pimboke6

<   2013年 05月 ( 13 )   > この月の画像一覧

honesty is the best plicy....really?

b0170947_21453162.jpg

小さすぎる図書館で目に入ったもう1冊の本
「干し野菜をはじめよう―太陽の香りがするレシピ100」廣田有希著(文藝春秋)を読んで、
おお、おいしそう、わたしも干そう! とわくわくしたとたん、
梅雨になっちゃった。

人生って、そういうものよね。
少なくともわたしの人生はずっとそういうものだった。
梅雨が明けるのを待とう。

待ってるあいだ、こんな記事を見つけた。
Honesty is the Best Policy

正直は三文の得、てことわざがあるけど (え・・・・ない? ほんとに?)、
そういうことが書かれている。

米国心理学協会第120回年次総会(2012年8月)で発表された研究らしい。

110人を被験者にして、
10週間の実験期間中、半数の人にはうそをつなかいように指示し、
他の半数には何も指示しなかった。

期間中、毎週1回、全員の心身の状態や人間関係をチェックし、
嘘発見器を使って、各人がその週に何回うそをついたかを調べた。

その結果、どちらのグループの人も、
うそをついた回数が少ない週ほど、
緊張したり落ち込んだりという精神的問題が少なく、
喉痛や頭痛などの身体症状も少なく、
人間関係もより良好だった。

うそをつかないと人間関係がよくなるから健康状態もよくなるのだろう、
と研究者は推測している。

でもそうかな。
わたしは、うそをつかなかったことで、友達をずいぶん失ったような気がするけど。
あげくに今は、友達は指折り数えるほどしかいない。
これを人間関係良好っていえるの?
ただ、ストレスは減るよね。

別の研究者はこうコメントした。
「自分がうそをつかないとわかると、ストレスが減る。
 心に葛藤があると、ストレスが増える」

うそをつかないとストレスが減って、
心身の調子がよくなるから、人間関係もよくなるんじゃないか?

うそをつかないように指示されたグループでは、
とくにこの傾向が顕著だった。
被験者は意識して大幅にうそを減らすことに成功したし (平均週1回ぐらいになった)、
その結果、健康度も顕著にアップした。
本人たちの体験談はこんな感じ。
「自分の日々の業績についてホラをふかなくてもいいんだと気づいた」
「遅刻したり失敗したときに、うその言い訳をしなくなった」
「答えにくいことをきかれたとき、別の質問をして相手の気持ちをそらし、
 うそを避けることを学んだ」
 
ふふ、面白いね。
アメリカ人はいつもホラをふかなければいけないと思ってるんだ。

これを読むと、うそをつかないと決心すれば、
うそをつかないことは意外と簡単なのかもしれないと思う。
わたしなんかは生まれてこの方、
一度もうそをついたことがないのでよくわからないけど。ウソヨ

しかし、平気でうそをつく人とか、
自分がうそをついているのに気づかない人とかは、
葛藤がない分、うそをつかない人よりもっと健康なんじゃないか、
という疑問もわいてくる。

最近の研究によると、
アメリカ人は平均して毎週11個のうそをつくらしい。
わたしも数えてみようかな。

で、うそはどう数えるの? 
11個? 
11件? 
11回? 
11匹? 
11束? 
11尾? 






How To Say Goodbye by Paul Tiernan ♪






※ホメオパシー講座やります。
  テーマは  「予防接種と子供のかかる病気」
  http://homeopa.info/lecture3.html

  まだまだお席あります。
  というか、埋まっていないお席のほうが多いので、
  机の上に寝ころんで聴いていただくこともできます。ぜひどうぞ。




米国フィラデルフィアでの反モンサントデモ

このデモを取材に来たメディアは、このお兄さんだけだったそうです。
メディアの不甲斐なさは、日本だけではないんだ。
by homeopa | 2013-05-30 15:45 | おもしろいこと

health check

b0170947_743096.jpg

今朝もさわやかな川原の散歩。
しかし草の勢いはすごい!
一日で10センチぐらい伸びるんじゃないか?
ほとんどの場所でわたしの背丈より高くなっているので、
川原を歩いてももう川が見えない。

かぼちゃは放置してどんなふうに育つのか見てみようなんて思っていたけど、
放置したら草に囲まれて日陰の身になってしまう。
それでつい、まわりの草を倒したり、手で切ったり、抜いたり。

こういう草の勢いに囲まれていると、
人間をやってることが笑えてくる。
放射能とか、農薬とか、戦争とか、遺伝子組み換え食品とか、予防接種とか、薬とか、
その他もろもろの状況を考えると、
たぶんそう遠くない未来に人間はほろびるんだろうなと思う。

でもそんな状況でもおかまいなしに、草はどんどん伸びて、どんどん地上をおおって、
枯れては種を落とし、また生えてどんどん伸びて、
土や水を浄化し、土や水を育て、虫や鳥をやしない・・・・・

きっとこの緑の地球はそうやって草とともにだいぶ先まで生きのびていくんだろう。
人間が滅んだあとも延々と。
少し悔しいけど、でもうれしい。



はなし変わって、
小さすぎる図書館で思いがけず目に入ってきた別の本。
ツボにはまって、電車の中で何度もふきだした。
友だちに見せたら、ふーんて感じだったから、
たぶん 「わたしの」 レセプターにのみはまるタイプの笑いなのだろう。
でも引用しちゃう。

   ※   ※   ※   ※   ※   ※

健康診断の論理と心理


 最近の医学の検査技術の進歩には目をみはるものがある。磁気、X線を利用した技術については言うまでもないが、ちょっと腹に穴をあけて管を差しこんで覗くだけで、内蔵の様子がわかるまでになっている。

 それにともなって、誤診を最小限におさえる努力がなされるようになってきた。一目で風邪だとわかっても、直感に頼らず、考えられるすべての検査をしてからでないと診断を下さなくなった。これはありがたいことである。正しい診断を下してもらうことは、治療してもらうことよりもずっと重要なのである。

 たとえ治療法がないような病気と診断された場合であっても、それで検査は終わったと安心してはいけない。さらに精密な検査を受けてより詳細に診断してもらうべきである。自動車などは修理の方法がないような場合には検査もしないが、人間の場合はそうではない。ここに人間の尊厳がある。たとえ検査のために死期を早めることになっても、正確な診断のためには人間として喜んで耐えなくてはならない。

 ありがたいことに、現代では検査だけでなく、治療技術も発達し、治せない病気以外はすべて治せるまでになっている。だが、いくら進歩したといっても、治療を過信することはできない。いちど手遅れになったら、もう何をやっても手遅れであるのは、昔も今も同じである。

 しかし早期に発見することができたなら、ほとんどの場合、完全に治すことができる。とくにどんな精密検査を受けても異常が見つからないうちであれば、確実に治るまでになっている。

 ただ問題は、本当に異常なしなのかということである。職場の定期検診などで異常が発見されなかったとしても、安心するわけにはいかない。実際、何十年も定期検診を受け続けた人でもいつかは必ず死んでしまうのだ。定期検診で異常が見つかってから治療を受けるのでは手遅れであり、死ぬ前の身辺整理の時間が稼げるだけである。身辺整理にしても、本当は異常がみつかる前に始めておかないと遅い。墓の手配から斎場の予約まで早めにすませておきたいものである。
 
 だから定期検診で病気が発見されるまで待つという悠長な態度でなく、早め早めに異常を見つけて手をうたなくてはならない。極端に言えば、ちょっとくしゃみをしただけで手術を受けるくらいの心構えが必要である。
 
 だいたい、定期検診だけですませようというケチな根性から改めなくてはならない。よく、一年にわずか一回や二回の検査を受けたくらいで、「自分には一点のやましさもない」といわんばかりのスガスガしい顔つきをしている人がいるが、そのいやらしさはだれもが感じるところである。感じのいい人であるためにも、検査の結果を疑いつづけなくてはならない。
 
 とにかく定期検診の日まで座して待つのではなく、定期検診以外にも自分から検査を願い出るような積極性がほしいものである。もちろん検査で異常が見つからなかったからといって安心できないのは、定期検診の場合と同じであって、再検査が必要である。何回も同じ検査をするのに難色を示すような病院だったら、病院をかえてでも検査してもらうべきだる。こうして検査を受け続ければ異常が発見されるときが必ずやってくる。この時になってはじめて安心することができる。
 
       (中略)
       
・・・・・ただ、論理的に納得できても心理的に抵抗を覚える人もいることが予想される。次のような反論がその例である。

 検査技術の発達によって喜ばしい時代は到来したといっても、それは医療関係者にとって喜ばしいだけではないのか。いつ病気が発見されてもおかしくないような虚弱体質の人間には、検査万能の時代は受難の時代である。このような人間にとっては、検査ほど恐ろしいものはない。検査の結果異常が発見されるのに較べたら病気になる方がよっぽどましである。それはちょうど、犯罪を犯すよりも犯罪が露見するほうが恐ろしいのと同じである。あるいは、無能力であることよりもそれを知られるほうが恐ろしいのと同じである。逆の場合で言えば、善行を施すよりも表彰されるほうがうれしいのと同じである。
 
 そもそも検査を受けるのは、深刻な病気が疑われるからである。この疑念を確信に変えて何がうれしいのだろうか。検査を受けても金がもうかるわけでもなく、ハワイ旅行が当たるわけでもなく、最高の結果でも「異常なし」で、あとはそれより悪い結果しかない、というのでは、「よくてもともと、あとは損をするだけ」という賭けと同じで、普通の人ならだれもチャレンジする気がおきないのは当然であろう。検査の結果、景品が当たるといった楽しみの部分でもないと、楽しそうにしているのは医療関係者だけという現状は変わらない。せめて検査を受けるたびにスタンプを押してもらい、それがたまったら一回タダで検査が受けられる、といった工夫が欲しいところである。
 
 このような意見をきいて何よりも疑問に思うのは、そんなに異常が発見されるのが怖いのなら、どうしてわたしのように、定期検診をうけるときは、二週間前から節制し、体調を整えたうえで検査にのぞむ、といった程度の努力ができないのか、ということである。できれば事前に検査を受けて異常がないことを確認してから健康診断にのぞみたいものである。
 
 何事にも疑いをはさむ人がいるものだが、検査の毎日で一生を過ごすことに疑問を感じる人は、身体以外にも、他人に発見されてこまるようなやましさをどこかにもっているのではないか、とわたしは疑っている。
 
 検査が健康のために必要だという当たり前のことを納得したうえで検査を嫌う人は、健康になることを恐れているといってもいい人たちなのだ。それなら病気を歓迎しているのかというとそうでもない。病気も人一倍恐れているのだ。では健康も病気もない状態、すなわち死を歓迎しているかというと、これもまた人一倍恐れているのだ。これらをどれも恐れる人に残されるのは、未決定の状態だけである。どっちつかずの状態の中で、不安と疑惑を抱きながら生きていくしか道はない。
 
 なお、わたし自身は未決定の状態が好きであることを付言しておく。
 
                                      ---- 「われ笑う、ゆえにわれあり」土屋賢二著(文春文庫)
        
        
     ※  ※  ※  ※  ※  ※  


ああ疲れた。
こんなに長く引用するとは思わなかった。
長く引用しても実益はほとんどない文章なのに。






Break It Yourself by Andrew Bird ♪





※ホメオパシー講座やります。
  テーマは  「予防接種と子供のかかる病気」
  http://homeopa.info/lecture3.html
by homeopa | 2013-05-28 12:24 | 身体のこと

bees

b0170947_7161423.jpg

今度の家のそばの図書館はとても小さいので、
読みたいと思った本が見つかる確率はほぼ0パーセント。
でも、それにもメリットがある。

あまりに小さいために、
手のひらに載せて持ちはこべることだ・・・・・って、そんなわけない。
そうではなく、あまりに小さいので、いつもなら読もうと思わないような本も目に入ってくることだ。

この本もそういう成り行きで読んだ本だった。


ハチはなぜ大量死したのか ローワン・ジェイコブセン著 (文春文庫) 

途中で飽きるだろうと思って読みはじめたら、
面白くてどんどん読でしまった。

数年前から騒がれているハチの失踪事件。
これを蜂崩壊症候群(Colony Collapse Disorder=CCD)というらしいけど、
2007年春までに北半球から4分の1のハチが消えたそうだ。
死骸も残さずに。

著者はその犯人さがしにとりかかる。
あやしいと思われたのは、
電磁派、ウィルス、ダニ、農薬(ネオニコチノイド)、栄養不足、都市化、温暖化など。
しかしひとつずつ検証していくと、
どれもそれだけですべてのハチの失踪を説明できる原因とはいえない。
いちばん大きな原因と考えられるネオニコチノイドでさえ、
それがすべてのハチにCCDをもたらすわけではない。

何百ページ分を一気に飛びこえて結論に行くと、
著者の考えでは、
上のようないろいろな要素が複雑にからみあって、
CCDが起こるのだろうということになる。

推理小説のように単純明快な答えを期待して読んだ人は、
拍子抜けするかもしれないけど、
わたしはとても納得した。

CCDになっていないハチでも、
その多くが驚くほど多種類のウィルスに冒されているという。
また、健康なハチの体には善玉菌がいて免疫を担っているのだけれど、
それが多くのハチで非常に減少している。

つまり現代のハチは免疫が低下しているのだ。
その理由は不自然でストレスの多い生活。
といってもハチが不自然な生活を選んだわけじゃない。
ハチを飼う人間が人間の都合で不自然な生活を押しつけたのだ。

病原菌の繁殖を予防するには抗生剤が使われる。
ハチに壊滅的なダメージを与えるミツバチヘギイタダニに対しては、
強力な殺ダニ剤が使われる。
広大なアーモンド畑の受粉に雇われたハチは、
毎日アーモンドの蜜と花粉だけ食べることになる。
これ自体がとても不自然な食事だが、
それ以上に不自然なのは、
アーモンドの開花時期に合わせて状態を調整するため、
コーンシロップが与えられること。
そして栄養失調のハチに対しては、
ミツバチ用タンパク質サプリメントが与えられる。
受粉のために遠くまでトラックで運ばれることも、
ハチにとってはかなりのストレスだろう。

こんなふうにして免疫が落ちたハチが、
ミツバチヘチイタダニに攻撃されれば、一気に死滅するし、
ネオニコチオイドを含んだ花の蜜を吸えば、簡単に痴呆状態になる。

なんだか現代の人間にそっくりだ。
体を弱めるような不自然なことをしておいて、
病気になると薬でごまかし、
ますます不自然になって免疫が下がり、病気になる。
それをまた不自然な方法でごまかす。
これを続けているうちに、
ほんのささいなストレスで倒れるほど弱ってしまう。
多くの人はそのストレスを悪者扱いするけれど、
本当の問題は、それに負けるほど弱ってしまった体だ。

これはハチのはなしではなかったのだ。

でもハチのはなしもとても面白い。
ハチの生態については初めて読んだけれど、
ハチは巣全体でひとつの生き物のように作動しているようだ。
だれに命令されるでもなく見事にオーガナイズされた組織行動は、
神業としか言いようがない。
そしてハチがいなければ、
多くの農作物や果実が実らないことも、よくわかった。

後半に、ある養蜂家のことが書かれていた。
この人は1998年にミツバチヘギイタダニと闘うのをやめた。
他の養蜂家たちがこのダニにやられて戦々恐々としているときに、
彼は「ダニから何か学べるものがないか、様子を見ることにした」
つまり殺ダニ剤を使うのをやめてじっと待ったのだ。
貧乏生活に耐えて。

「ダニは敵ではない。ダニは問題解決のために自分を助けて
くれているのだ。問題は、脆弱なミツバチにある」
と悟ったらしい。

そしてミツバチヘギイタダニに負けずに残ったわずかなハチを、
育てはじめた。
交配を重ねるにつれ、新しい世代は抵抗力を高めていった。

「私たちは生物の集団的消滅を災厄とみなしがちだが、
これは問題を修正する自然の方法であることがある」

「自分や同僚の養蜂家が抱えている問題が、
人間のテクノロジーに端を発しているなら、
喜んで自分の支配権を放棄し、
蜂たちに自らの養蜂場の発展を導かせたいと思った。
蜂の付き人となって、蜂から指示を受けようと」

「私たちが自然のすべてを理解することは決してないだろう。
けれども、自然の慈悲深い心配りと庇護のもとで暮らし働くすべを
学ぶことはできる。かつては多くの人がそうしてきた。
今も将来も、私たちに同じことができないという理由はない」

と、この養蜂家カーク・ウェブスターさんは言っている。
養蜂家版の木村秋則さんだな。

そうそう、最後のほうに、花について面白いことがたくさん書いてあったんだけど、
返却期限を過ぎて図書館から催促されたので、
読めなかった。
また借りてこよう。
買ってもいいし。


以下はネオニコチノイドについて

新農薬ネオニコチノイドが脅かすハチ・生態系・人間
ネオニコチノイド系農薬とは何か(上)
ネオニコチノイド系農薬とは何か(下)


EU15カ国は2013年12月1日から2年間、
ネオニコチノイド系の農薬の使用を禁止することになりそうな状況らしい。






※ホメオパシー講座やります。
  お題は 「予防接種と子供のかかる病気」
  http://homeopa.info/lecture3.html
by homeopa | 2013-05-24 23:04 | 自然のちから

weathering

b0170947_11193321.jpg


気がつけば、福島のことを考える頻度が減っている。
脱原発情報のブログのアップもまれになった。
金曜日の官邸前デモにもぱたりと行かなくなった。
子供たちの保養プロジェクトに最後に募金したのは、昨年11月だった。

福島の人々の苦境も、原発の危険な状態も、
産官癒着の巨大原子村のからくりも、
何も変わっていないのに、
わたしの頭の中ではそれがないかのごとくになっていく。

だからせめてときどき、こういう声を聞かなくちゃ。
OurPlanetTVは地道にこういう声を届けつづけてくれて、すばらしいと思う。

【ふくしまの声】第3回 悩みながら、揺れながら  OurPlanetTVより

「FBの発信なんか、本当はしたくないんです。
 その辺の花みたいに、ただじっと咲いていたいんです。
 発信すればバッシングされたり、知らない間にだれかを傷つけたりする。
 でも同じことが二度と起こってほしくないから」







※ホメオパシー講座やります。
  お題は 「予防接種と子供のかかる病気」
  http://homeopa.info/lecture3.html
by homeopa | 2013-05-22 11:22 | 原発

懐かしい未来

b0170947_14254589.jpg

映画 『懐かしい未来 短縮版』 の上映会と、
この映画の原作の著者、ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんの講演会に行ってきた。
同時にTPPに関する安田美絵さんの講演もあって、盛りだくさん。
たくさん学ばせていただいた。

『懐かしい未来』 の本については以前にこのブログで書いたので、
なんのことやら、と思う方は、こちらを読んでください。

ヘレナさんは、グローバリゼーションがこの世界にもたらす問題を指摘し、
その問題を解決する経済システムとして、
ローカリゼーションを提唱している。

ご存じのとおり、TPPがめざしているのはグローバリゼーションだ。

なぜ人間がこんな非人間的なシステムを生みだしてしまったのかということについて、
ヘレナさんは著書でも主張していた。
原因は人間の貪欲さではなく、
システムの巨大さだと。

たとえば、モンサントや東電の社員たちが、
わたしよりも欲深なわけではない。
ただどんどん大きくふくらんでいくそういう組織のなかに組みこまれてしまうと、
目先の自分の役割をこなすことのみに必死になり、
全体が見えなくなって、
世界のことや、長い先のことに思いをはせることができなくなるのだ、
ということではないかと、
わたしは解釈した。

それは政治家も同じで、
安倍マントヒヒや橋本チンパンジーが、とくに欲深だったり低脳だったりするわけではない。
ただ、今の自分の立場をキープするため時間に追われて必死に仕事をこなしているだけだと。
しかも政治家は、自分の経験からものを見るより、
人づての情報を基準にしてものを見る、
とヘレナさんは言う。

たとえばGDPとか。
GDPを指標にしてものを見ると、
ガンになって抗癌剤治療を受ける人は、
GDPの上昇に貢献するから、愛国者になり、
隣人を助けるためにお金ももらわず作業をする人は、
GDPを増やさないので、非国民になる、という変なことになる。

たしかにねー。

それで思ったんだけど、
そもそも政治家になる人たちは、
とくに日本の政治家は、
あまり人生の苦難を経験していない 「おぼっちゃん」 が多いのではないか?
だから経験からものを見ようにも、その土台がないんじゃないか?

そういう人たちに、貧乏人や弱者の気持ちを想像してくれと要求しても、
無理かもしれない。

選挙に出るとき、候補者は多額の供託金を払わなければならない。
日本の供託金の額は世界一高いそうだ。
お金持ちしか選挙に出られないような変な仕組み。

こんな仕組みはやめて、
代わりに、候補者に対して別の条件をもうけたらどうかな。
たとえばこんな条件;

毎月3万円の生活費で自活しなければならなくて近所の畑からキャベツを盗んで食べつづけた経験が1年以上ある人、
大病をわずらって学業や仕事ができなった期間が3ヶ月以上ある人、
学校でいじめられて死にたくなったことがある人、
タイムマシンで第二次大戦中の戦場にワープして死にそうになったことがある人、
タイムマシンで第二次大戦中の韓国にワープして従軍慰安婦になったことがある人、
米軍基地のフェンスのとなりで育った人、
逆に、子供のころ、友だちと野山をかけずりまわって育った人・・・・


なんだかヘレナさんのはなしから、
変な空想へと発展してしまった。

とにかくヘレナさんが言いたかったのは、
もし人間の欲望ではなく巨大なシステムが現代社会の不幸をつくっているとしたら、
巨大なシステムを小さなものに変えていくことで、
その不幸を克服できる、ということだった。

お金も品物も、小さな共同体の中でまわし、
必要なものは地元で調達し、生産したものは地元で消費する。
そうやって小さな経済単位で生活することで、
原因と結果が目に見えるようになり、
人々はより積極的に責任をもって社会にかかわるようになる。
物品を遠くに運ぶためのエネルギーも少なくてすむ。

わたしもこれには大賛成。
そのためにどうすればいいのかわからないけど、
とりあえずTPPには反対しよう。

ただ、そもそも巨大なシステムを生みだしたのは人間の欲望ではないか・・・・
という疑問が今も胸のあたりにもやもやしている。

でも、もし欲望が原因だとしても、
それに負けてますます不幸の道を突き進まないように、
巨大なシステムに巻きこまれるのを避けられるだけ避けるというのは、
ある程度可能かもしれない。






Poetry Man by Phoebe Snow ♪




※ホメオパシー講座やります。
  お題は 「予防接種と子供のかかる病気」
  http://homeopa.info/lecture3.html
by homeopa | 2013-05-20 14:39 | 世の中のこと

i wanna house like this

b0170947_2244823.jpg



こんな家がつくれたらなあ ↓
http://www.permaculture.co.uk/videos/building-low-impact-roundhouse





※ホメオパシー講座やります。
  お題は 「予防接種と子供のかかる病気」
  http://homeopa.info/lecture3.html




ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチ at 昨年のリオ会議

以前にもこのブログで取りあげましたが、
今回、和訳の字幕付きを見つけたので。
何度見ても、感動します。
by homeopa | 2013-05-17 22:05 | cob house

natural feeding

b0170947_10273674.jpg

この前、草の畑に行ったとき、
おじさんが 「ブラックベリーの枝を払おうか」 と言った。
「ブラックベリーがあるんですか?」 ときくと、
「うん、ある。あそこのクワの木」 との答え。

ブラックベリーなの? クワなの?

おじさんが数年前にどこかから持ってきて植えたらしい。
昨年も実がたくさんなったけど、
なりすぎて、木に負担がかかって、病気にやられて全滅したとか。
なので今年は枝を少し払って、実も減らそうと思う、とのこと。
おじさんが枝を払っている横で、わたしは実をちょこちょこ鋏で落とした。
葉っぱは、わたしが知っているクワの葉の形ではない。

別れ際、おじさんが 「ブラックベリー、積みにきてね。6月中旬ごろかな」 と言ってくれた。
やっぱりブラックベリーなのか。

その翌日、川原を歩いていたら、クワの木があちこちにあって、
おじさんのところのものと同じ実がついているのがあった。

b0170947_20501691.jpg



葉っぱを見ると、わたしが知っているクワの葉の形。
b0170947_20503424.jpg



おじさんのところのブラックベリーまたはクワは、
こんな葉っぱだった。
b0170947_20531620.jpg



帰って調べたら、
ブラックベリーはバラ科、クワはクワ科で、
実も葉もだいぶ様子がちがう。
おじさんの木と川原の木の実はどちらもクワ。
そしてクワの葉にはいろんな形があるそうだ。
そういえば・・・・若杉おばあちゃんもそんなことを書いていたな。

とにかく、これでまた川原に行く楽しみができた。
6月半ば頃になったら、クワの実が熟すのだ。
でもそれまでも楽しもうと思って、
クワの葉を油いためで食べてみた・・・・まずまず食べられる。
それからクワの葉を蒸して、乾燥させて、お茶にしてみた・・・・とてもやさしい味で、おいしい!

ちなみにクワの葉の効能は、
血糖値を下げる、インシュリンの分泌を促進する、抗酸化作用、血圧を下げる、便秘解消など。

糖質は小腸壁でαグルコシダーゼという酵素と結びついて吸収されるが、
クワの葉にふくまれるDNJ(デオキシノジリマイシン)という成分は構造がブドウ糖と似ているため、
αグルコシダーゼと結びつく。
それによってブドウ糖が吸収されにくくなる。
つまり、ゆっくり吸収される。
これで血糖値の急上昇を抑えられる。

クワにはビタミンやミネラルも豊富らしい。
ビタミンC、B1、B2、Aなど。
カルシウムは牛乳の24倍、お茶の6倍、キャベツの40倍。
鉄分は納豆の15倍、カブの140倍。
ほかに亜鉛、マグネシウムも豊富らしい。
http://www.mit-japan.com/ndl/ndl/kuwa.htm

うーん、子供と妊婦と成人と老人向けだな。

そして1週間ほど前から川原に気になる草が生えてきた。
b0170947_21293389.jpg


なんとなく人間に都合のよさそうな顔をしている。
草の畑に行ったときに、これと同じ草が生えていたので、
おじさんにきいてみた。
「ああ、これ? キクイモだよ。掘ってみるとわかるよ」

とういことで、次に行ったときに掘ってみたら、芋がついていた。
b0170947_21312923.jpg


丈が1メートル以上まで伸びて、キクのような花が咲き、
そのころには芋もだいぶ大きくなっているそうだ。

それがこんなに群団で生えている。
あっちにも、こっちにも、たくさん。
b0170947_21334190.jpg


ちなみにキクイモにはイヌリンという成分が含まれていて、
これが人間には都合のよいものらしい。

イヌリンは多糖類。
でもカロリーは砂糖や他の炭水化物にくらべて3分の1から4分の1程度、
脂肪とくらべると6分の1から9分の1程度。
カルシウムの吸収を促進し、おそらくはマグネシウムの吸収も促進する。
そして腸内細菌の活動を促進する。
血糖に影響をおよぼさないので、
糖尿病患者も安心して食べられる、というようなことが、ウィキペディアに書いてある。
(イヌリンで検索するとすぐ出てくる)
そのせいか、巷では、糖尿病にいいわよーともてはやされているそうだ。

でも食べ過ぎるとおなかが張ったりするらしい。
なんでもほどほどね。
大きくなったら食べてみよう (わたしが、ではなく、芋が)。

そんなわけで、いい川原のそばに住めてよかった。

おじさんのところのクワの木は、
不自然なくらい実がついて、それで病気になった。
川原のクワの木は、まあまあたくさん実がなっているけど、病気にはなっていない。
おじさんの畑は6年前まで普通の農業をやっていたところだから、
農薬の影響とかあるのかな。

ときいたら、
「いやあ、それより化成肥料のほうが悪いんじゃないか?」 と言っていた。
いずれにしても、不自然になった土が自然の力を取りもどすには、
ずいぶんかかるのだ。








※緑の党 世界一高い供託金に負けないぞ! 一億円カンパ
※緑の党 紹介画像 YouTube
by homeopa | 2013-05-16 07:53 | 自然のちから

heyfever or whatever it is 2

b0170947_7324141.jpg

前の記事で花粉症についてグチったけど、
あれから少し進展があった。
たぶん好転反応だと思う。
1週間ほど前にレメディーを変えてみたのだ。

そうしたら数日前からいろいろと症状が出はじめた。
左顎下のリンパがしこって痛み、
鼻~喉~気管の粘膜にものすごいヒリヒリ感が起こり、
鼻づまりと花粉への反応が強烈になった。
前の記事を書きたくなったのはこのころだ。

昨日は粘膜のヒリヒリ感はだいぶ治まったけれど、
喉頭から気管のあたりが無性にくすぐったくて、
昨夜はそれで咳が出るので、眠るのに少し手こずった。

今朝は喉頭から気管のくすぐったさはほとんどない。
でもそのあたりに何かがくっついている感じで、
ときどきそれを出そうと咳が出る。
うまく行くと黄色い痰がぽろっと塊になって出てくる。
咳をすると喉頭から気管の粘膜が痛む。

そして、微熱があるような軽い寒気が数日前からずっと続いている。

でも今日は、鼻づまりがほとんどない!
鼻水は出るけれど、すっきり出てすっきり止まる。

とっているレメディーはSepiaとTabacum。
Sepiaは、鼻の内側、粘膜の炎症、炎症の腫れ、動いているときに好転、鼻水などの症状から選んだ。
これは抗疥癬レメディーといって、
慢性病のいちばん根っこの土壌にはたらきかけるレメディーでもある。
女性ホルモンの分泌が減って、女なのに女でなくなっているような状態にも合うし、
わたしが抱えている血液の中のカビにも共鳴するレメディーだ。

Tabacumはたばこからつくったレメディー。
わたしは19歳から、ガガを妊娠した39歳まで、
ヘビースモーカーだった。

わたしの花粉症が始まったのは7~8年前だけど、
考えてみたら、通年性の鼻炎はそのずっと前からあった。
20代半ばごろ、鼻づまりがひどくて食事中に口をあけてクチャクチャ音をさせるので、
そのたびに、よしなさい! といって、
同居人に分厚いリーダーズ英和辞典で頭をたたかれたのを覚えている。
彼はやさしい人だったから、わたしのみっともない習慣を、
そういういやさしい方法で正そうとしてくれたのだと思う。

ヨガを始めたのも、そのためだった。
1年間ヨガを続けたら、鼻づまりがよくなったので、
それから今にいたるまで35年間、毎日ヨガを続けている。
それでも花粉症を発症したのは、なぜかわからない。
時期的には、歯の治療で金属の軸を入れられたころだから、
それがきっかけになったのかもしれないし、
結婚生活のストレスなんかも関係しているのかもしれない。

いずれにしても、わたしの人生の中でいちばん長期的に摂取した有害物質のひとつは煙草だ。
煙草を吸いつづけることで、鼻~喉~気管の粘膜をさんざん痛めつけてきた。
今回、何かを訴えるように猛烈にヒリヒリ痛んだのは、
まさにそこの粘膜だった。

Tabacumは過去にも何度かちょこっととったことがあるけど、
今回みたいに腰をすえてとりつづけたことはなかった。

花粉症でもなんでも、じっくり取りくむって、大事だなと思った。

ホメオパシーのレメディーは、
急性症状にはほんとに即効性があるけど、
慢性の問題はそうは行かない。

わかっていても、あるレメディーを少しとって反応がないと、別のレメディーをとり、
みたいなことを繰りかえしてきた。
そのあげく、わたしの花粉症はもう治らないんじゃないかなんて、
半分投げやりになっていたけれど、
あきらめずに症状に合うレメディーを探しつづけること、
これだと思ったレメディーはとりつづけてみること、
これは本当に大事だわ、と学んだ。

花粉症、ありがとね。

今日は身体が休みなさいと言っているので、
布団なんか敷いちゃおうかと思う。

b0170947_21301177.jpg





Glen Hansard - Falling Slowly (Feat Lisa Hannigan) ♪






※今さらって感じだけど、前から書こうと思っていた予防接種に関する記事
by homeopa | 2013-05-13 07:32 | 病気

hey fever or whatever it is

b0170947_82566.jpg

人がやらないことを自分がやっていると自分は天才だと思って興奮する性分とはいえ、
みんなが花粉症の季節を過ぎてすっきりしているときに、
ひとりだけあいかわらず鼻をズルズルいわせているのはあまり興奮しない。
いや、腹が立つ、という意味では興奮するけれど。

使い捨て商品の代名詞のようなティッシュの代わりにハンカチで鼻をかむようになって2ヶ月半。
もう鼻水まみれのハンカチを洗うのはうんざりだ。
でもティッシュを使うとすぐに鼻の下の皮膚が荒れるので、
洗いつづけるしかない。
(ティッシュって、つくる段階でけっこういろんな化学物質とか使われているんだろうな。痛感)

ああ、もう、いやだ、花粉症。
どうして、わたしだけこんな目にあうの?

毎日ヨガやってるし、
添加物とかなるべく入ってないものを食べるようにしているし (スナック菓子食べるだろ?)
砂糖もそんなに食べてはいないし (週末のアイスクリームはどうよ?)
肉や魚もあんまり食べないし (乳製品はどうよ?)
薬も予防接種も使ってないし (それって常識レベルでしょ)
睡眠はわりとたっぷりとってるし (週末のDVDはどうよ?)
毎日よく歩いているし (そお?)
人を恨んだりしてないし (花粉症を恨んでるだろ?)
これ以上どうしろっていうの~~~?!

と、こう書いてみると、
できることいっぱい。
でもやりたくないんだよね。

だから気安めに、花粉症であることのメリットを考えてみた。

まず、ヨガのときの呼吸がいつにも増してゆっくりになること。
とくに前屈ポーズのときなんて、
鼻の粘膜がふくれあがって針の穴ぐらいの穴しかなくなるから、
吸うのも吐くのも少しずつ少しずつで当然息が長くなる。
息の長い人は長生きするって友だちが言ってたから、これで長生きできるかも。

次に、匂いがあまりわからないので、味もわからず、
夕飯のメニューにこだわらなくなり、食費が浮くこと。

化粧をしてもどうせ鼻の下だけハゲちゃうので、
化粧をしなくり、時間と手間がはぶけること。
もともと年に3回ぐらいしか化粧はしないけど。

どこに行っても鼻水が出ているか、鼻が詰まっているかのどちらかなので、
出かける気がしなくなり、お金を使わずにすむこと。

歩いていると症状が楽になるので、歩く時間が増えて健康的であること。
本を読むのも、ランチを食べるのも、家の中で歩きながらできることを発見した。

ハンカチのやさしさに気づいたこと。
とくに何度か鼻をかんで少し湿った状態のハンカチは、
たまらなくしっぽりとやさしい。

アレルギーの一因は血液の汚れに対する免疫反応。
ならば、これだけ鼻水を出したら血液の汚れも少しは薄まるだろうということ。

にもかかわらず、症状はありがたいなんて聞くと、ケッと思うので、
クライアントさんに対して腰が低くなった (ような気がする) こと。
もともと腰の位置は低めだったけど。

こう書いてみると、
こんなにいいことがいっぱいあるじゃん、とも思えるし、
どれも大したことないじゃん、とも思える。

花粉症であれなんであれ、
ものは思いよう。
今日はどっちに思おうか?






花粉症の歌 by キーコ ♪
(いつも原発関係の情報を丹念に文字おこししてくださる みんな楽しくhappyがいい♪ のキーコさん)








※自民党、選挙公約の原案で 「原発再稼働」 明記

※緑の党 世界一高い供託金に負けないぞ! 一億円カンパ
※緑の党 紹介画像 YouTube
※緑の党 原発ゼロ・全国キャラバンスタート!5月7日 旭川街宣
by homeopa | 2013-05-12 08:19 | 病気

映画 日本国憲法

b0170947_6181311.jpg

今朝、起きたら、
身体がものすごく凝って、痛くて、重かった。

いったいどうしたんだ? 風邪でもひいたか? それとももっと重い病気か?
と、静かにあわてふためいたあとで、トイレの中で気づいた。
三日前に草の畑を手伝いにいったのだ。

いつもは畑仕事をした日の晩に Arnica30C と Rhus-t30C をペットボトルに溶かして、
シャカシャカ振りながら飲んでおくと、
筋肉痛は出ない。
でも今回は油断して、このカクテルは飲まなかった。

年をとると、肉体労働をしてから筋肉痛が出るまでに長い時間がかかるというけれど、
三日もかかったか。
わたしも老人として恥ずかしくない状態になってきた。

でも今朝、遅まきながらArnとRhus-tを飲んだら、
今は……なんともない!
レメディーに対する反応はいつもいまひとつなわたしだけど、
このレメディーにだけは毎回反応する。
ああ、老人として恥ずべきふるまい。




それはさておき、先日、『映画 日本国憲法』 を見てきた。

ついでに本も買った。
「映画 日本国憲法 読本」


いろいろ想像力を刺激され、
当時の人たちはあの憲法をどう思ったのだろうと考えた。

鬼畜米英は悪いやつらだ、
彼らを壊滅させるまで戦うのだ、
天皇のために命を捨てて生きるのだ(?)、
それが愛国心であり、美しい生き方なのだ、
と教えられ、身体にたたきこまれたあとで、
戦争放棄、主権在民、象徴天皇、個人的人権、集会結社の自由などが盛りこまれた憲法を見たとき、
ふつうの人々は何を感じたのだろう。

この映画に出てくる唯一の日本人、日高六郎氏は、
当時、市民のほとんどはあの憲法を見て、
「ああ、これでもう戦争をしないですむ。そういう国になったのだ」
という安堵を感じたはずだと語る。

そのころ20歳ぐらいだった父や母は、どう感じたのだろう?
もっと聞いておけばよかった。
父や母と日本国憲法の話をしたことはなかったけれど、
戦時中にいかに食べものがなくて困ったか、というはなしは、
耳にたこができるほど聞かされた。
よほどひもじかったんだろう。
母からは、渋谷のあたりで空襲にあって、とても怖かったというはなしも聞いた。
父からは、南方でイギリス軍の捕虜になったけど、
イギリス軍兵士はわりと親切だったからラッキーだったというはなしを聞いた。
でも戦争に負けて悔しかった、というはなしは聞いたことがないから、
たぶん父も母も、戦争が終わってほっとしたのではないかと思う。
そしておそらく、もう戦争をしなくてすむ憲法ができて、さらにほっとしたのではないかと。

日本国憲法はアメリカに押しつけられた憲法だと主張する人がいる。
実際は、日本側からいくつかの憲法草案が提出されたらしい。

しかしそのうちのひとつ、政府が出した憲法案は、
ひどいものだったらしい。
要するに、前の憲法とほとんど変わらない内容だった。
 (役人の想像力はニワトリ並みだから、変えたくてもどう変えればいいのかわからなかったんじゃないか?
  原発のことなど見ていても、それは想像がつく)


それを見たマッカーサーは、日本政府に新憲法をつくらせるのは不可能だと判断し、
急遽、自分たちで草案をつくりにかかった。
しかし日本の民間の複数の団体からも憲法草案は出されていて、
GHQはそれを参考にしたらしい。

だれがつくった憲法にせよ、
日本国民はそれを安堵ともに受けいれたのではなかろうか。
つまり、押しつけられてしぶしぶ受けいれたわけではないということ。

昨日ラジオでやっていたけど、
第二次大戦後から一度も憲法を改正していない国はめずらしいらしい。
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどでは何度も憲法が改正されている。
フランスなどは20回ぐらい。

だからもっと改正すればいいよ、ということではなく、
日本国憲法はそれくらいしっくりと国民に受けいられてきたのではないかと言いたいのだ。

安倍マントヒヒは、とにかく改正したくて、
そのためにまず憲法第96条を改正しようとしている。
議会の3分の2が賛成しなければ憲法改正案を国会で審議できないという条項だ。
安倍マントヒヒはこれを、
国会議員の3分の1が賛成すれば審議にかけられるというふうに変えたいらしい。

でも上のアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどの憲法でも、
改正の発議には国会議員の3分の2の賛成が必要となっている。
規則がゆるいから、何度も改正されているわけではない。

映画からだいぶそれてしまったけど、
この映画を見たおかげで、憲法のことをつらつら考えていたら、
ちょうどラジオでそんなことをやっていたものだから・・・・

この映画はアメリカ人の監督が日本人以外の人々にインタビューしてできた映画なので、
外国人から見た日本国憲法論という感じ。
これは大事な視点だと思う。

日本人の多くは、とくにわたしも含めて戦後生まれの人たちは、
基本的人権やら、戦争放棄やらを、あたりまえのこととして受けとめている。
それが曲がりなりにも守られている現状は、
世界から見て希有なことなのだということを、あまり意識していない。

井上ひさしさんが言っていたけれど、
1990年のハーグ平和市民会議で、
「公正な世界秩序のための10原則」という行動計画が決定された。
その第一条にこう書かれているそうだ。
「世界各国の議会は、日本国憲法第9条にならい、自国政府に戦争を禁止する決議をすべきである」
   ※1990年ハーグ平和市民会議は国連と世界のNGO700団体の共催で開かれ、
     120カ国の代表8000人が集まった。


日本国憲法第9条は、世界のお手本らしい。

日本人があまり注目していない日本製品が、海外で注目され、
逆輸入されて日本でヒットするということがよくあるけど、
日本憲法もそれ?

映画の中で元従軍慰安婦の韓国の女性が言っていた。
「日本人が悪いといっているのではなく、あの時代のあの世の中が間違っていたの」
つまり戦争は人を変えるということだ。
もし日本人がまたそういう戦争をすると言いだしたら、
この女性の心の傷はいっそう深まるだろう。

第二次大戦中に日本軍がアジアの国々で行った残虐な行為のおかげで、
アジアの国々は日本への信頼を失った。
でも憲法第9条があったから、かろうじて戦後の日本の存在を受けいれてきた。
もしこれで9条が改正されるようなことになったら、
アジアの国々の日本に対する不信感と警戒心はまた強まるだろう。

一方で、日本国憲法を押しつけたはずのアメリカは、
それから間もない1950年ごろには、
第9条をつくったことを後悔しはじめていた・・・・だろうね。
共産主義国に対抗して、日本をアメリカと一緒に戦わせたくなったらしい。
1953年に日本を訪れたニクソン大統領は、
日本に平和憲法をつくったのは誤りであったと演説して注目を浴びた。
アメリカのこの考えは今も変わっていない。

日本がアメリカから独立して一人前の国家になるためには、
アメリカから押しつけられた憲法を改正し、
自分で戦える軍隊を持たなければならない、
という主張をよく聞くけれど、
それって逆でない?

日本に戦争できる軍隊ができたら、
アメリカは拍手喝采して喜ぶだろう。
実際、憲法改正や日本の再軍備を主張する人たちの多くは、
アメリカを喜ばせたがっている人たちだ、ねえ、安倍さん。

ほかにもいろいろ思うところはあったけど、
疲れたから今回はこの辺で。
ああ、身体が痛い・・・・

上の映画は好評につき、5月24日まで追加上映されるそうです。


最後に、上の本の帯に書いてある吉永小百合さんの言葉を。

  日本が世界一強力ですばらしい武器を持っていることを知っていますか。
  それは憲法第9条です。
  『「映画 日本国憲法」読本』 を読んでください。
  世界一の武器の秘密を教えてくれます。



アーサー・ビナードさんのこの講演も、なかなかいいです。






以前にも載せたけど、自民党の憲法改正案、もう一度貼り付けておきます。
こんな憲法のまかりとおる国を、ガガたちに残すわけにはいかないわ。
http://www.geocities.jp/le_grand_concierge2/_geo_contents_/JaakuAmerika2/Jiminkenpo2012.htm
by homeopa | 2013-05-10 14:45 | 世の中のこと