいて孤独を味わっていたが
この話は衝撃的で孤独の意味が違う!
と意見を延べていました。
まだビデオをみてのテープ起こしができてませんが

私の事も最後に面白く語っていました〓〓

お父さんもいたので嬉しかったようです。
梨穂と同じように呼吸器を積んできたまだ小さい男の子は
ほとんど動かない体でしたが
柴田先生は通訳していました。

この体に産んでくれたお母さんに感謝したいと伝えていました。
感動して涙が溢れました。
通訳して下さったことに感激していました。
帰りに私の友人たちも私も近くにいたので思わず声をかけました。
かわいい真ん丸の男の子です。

ブログで丁寧に書いてくださる
かやなるみちゃんもいましたから
またこの様子をブログ書いてくださると思います。

私たちは
5時に国学院を出ました。
帰りに
仲間達ともっと話がしたかったのですがいつもお先に出ないとです。
無事に病院につくとほっとしましたよ。

真理





Cat Power - Remember Me ♪







※ホメオパシー講座 「風邪の楽しみ方♪」 
2013年12月21日(土)14:00~16:30

by homeopa | 2013-12-12 21:07 | 世の中のこと

conditional reflex

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批判と人格否定はちがう。

ある人が、ある時点で、あることをした。
批判というのはその行為をターゲットになされるものだけれど、
人によっては、批判されたときに、自分の人格がターゲットにされたと思う人もいる。

自分の人格が行うさまざまな行為のうちのほんのひとつを批判されているのに、
自分の全人格を否定されたと思って、
必要以上に傷ついてしまう。

この誤解というか妄想は、
身体に刻まれた条件反射から生じることが多い。

たとえば何か失敗をするたびに、「バカ!」 と親に言われていると、
[失敗] → [自分はバカだ思う]
という条件反射が身についてしまう。
そして大人になってからも、仕事のことで上司に注意されたりすると、
条件反射で 、「おまえはバカだ」 と言われているのだと思ってしまう。
上司としては、その仕事のその作業だけを話題にしているんだけれど。

人それぞれ内容は違っても、
だれしも子供のころや、人生の過程で、何らかの条件反射を身につけて育つので、
だれもがその思考や行動に、妄想や誤解を含んでいる。

コミュニケーションの問題は、
ここから生じることが多い。

そんなこと言ったつもりはないんだけど、そんなふうにとるんだ、みたいな。

この条件反射の設定を解除するには、どんな方法があるんだろう?
というのが最近のわたしの関心事。

条件反射は、反射だから、神経に仕込まれた反応という感じで、
心よりむしろ身体の問題のような気もしてくる。




はなし変わって、フェイスブックで流れてきた、すごいおじさんの話。
http://eikojuku.seesaa.net/category/10005568-1.html
ちょっと感動したので、ここにコピペします。

    ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※

「あんたのように遊んでいて食っているというのは、大したもんだ」

そのコーヒー豆屋のオジイは、ニート(無職)の兄ちゃんを皮肉ったわけじゃない。ほんとに偉いと思ったのだ。

人間働かなくちゃ食っていけない時代に、働かなくとも食ってる奴がいる。ほんとに偉い。オジイはといえば、101歳になった今も現役で働いている。


「そのまま、一生通せよ」

そう言いながら、オジイはニートの兄ちゃんにコーヒーをタダで飲ませてやる。


ニートを偉いとは思うが、オジイは働くのが好きだ。
明治時代に生まれてからこのかた、101歳までずっと働きっぱなしだ。


当時の13人兄弟というのは、家族にとっての大きな負担だった。だから、捨てられた。

「おいしいオトト(魚)がたらふく食べられるから」と親父に言われて汽車ポッポで向かった先は、親戚の家。最初は捨てられたと思ってないから、丸二日野宿をしてでも生家へと帰ろうとした。

しかし、ようやく生家にたどり着くと、おふくろは「お腹すいただろ」と優しく声をかけてくれるが、親父は「こいつは捨てた子だ。家のガキじゃない」と露骨である。

「…そうか、オレは捨てられたのか…」。その時、小学生の頭はようやく状況を理解した。


大学を目指すため、千葉から東京へ出たときには、大いにたまげた。
当時、東京へ行くということは、「宇宙」へ行くも同じだった。
日本橋の三越デパートは巨大な石の塊だ。その入り口からは赤絨毯が敷いてある。田舎者が思わず下駄を脱ぐのも、また然り。

大学は慶応、そこから三井物産。しかし、会社勤めが肌に合わず、半年で辞めてしまう。結局、元の漁師に戻った。

「雑魚ばかり獲ってたって、お金にならねえ」

そういうことで、「クジラ」を狙うことにした。ニュージーランドへも行ったし、ノルウェーにも行った。時代は関東大震災、世界恐慌と激震が走っていた。

第二次世界大戦が勃発すると、中国、のちにインドの戦地に送られた。

インドの山岳に分け入った時、途中に少数民族の集落があった。見ると、子供たちが手で魚を獲っている。そこで、元漁師のオジイはジャングルから伐ってきた竹でカゴを編み、ワンサカと魚を獲って見せた。そして、カゴも魚も全部くれてやった。すると、集落の大人たちから大歓迎されて、なにかにとご馳走にもなった。

しかし、戦争の方はまったく思わしくなく、オジイが従軍したインパール作戦は、日本軍が喫した歴史的な敗北となった。

それでも生き抜いたオジイ。50過ぎてから、山登りを始める。
年間100日以上は山に登り、日本の山をだいたい終えた。それで今度は外国だ。アンデスやキリマンジャロ。その時アンデスで出会ったのが、コロンビア人のポーター(荷物運搬人)。彼はコーヒー豆の生産をしていた。

そんなこんなで始まったコーヒー豆の輸入販売。もう85歳になっていた。

どうやって売るのかツテもない。じゃあ、ということで、コーヒー豆をリュックにつめて、日本全国800軒以上の焙煎店を訪ね歩く。見本として1kgほどのコーヒー豆を配って歩いた。そして、そのうち10軒に1軒くらいからは注文があった。

最初は生豆だけを卸していたのだが、近所の人からは「焼いた豆が欲しい」と言われ、少し焼いてみることにもなった。

そんなオジイがニートの兄ちゃんに「大したもんだ」と感心するのは面白い。
その言葉の裏には、100年以上のオジイの人生が詰まっている。

100歳を超えても、オジイは「自転車」で得意先を回る。

「これが健康の秘訣だね」というその距離は、遠いところで往復3時間もかかる。
当然、宅配便という「便利なもの」も勧められる。それでもオジイは自転車から降りない。

「オレが自転車で持っていった豆を相手がこぼしたとする。すると、ちゃんと拾ってくれるんだ。『旦那が一生懸命、汗流して持ってきてくれた豆だ。一粒だって無駄にできない』ってね」

今の親は、子供がご飯をこぼしても「捨てておけ」と言うらしい。でも、オジイの豆ばかりはそうもいかない。

「ここなんだ。オレが言いたいのは」

モノは同じでも、そこに詰まった想いは全然違う。
オジイのコーヒー豆には、101年分の「味」が詰まっている…。


出典:致知2012年12月号
「101歳、独立自尊 安藤久蔵」


下は毎日新聞の記事。
http://mainichi.jp/feature/news/20121113org00m070009000c.html


   ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※



以上、人生はこういうもの、なんて、条件反射で思ったらいかんね。





Drowned by Pete Townshend ♪








※ホメオパシー講座 「風邪の楽しみ方♪」 2013年12月21日(土)14:00~16:30
by homeopa | 2013-12-10 07:29 | 人間

experiment

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ホメオパシーの説明を聞いて、
人がまず首をかしげるのは、使われる溶液が高度に希釈されていること。
そして次に首をかしげるのは、希釈のたびにシェイクされること。

溶液をシェイク (振盪) するとエネルギーが高まるのだと、自分で説明してはいるものの、
そして確かにその効果はあると実感しているものの、
なぜそうなるのかは、わたしにもよくわからない。

だからってわけではなく、
ただちょっとそんな気になって、実験をしてみた。

形が同じふたつのビンに水道水を入れて、
ひとつだけを毎日シェイクしたら、
水にどんな違いが出るか。

でも待てよ。
水に違いが出てきたとしても、それはどうしてわかるのだろう?
無色透明の水に変化が起こったとしても、
目に見えないんじゃないか?

じゃあ、米粒でも入れてみよう、
ということで、
米粒を5粒ずつ入れてみた。
なぜ米粒なのか、なぜ5粒なのかは、自分でもわからない。


これが1日目の写真。
左のビンだけ、毎朝、ビンを手のひらにトントンと30回たたきつけてシェイクする。
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これが6日目。
右側のビン(シェイクしないほう)の米粒に、うっすらとカビのようなものが生えてきた。
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そしてこれが30日目。
右のビンのカビはかなり増殖している。
左側の米粒は少し崩れているけれど、カビは生えていない。
ピンセットでつまんでみたら、
右側の米粒はグズっという感じで崩れ (カビにおかされて分解しているのかも)、
左側の米粒はカツンと割れる感じ。
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とまあ、こんな感じで、米粒に違いは表れたけど、
水にどんな変化が起こったのかはわからない。

川の水は流れつづけて揺れつづけるので腐らないし、
長距離航路の船の飲料水も波で揺られつづけるので腐らない。

それを考えれば、上の結果もなんら不思議ではないんだけど、
すごいと思ったのは、
ビンをシェイクしたのが毎日30回だけだったこと。
時間にして15秒ぐらい。
あとは23時間59分45秒、ずーっとじーっとしていた。
それでもこれだけ違うというところは、
少し驚いた。

今度はもう少し別のものを使って同じように実験してみようと思う。

まずまず、面白かった。
by homeopa | 2013-12-07 20:37 | ホメオパシー