pimboke6

<   2012年 08月 ( 18 )   > この月の画像一覧

do as little as possible

b0170947_2195986.jpg

ここの店主は、ブタを愛しているのか、憎んでいるのか。





上とはまったく関係ないけど、昨日ふと思いだした。
わたしが畑をやりたいと思いはじめたもうひとつの動機。

土を耕さない、肥料を使わない、農薬を使わない、除草しない、
できるだけ何もしないという農法。
こういう農法があることを知って、
本当にその方法でいい作物ができるのかどうかを試してみたくなったのだ。

もしそれが本当であることを、自分で体験できたなら、
わたしはもう自分の怠惰な性格に負い目を感じなくてすむようになるだろう。
それどころか怠惰さが世界を改善するのだと、
自慢できるようになるだろう!


ケアはなるべくしないほうがいい、というのは、
自分の身体では体験していた。
たとえば・・・

お風呂で身体を洗うのをやめ、
薬や栄養剤をとるのをやめ、
肉を食べるのをやめ、
朝食をとるのをやめ、
歯垢の除去をやめ、
スキンケアはもともとあまりしていなかったけどますますしなくなり、
1日おきだった洗髪を週1回にして、
シャンプーを使うのをやめ、
冷暖房を使うのをほとんどやめた。

そしたら肌はふつうのままで、汗疹があまりできなくなり、
髪は柔らかくなり、抜け毛が減り、
歯はぐらつかなくなり、
暑さ寒さにしなやかに順応できるようになり、
体調は着実に上向きつづけている。
心も軽くなった。

人間がこうならば、人間の母体である自然も同じだろう。
自然の作物も、あれこれ手をかけないほうが、元気になるはずだ。

でも農業関係の情報をつかまえようと思ってネットを調べると、
有機農法のサイトは腐るほどあるのに、
何もしない農法のサイトは少ししかない。

木村秋則さんとか、福岡正信さんとか、川口由一さんとか、
そういう方々の本を読んでいると、
やっぱり何もしないほうが、
おいしくて健康的な本物の作物ができるにちがいない、と思えるのだけど、
だとしたらなぜ自然志向の人々のあいだで有機農法ばかりが広がっているのだろう?

堆肥をつくったり、耕したり、草をむしったり、天然成分の虫除けを噴霧したり、
有機農法ではあれやこれやとしきりに手間をかける。

人間というのは、何かせずにはいられないものなのかな。
命が自然に生まれて育って死ぬのをただじっと見ているのは、苦手なのかな。
何かしないと怠け者に思われそうで、いやなのかな? (この気持ちはわかる)
大地の力を信頼できないのかな?

自然農と有機農法のちがいは、
たとえてみれば、ホメオパシーと漢方のちがいみたいなものかもしれない。

ホメオパシーではごくごく微量の刺激で治癒力がはたらきだすのを待つ。
治癒力が十分にあることを前提にしてそれに任せる。

漢方では多量の物質を身体に入れて積極的にはたらきかけ、
冷たい身体を温め、暑い身体を冷やし、足りない働きをおぎなう。
治癒力が足りていないことを前提にしてそれをおぎなう。

つまり信頼の問題なのではないだろうか。
自然の智恵を信じられるかどうか。

あるいは、なるべく何もしないほうがおいしい作物ができると書いている人たちは、
うそをついているのか?

どっちにしても、それを自分で試してみたいのだ。

そして最終的にめざすのは、
いろんな作物の種を入れた土のだんごを草っぱらに放りなげて、
そこから発芽して育った作物だけをいただくという農法。
怠け者のロマンだな。




※合成洗剤の毒性について、記事を書きました。
  なんとなく知っているような気になっていたけど、
  調べてみてびっくり。





上の話題から少しそれるけど、コメントで教えてもらった画像ふたつ。
最近、こういう若者があちこちでふえているのは、頼もしいですね。
それにしても、生きるために必要なものは、ほんとに人それぞれなんだなあ。


パート2

by homeopa | 2012-08-30 22:00 | こだわり

マリちゃん

b0170947_1825168.jpg

お向かいの家の柴犬のマリちゃんが3日前に行方不明になった。
おじさんが多摩川に散歩につれていって、綱をほどいて泳がせたら、
いなくなっちゃったらしい。

前にも綱をほどいたら行方不明になったことがあったので、
おばさんは、おじさんに、絶対綱をほどいちゃだめだと言ってあったんだそうだ。
それなのに! とおばさんは烈火のごとく怒っていた。

わたしとしては、おじさんの気持ちがよくわかる。
炎天下のなか多摩川まで歩いていって、
マリちゃんがハアハア息をしているのを見たら、
「おまえ、泳ぎたいか?」 となるよね、ふつう。

翌日、マリちゃんの家の前を通ると、妙に静かだった。
家のなかでしょんぼりしているおじさんと、
そのおじさんをにらみつけているおばさんの姿が浮かんできた。
やっぱり見つからないんだ・・・・

と思っていたら、今日の夕方、おじさんがニコニコして教えてくれた。
マリちゃん、自分で帰ってきたらしい。
環状八号線という大きな道路を車にひかれずに横ぎって、
世田谷通りというそこそこ大きな通りも車にひかれずに横ぎって、
犬の足で30分ぐらいかかる道程を、自分で帰ってきたって!

猫派のわたしだけど、やんちゃで勝手な柴犬のマリちゃんはけっこう好き。
よかった、よかった。
おじさん、子供みたいな顔で子供みたいに笑って、めっちゃうれしそうだった。

きっとまたいつか、おじさんはマリちゃんを多摩川で泳がせてしまうだろう。
そしてマリちゃんはまたちょっと自由を満喫して、
自分で帰ってくるんだろう。


---------------------------------------------------------------

※エネルギー政策に関するパブコメの結果が出た。
  東京新聞2012年8月28日号より転載

 二〇三〇年時点の原発依存度などをめぐる政府のパブリックコメント(意見公募)の集計結果が二十七日、公表された。有効意見は八万八千二百八十件で、政府が示した原発比率の三つの選択肢(0%、15%、20~25%)のうち、原発ゼロ案の支持が約七万六千八百件(87%)を占めた。さらに、原発の代替手段となる再生可能エネルギー・省エネ対策については、電気料金の上昇につながるにもかかわらず「コストがかかっても拡大」が39%に上り、脱原発に向けた国民の覚悟が示された。

 原発ゼロを支持した人のうち61%(複数回答)が、東京電力福島第一原発の事故原因や健康被害への影響が分からないことによる「原子力安全への不安」を理由に挙げた。次いで、原子力開発は「倫理的に適切ではない」(42・7%)、「核廃棄物は将来世代に負担を残す」(28・9%)との理由が続いた。

 一方、三つの選択肢の中で政府が本命視している15%案の支持はわずか1%にとどまり、原発を一定程度維持しようという思惑は外れた格好となった。

 20~25%案を支持したのは8%。このうち、41・9%が「(発電の)コストが上がり、経済に影響して雇用が失われる」と原発比率の低下に懸念を示した。

 男女別では、女性の90・5%が原発ゼロを支持し、男性の84・2%を上回った。生命や食品などに関わるテーマでは、女性は男性より安全性を求める傾向があるといい、今回もその傾向が反映されたとみられる。

 また、そもそも原発をどうするかについては84%が「不要」と表明。「必要」は9%にとどまった。原発の代替として期待される再生エネ・省エネについては58%は言及がなかったが、39%が電気代や生活面で不利になるにもかかわらず進んで「コストがかかっても拡大」と答えた。

 核燃料サイクル政策については、29%が「使用済み核燃料、放射性廃棄物の処理の道筋が見えない」と懸念を表明。現状の全量再処理を支持する声はゼロだった。

 国民的議論の結果を検証する二十七日の専門家会合では、多数が原発ゼロを支持する意見公募について、「国民が政府に怒っているという表明。情緒的、主観的だからといって、正当に考慮しないのは危険だ」(小林伝司大阪大教授)として、重く受け止めるべきだとの見方が示された。

 専門家会合は二十八日にも開かれる。


------------------------------------------------------------

国会議員「原発ゼロ」支持42% 朝日新聞アンケートより転載 2012年8月26日

2030年時点の原発割合など新しいエネルギー政策について、朝日新聞社は全国会議員を対象にアンケートを実施した。原発割合「0%」を支持する意見が全体の42%。民主党でも40%を占め、「脱原発」の志向が強まっていることがわかった。ただ、自民党はわずか4%にとどまった。
(原文にはグラフがあります)
by homeopa | 2012-08-28 21:36 | 動物

starting from here

b0170947_8283477.jpg

「あんたが大学入ったら、ここは引っ越すから、そろそろ物を片づけはじめないと」
とわたしが言ったら、
「え、引っ越すの? 聞いてないよ。やだよ、友達とか近所にいるのに」
とガガが答えた。

え? 言ってなかったっけ? わたしは田舎に移るって?

家族って、こうなのよね。
いつも自分の頭の中でめぐっている考えや思いは、
いつもそばにいる人にも当然つたわっていると錯覚してしまう。
そしていちばん大事なことを、いちばん身近な人に伝えそこねている。

わたしの頭の中では、こんな未来ができあがっていた。
ガガの学費ぐらいは、わたしがなんとか貯める。
ガガが無事入学したら、生活費は自分で稼いでもらって、
わたしは田舎に行って自給自足の生活をめざす。

しかし、「そんなの無理だよ。あそこの大学、課題とかけっこう大変なんだから」 とのこと。

そうか、甘かったかな。
なんかガックリと膝が折れた気分だけど、
何ごとも思ったとおりに行かないのが人生。
それならそれで、準備期間がふえたと思っておこう、
と自分に言いきかせる。

考えてみたら、野菜を育てたことなんか一度もないし、
自給自足への一歩としてベランダでつくりはじめたミニトマトは、
いっこうに花が咲かなくて、下の方から葉が茶色になっている。
もう季節が終わっちゃうよ!
区の市民菜園を借りようと申しこんでも、はずれてばかりだし。
このままだと、田舎に行ってもすぐに餓死。

せめて座学だけでも少しずつ、と思って、
先日、近所の東京農大の図書館に行ったら、ある、ある。
餓死から救ってくれそうな本がたくさんある!
夢中になってノートなんかとっていたら、いつの間にか外は真っ暗になっていた。
楽しい!

というわけで、とにかく今いるこの場所から、少しずつ歩きだそうと思ったのだった。
もちろん、ホメオパシーとセットで。


「もっと身近なことから始めたらどうかしら」 
                     ---- マザー・テレサ


そうだ、そうだと思って、こんな本も買った。
農力検定テキスト--- 都市生活者には、もっと「農力」が必要だ!
わたしにぴったりの本。おなかの底からわくわくしてきた。

こういうことを企画してくれたのが、この人らしい。↓  ウェブサイトはこちら。


Video streaming by Ustream




※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ここからは別件。

あのでたらめな原子力規制委員会の人事案が、
明日28日には衆議院本会議にかけられそうな気配です。
決定されたら、5年間はだれも変えることができません。

今候補にあがっているのはこんな人たちです。

◆委員長候補はこんな人--- 「何を反省していいのかわからない」「原発はコントロールできる」
 

◆広瀬隆氏が委員長候補の田中俊一氏を告発
 

オンライン署名

8・27みんなで国会をまわろう!人事案撤回署名を議員に届けよう!

国会議員アンケート速報
by homeopa | 2012-08-26 08:29 | 自然のちから

ふくしま集団疎開裁判

b0170947_14594012.jpg

赤子の身体でとくに好きな部位は、うなじと足の裏。




2012年8月22日 ふくしま集団疎開裁判について
IWJ Independent Web Journalより
※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。


Video streaming by Ustream

長いですが、ぜひ最後まで。
by homeopa | 2012-08-25 14:58 | 原発

morning

b0170947_7592158.jpg

久しぶりに官邸前デモに行こうか、ということで、
今朝、わたしが鍋ぶたをいろいろたたいて選んでいたら、
ガガがクールな視線を向けた。
「あきれないでよ。こんなカアを支持してくれるのはあんただけなんだから」
とわたしが言ったら、
ガガは別に支持はしていないということを顔で表明した。
少し孤独。

今回は鍋ぶたではなく、ステンレスの茶こしにした。
かわいらしい鈴のような音。



2012年8月22日
官邸前デモを主導している反原発連合の代表者と野田ブタの会見映像ノーカット版。

野田ブタは人の顔を見ずに話す。
話は聞きましたよ、というアリバイづくりの会見。なんだかねえ。
by homeopa | 2012-08-24 07:59 | 原発

kareru ajisai

b0170947_21471659.jpg

枯れかけたころのあじさいの色合いが好き。



わたし自身も枯れかけているわけだけど、
そうなって初めて気づく、自分がみずみずしかった時期。
いちばん水分が多かったのは、下北沢で働いていたころかな。

大学を中退して、駅地下の食堂や居酒屋で働いたあと、
縁あって、下北沢に新しくオープンした小さなカフェの従業員になった。
小さな店だったけど、毎日いい音楽が聞けて、面白い人たちがやってきて、いろんな刺激を受けて、
店主の気むずかしさをのぞけば、楽しかった。

街自体がいろんな個性を受けいれる共同体のようだった。
大きなチェーン店とかほとんどなくて、個人商店ばかり。
古いものと、新しいものと、普通のものと、変なものとが、ごちゃごちゃ混ざっていた。
みんなばらばらだけど、みんなそこにいる居心地のよさでつながっている気がした。
生活の必要も、文化的欲求も、その小さなエリアの中で満たせる感じだった。
カフェのすぐ近くに 「蜂屋」 というほんとに小さな食堂があって、
二十年間、値段を変えずに、貧乏な若者たちを食わせていた。
わたしがよく食べたのは、揚げ焼きそばと卵どんぶり。
どちらも200円だったと思う。
がんこなおじいさんと、負けずにがんこなおばあさんが、いつも喧嘩をしていた。

その蜂屋はだいぶ前になくなって、
久しぶりに行くたびに、有名ブランドの店なんかが増えて、
以前よく見かけた少しはずれた人たちのかわりにキャピキャピギャルがふえて、
だんだん原宿みたいになってきたなと思ったりもしたけれど、
それでも変わらない 「臭さ」 が今もまだある。

でもその下北沢が大きく変わるかもしれない。
中心部にどでかい道路が通って、大きなビルが建ったりするかもしれない。
何年も前からその計画に反対してきた住民もたくさんいるみたいだけど、
たぶん小田急電鉄とか巨大な資本の力はなかなかしぶといのだろう。
あるいはもっと別の力もあるのかな?
ともかく、下北の顔だった駅横の古い市場もなくなってしまうらしい。

もっと大きく、もっと便利に、もっときれいに。
ここでもまたその動き。

でも嘆いてばかりいないで、これからの下北沢をなんとかしようよ、
というイベントが今年も催される。
「下北沢で生きる」 8月25日(土)、26日(日)



These Streets by Paolo Nutini ♪
by homeopa | 2012-08-23 08:20 | 日々の暮らし

study and hug

b0170947_1128693.jpg

夏はやっぱり勉強。
暑さでもうろうとなった頭で勉強していると、ふか~い眠りに落ちることができる。





関係ないけど、ちょっと感動した動画。

娘の婿さんにしたいような青年だな。
というか義母になりたい。

「今年の夏休みに韓国へ行って、フリーハグをやってみました。
当時は日本でちょうど某テレビ局へのデモ行為が行われていて、しかもそのニュースが韓国で放送されていました。
そのこともあり、いろんな葛藤がありましたが、最後は自分を信じてやってみることにしました。
その結果、どうなったかご覧ください。韓日友好!!」

と、このユーチューブ画像の説明に書いてあった。

彼のブログはこちら。
http://ameblo.jp/sekakyo/



この元になったのが、下のフリー・ハグ・キャンペーン。
http://www.freehugscampaign.org/


ハグをすると1日に受けたストレスの3分の1が解消するらしいよ、
とガガが言うので、ググってみたら、
たしかにそんなことがあちらにもこちらにも書いてある。
ハグをするとドーパミン (快感)、セロトニン (安心)、オキシトシン (愛情)といったホルモンが分泌され、
ほっとするらしい。

もすこし詳しい情報はないかと探したら、
BBCのこんな記事があった。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/4131508.stm
北カリフォルニア大学の研究チームが38組の夫婦を対象にして行った実験。
(1)夫婦がいちばん幸せだった時期の話をふたりでする。
(2)5分間ロマンチックな映画を見たあとでふたりで話す。
(3)20秒間ハグをする。
このうちハグのあとでいちばん血中のオキシトシン値が高くなり、
コーチゾル (ストレスホルモン)が下がり、血圧も下がった。
男性より女性のほうがこの傾向が顕著だったそうだ。

あと、こんなのも。
http://www.lifepositive.com/mind/personal-growth/hug/hug-therapy.asp
いろんな話が出てくるけど、とくにChicken Soup for the Soul という実話集に載っている
ハグおじさんの話がなかなかいい。
おじさんは定年退職してからご近所を歩いてみんなにハグをするのを仕事にしていた。
町でも評判になり、テレビの取材なんかも受けて、
ある日、重症の知的障害と全身麻痺の人たちが入院している病院に行った。
そこでもたくさんの患者さんにハグをして、最後にもっとも重症の男性にハグをしたら、
その男性が 「イイーー! イイーー!」 と声を上げ、
まわりにいたお医者さんと看護士さんがみんな泣きだした。
どうしたんだ? とおじさんがきくと、
「レナードは23年間ここにいるけど、笑ったのは初めてだ」 と言われた。


ま、ああだ、こうだ、言わなくても、
ハグをしたりされたりすると何となく気持ちがほぐれるというのは、
だれでも感じることだと思う。
日本人はあまりやらないけど、もっともっとやるといいね。
by homeopa | 2012-08-20 11:30 | 日々の暮らし

datsuryoku

b0170947_846686.jpg

夏はやっぱり発汗と脱力。






※「ふくしま集団疎開裁判」 世界市民法廷

※上の英語版 The Fukushima Collective Evacuation Trial
by homeopa | 2012-08-19 08:46 | 人間

good temper in good water

b0170947_8135759.jpg


昨日、奥多摩に行ってきた。
夏休みらしいことを何もしてないなと思って、
ガガに声かけたら、ガガも行くというので一緒に。

「何しに行くの?」 ときかれたので、
「え、いや、ただ、川の水に足をひたして、ぼーっとするとか」 と答えたら、
不思議と異論は出なかった。

でもうちから奥多摩はけっこう遠い。
2時間ぐらいかかってやっと電車を降りて、
以前に行ったあの場所に行こうと思って坂を下っていったら、
途中で 「通行禁止」。

仕方ないので別ルートで目的地に到着したが、
途中で寄ったカフェのおばさんによると、
最近はなぜか水量が多くて、いつも水際まで降りられたところに降りられないとのこと。

行ってみると、なるほど、
大きな岩の下にあった砂利の平地が、勢いよく流れる水に没してしまっている。
それでも岩の上に座ってぼーっとしていると、
水の流れる音と、そこから発してくるなんとも清涼なエネルギーに、
心身が喜んでいるのがわかった。

でもまだ足を水にひたしていない。

どこかに足をひたせる場所はないかと酷暑のなかを歩いてみたら、
橋の上から、川べりの砂利の平地で遊んでいる人々が見えた。
「あそこに行こうよ! でもどうやってあそこに降りるんだ?」

通りかかった民宿の無愛想なおじさんにきいたり何だりしてやっと細い道を見つけて下っていくと、
そこはキャンプ場になっていて、
管理棟の中からおばさんが声をかけてきた。

「あー、もしもし。ここから先はうちの所有地ですから。
 でもせっかくここまで下ってきてくれたから、30分だけね。
 30分以内に上がってきてちょうだい」
「あ、そうですか、ありがとうございます」

日帰りの利用者はふつう300円ぐらい払うみたい。
おばさんにしてみれば、サービスしてやったという気持ちだろう。

そんなこんなでやっと川べりに着いて、
靴と靴下を脱いで、ズボンをまくりあげて、水に入った。
おーー、冷たい! あーー、気持ちいい!

でも水に足をひたした状態で座れる岩などはないので、
じっと立っているしかない。
そのうちあまりの水の冷たさに、立っていられなくなって、
ふたりとも5分ぐらいで水から上がった。
そばにあった大きな岩の上に座って足をかわかしたけど、
まわりでは大学生とおぼしき男女の集団がはしゃいでいて、
ちっとも風流でない。
しかも管理棟のおばさんのお情けがちょっと窮屈で、少し腹立たしいし。

そんなこんなで、そこには10分ぐらい居ただけで、帰途に着いた。
降りたあとは登らなきゃならない。
その登りがまたかなり険しい。
たっぷり汗をかいて、電車に乗りこんだところで、
わたしは思わずこぼした。
「結局、めざしていた気持ちよさを味わったのは、5分だけだったね」

ガガはなぐさめてくれた。
「ポジティブに考えようよ。もし最初の場所で足をひたせていたら、
 水に流されていたかもしれないし、流されなくてもころんで水浸しになったかもしれないよ。
 足に石が刺さって穴があいて膿んでいたかもしれないよ。そうならなくてよかったじゃん」
わたしが日頃よくガガにやってすぐに却下されるような慰め方だが、
素直になぐさめられておいた。

ほんのちょっと、きれいな川の水に足をひたしたいというささやかな望みをかなえるのが、
こんなに大変とはね。
東京に住むっていうのは、こういうことなのだ。

気持ちよさのピークは5分だけだったけど、
こういう状況ではたいてい不機嫌になるガガがずっと機嫌よくつきあってくれたので、
なんだか楽しい一日として記憶に刻まれた。

わたしはなぜか過去の出来事を、
そのとき一緒にいた人たちのご機嫌と一緒に覚えている。
そのご機嫌によって記憶が楽しくなったり悲しくなったり。

脱原発のデモをしていても、機嫌よくやる人と、不機嫌にやる人がいる。
怒るときでさえ、機嫌よく怒る人と、不機嫌に怒る人がいる (ような気がする)。
何をするにも、機嫌よくやると得をする気がする。

あのキャンプ場のおばさんも、
もう少し機嫌のいい声で言ってくれたら、
わたしも気持ちよくありがとうと思えたかもしれない。
川の水はみんなのものでしょうが、という気持ちは変わらないけどね。
こんな本を読んでいたときだったのでなおさら。
奪われる日本の森: 外資が水資源を狙っている (新潮文庫)



Randy Newman "Louisiana 1927" ♪




※原子力規制委員会人事をなぜ問題視するか by 田中優

※何が問題? 原子力規制委員会の人事

※原子力規制委員会の人事に反対する署名
by homeopa | 2012-08-17 22:19 | 自然のちから

hair

b0170947_942138.jpg

写真屋さんがお盆休みで、ここに載せる写真がないので、
数年前に撮った写真を載せておこう。


気がついたら、今年はまだ花火を見ていない。
気持ちが忙しかったからかな。
いろいろ考えて。

たとえば、ハゲはなぜできるのか、とか。

一般的には、ストレスによる緊張から血行が悪くなったり、
ホルモン分泌が乱れたりして起こるなどと言われている。

髪の成長に必要な成長ホルモンは午後10時~午前2時ごろに分泌されるから、
この時間帯にしっかり眠らないことも一因になるだろう。

ストレスに対応するステロイドホルモンは副腎から分泌される。
そのステロイドホルモンのもとになるコレステロールをつくり出すのは肝臓の仕事。
過剰なストレスによって腎臓・副腎に負荷がかかると、
肝臓にも負荷がかかり、門脈がうっ血し、腸もうっ血する。
腸は第二の脳と呼ばれていて、頭と腸は密接につながっている。
腸がうっ血すれば、頭もうっ血する。
なんてこともわかった。

さらに心の面から脱毛を見ると、
「MESSAGES FROM THE BODY (身体からのメッセージ)」 という本に、
脱毛は下のような心の状態を表すと書いてある。

自分の熱意や潜在能力や個性をすべて放棄したいという、
幼児期への退行状態。または閉じた状態。
この状態は、自分らしくふるまうと見捨てられたり消されてしまうという不安から出ている。
その下には、自分は周囲に受けいれられない存在だという思いがある。
とくに自分の真の本質や宿命が現れはじめるころに、このような気持ちが出てくる。
こうういことの背景として、条件つきで愛情を示すような家族や、
本人の潜在能力や熱意の発露に警戒心を示す家族にかこまれて育った、
という場合が多い。
(わたし、そういう親なのか?)

とまあ、こんなこともわかったところで、
ふと思った。

そもそも、なんで髪の毛は生えるのか?

強い日差しや寒さから頭を守るため、というのは聞いたことがある。
でもだったらなんで身体はつるつるなのだ?

身体はつるつるで、頭だけふさふさの動物なんて、
ほかにはいない (いるのかもしれないけど、非常にマイナーだろう)。

しかもさらに不気味なのは、この髪の毛が延々と伸びつづけることだ。
「スモール イズ ビューティフル」 にも書いてあったけど、
自然のものごとは、成長するだけでなく、どこで成長を止めるかを心得ている。
例外は人間の髪の毛と、爪と、ガン細胞と、尾長鶏の尾ぐらいなもんだ。

頭を守るためなら、そんなに長い髪の毛は必要ない。
なのに放っておけばどんどん伸びつづける人間の髪の毛。
なんか、ちょっと、怖い・・・・・

もしかしたら人間の髪は、人間の不自然さの現れなんじゃないか?
不自然なものをかかえている生き物はだいたい長生きしないけど、
神さまは、あるいは自然は、やさしいから、
こんな不自然な人間にもチャンスを与えてくれて、
人間の中の不自然なものや不要なものを、
いちばんどうでもいい毛髪という部位に集めさせて、
猶予を与えてくれているのではないか?

その髪の毛までが不自然なものでいっぱいいっぱいになったときに、
髪が抜けはじめるのかもしれない。

あるいは反対に、人間のなかの不自然なものが少なくなってくると、
髪の毛の必要性も減って、薄くなってくるのかもしれない。
老人がハゲるのはそのせいかも。

わたしは数年前に髪をベリーショートにしてからとてもお気楽になった。
そこにたまった不自然な物質や不自然な思いを、
ちょくちょく髪と一緒に切りすてているからかな。
でも最近、お金がないので散髪代をけちっていたら、だいぶ髪が伸びてきて、
なんとなくすっきりしない気分が続いている。
自分で切ろうかな。




※マイクロ小水力発電機 飯田の5社激安に開発 (中日新聞)

※ウラン:探鉱助成復活 「権益あれば安定供給」エネ庁 (毎日新聞 2012年8月4日)


※たねまきジャーナルの存続を願う小出弘章氏の談話

  MBSへのご意見・ご質問はこちらから
by homeopa | 2012-08-14 14:02 | 日々の暮らし