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カテゴリ:旅( 29 )

美麻

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美麻はもくもくふわふわの若葉の季節。






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今回の課題のひとつは、カメムシを食べてみることだった。
前回、美麻に行ったあとでカメムシの写真をここに載せたら、
世界のあちこちで普通にカメムシを食べている人たちがいる、
と、もりちゃんさんがコメントで教えてくださったのだ。

律儀なわたしは、
せっかく教えてもらったのだからせめて試してみるぐらいはしなければ、
と思っていた・・・・顕在意識では。





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でも食べるには、
たぶん10分ぐらいカメムシを見つめながら、なけなしの勇気を絞りだす必要があった。
ぱっとつかまえて、ぱっと食べるというわけには行かないのだ。

ところが初日は、
昨年秋に近くの古民家に引っ越してきて、
トイレも台所設備もない家で冬を越すという暴挙を行ったamaneさんご夫妻と合流してちょっと遊んだので、
家に着いたのが4時半ごろ。
それからチイちゃんの家に呼ばれてお茶を飲みながらおしゃべりし、
家に帰ったのは日が暮れるかけるころだった。

その日、安らかに眠るためには、
冬眠から覚めて家のあちこちをはいずったり飛んだりしているカメムシを、
すべて家の外に追いださなければならない。
その作業に必死で、
とてもカメムシと10分間ほど見つめあうようなゆとりはなかった。
(ゆとりがなくてよかったとも思った)
しかもたっぷり眠ったあとのカメムシはチョー元気で、
ペットボトルで捕獲しようとすると、ぴゅっと飛びかかってきたりする。
やっと全部捕獲したと思っても、
またどこからかゾロゾロと湧きだしてくる。
完全に気持ちの面で負けていた。

だからカメムシは食べなかった。
残念、
というか、
ほっとした、
というか。





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課題のもうひとつは、
トイレの改装に着手することだった。

床も壁も改装したいけれど、
トイレは手前の男性用のエリアと奥の両性用のエリアとにドアで区切られている。
それがすべての作業を面倒くさくするし、
トイレを使うときにも狭苦しい。
だから今回はまずこの仕切りのドアをとっぱらうのが目標だった。

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ところが今回はなぜか、
二日目と三日目の朝8時に、
チイちゃんとおとうさんの家で朝食をいただくことになった。

ありがたいんだけど、ちょっと困った。

朝の時間はわたしには特別な時間で、
ヨガや瞑想もしたいし、散歩して写真も撮りたいし、
それが終わったら何よりもおむつの洗濯をして干したい。
その日のうちに乾かしてしまわないと、翌日困ることになるから。
それが終わって、やっとお茶を飲む、というのがいつものパターンだ。
朝食は食べない。

でも朝7時ごろ、「えっちゃーーーん!」 と外から呼ばれて、
朝食を食べにおいでと言われるものだから、
断るのも悪くて、
ヨガを中断し、散歩をあきらめ、大急ぎでおむつの洗濯をして干して、
息を切らしながらチイちゃんちへ急ぐという二日間だった。





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朝食を終えて家に戻ると、
おなかはいっぱいだし、身体は重いし、
すでに一日分の大仕事を終えたような気分で、
揺り椅子に座ったまま動けなくなった。

トイレの改装もしたいし、家の雑巾がけもしたいし、
畑の草を刈って大豆も蒔きたいし、
家の前の草刈りもしたいし、
鳥のふんやカメムシの汁で汚れている窓もふきたいし・・・・

いろいろな思いが通りすぎたあと、
開きなおった。
べつに、やらなくたっていいことばかりじゃん。

それで持ってきた本を手にとって読みはじめたら、
面白くて没頭して、
気がついたら1時間半ぐらいたっていた。

本を読むのにも飽きたので、
いつか吹くかもと思って初めのころに持ってきたオカリナを取りだし、
教則本を見ながらひとつひとつ練習した。
少し覚えた。
でも左の小指がつったので、そこで終わりにした。

なんだかすごくいい時間だった。

思えば、美麻に行くたびに、今回はあれとあれとあれをしよう、なんて気持ちで、
座ったり寝転んだりしてゆっくり休むということがほとんどなかった。
お仕事に来ているみたいな感じ。

今回は初めて休暇を味わった気がした。

これもチイちゃんちの朝食のおかげだわ。





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存分にのんびりしたあとは、わりとすんなり身体が動いて、
少なくともトイレの右側の壁のようなものだけはとっぱらうことができたし、
窓もきれいに拭くことができた。
三日目には家の前の草刈りもしたし。

ま、これだけやれれば十分でしょう。






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はなし変わって、上から2・3・4枚目の写真の湿地を長靴をはいて歩いていたら、
こんなものを見つけた。

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麻だ。

このあたりは美麻という地名からもわかるように、
以前は麻の産地だった。
そのころの種が残っていて、こんなふうに育ったのだろう。

なんだかうれしいな。
野生の麻が少しずつ増えていって麻の畑みたいになったら、
なんとか利用する方法を考えられるかもしれない。
麻はとにかくいろいろな用途があるらしいから。
http://hokkaido-hemp.net/foreign.html
http://www.ooasa.jp/know/index.php?useful







Kat Edmonson on Austin City Limits "Lucky" ♪








by homeopa | 2016-05-05 09:44 |

美麻にガガと

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今回の美麻は、初めてガガが一緒に来た。

お天気に恵まれ、
高速バスで長野に着いたときから、「あ~、さわやか~。なんかいい街だなあ~」
と、ガガが悦びの声を上げるので、わたしもうれしくなった。
心から幸せそうな人のそばにると、自分も幸せになってくる。
人が人を幸せにするのは、案外簡単なことなのかもしれない。
自分が心から幸せになればいいのだから。
ガガはちょくちょく不幸せにもなって、そんなときは猛烈に傍迷惑だけど、
幸せなときは、太陽みたいに人をぬくもらせる。



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そこからバスに乗って美麻に向かう道では、
傾きかけた日の光のなかで、
左右の山々が水彩画のような色合いの紅葉を次から次へと見せてくれた。
あのあたりの紅葉は、とても地味で深い味わいのある色だ。
デジタルカメラよりフィルムカメラが合いそうな色。
もみじが少ないせいかな。

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「ああ~、きれい~。ああ~、きれい~」
語彙の少なさはさて置いて、気持ちはよく伝わってくる。
わたしもますます幸せになった。

しかし我が家に到着してからが、さあ大変。
なにしろこの季節、カメムシが冬眠場所を求めてぞろぞろと家に忍び込んでくる。
案の定、トイレも洗面所も風呂場もカメムシだらけ。
(今回、カメムシの写真はガガが iphoneで撮ったものしかなくて、それがどっかにいっちゃったので、去年の写真をどうぞ
今年は去年よりもすごかった!
あの写真、載せたい! でも見つからない。

虫を怖がるガガは、家に入ったとたん Aconite 状態、つまり激しい急性の恐怖の状態。
(そういえばAconをとらせるの忘れてた)
わたしが何かしていても、
きゃあ~~! ひえ~~! かあちゃん、これとって~! かあちゃん、トイレに一緒に来て~!
といろいろうるさいので、なかなか物事が進まない。
でもその間にガガが野菜を刻んでくれて、クリームシチューをつくってくれたので、
(もちろんその作業をしながら、きゃあ~~、ひえ~~!)
やっと8時ごろには夕食を食べることができた。
おいしかった!

カメムシは何か心得ているのか、
寝室兼居間になっている畳の部屋にはあんまり入ってこない。
それでもふすまを開け閉めするたびに、ぽっとん、ぽっとんと落ちてくる。
風呂場はどうせ使わないので、
そこのカメムシは放置して、ゆっくりそこで冬眠してもらうことにした。
とにかくカメムシ騒ぎで終わった一夜だった。



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翌朝も、とってもいい天気。
澄んだ空気の中をふたりで散歩した。
ガガもあれだけ大量のカメムシを見てさすがに慣れたのか、
その朝は、きゃあ~~~!が、ああ~、ぐらいに変わった。
トイレも、ついてきてとは言わず、ドアを開けて用を足していた。
なんでも慣れるもんだ。




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そしてこの日は、ご近所に引っ越してきたあまねの山女さんとブルースさんとモモタ君が、
かっこいいランドクルーザー(バリバリの中古で渋い紺色)で迎えに来てくれて、
まず最初に近くのおやき村に遊びに行った。
(関係ないけど、低身長のわたしはランドクルーザーのような車に乗り込むのは一苦労。
 むかし西洋の貴婦人が馬車に乗るときに御者が用意してくれた踏み台のようなものを、今後は用意しようかな)

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わたしがそれまで食べたおやきは、
油で焼くか蒸したもので、小麦粉の皮の部分が厚くて、一個食べるともういいって感じだった。
それを何度も食べたので、もう一生おやきは食べなくてもいいと思っていたけど、
「縄文おやき」 と名付けられたここのおやきは全く別物だった。

皮が薄くて、いろりで焼いたので油っぽくないし、かりっとしている。
そして中にはジューシーな野沢菜炒めがたっぷり。
ガガが買ったおやきを少しかじらせてもらって、
やっぱりわたしも買えばよかったと思った。

でもそのあとで 「縄文そば」 と名付けられたおいしいそばも食べたので、
やっぱりあれでよかったんだと思う。

ちなみに、おやき村に通じる道は車一台がやっと通れるくらいの細いくねくね道。
対向車が来たらアウトだね、と話していたのに、
着いてみたら駐車場に車がたくさん止まっていて、大賑わい。
来る車はこっちの道から、帰る車はあっちの道から、というふうに一方通行で処理されていたのだ。
それにしても、あんな何もない山の中の素朴なおやき&そばレストランに、
その日はちょっとイベントがあったとはいえ、あんなに人が集まるなんて、
よっぽど 「出来事」 のない地域なのだろう。



おやき村のあとは、引っ越したばかりの山女さんとブルースさんとモモタくんの家に遊びにいった。

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その家は、こんなのどかな山里を見下ろす山の上にある。
そこに行く途中も、そこに着いてからも、
はるか向こうには白い雪をかぶった北アルプスの峰がほほえんでいて、
その手前にはたたたなづく青い山並みが横たわり、
さらに手前にはのどかな山里の森が穏やかに座っている。

午後の日にきらめくその景色を見ているだけで、
ガガもわたしも感動とうれしさでとろけそうになった。
とろけすぎて、写真を撮るのを忘れた。

大きな古民家は、まだ引っ越して間もないこともあって、
使える状態の部屋は二部屋だけ。
台所は、水は出るけどかなり荒れた状態なので、
調理や洗い物は庭の水道でしているそうだ。
背中にお日様を浴びながら。

トイレはぼっとん便所があるけれど、
前の持ち主さんがバキュームカーできれいに中身をさらってくれたので、
今後の改装のことなど考えて、そこを汚すよりはと、
もっぱら野の地面に放っていたそうだ
それがとっても気持ちいいのだと、山女さんがうれしそうに話していた。
わかるなあ・・・・お尻に草がさわってちくちくしそうだけど。


でも最近、ブルースさんがコンポストトイレをつくった。

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ランドクルーザーといい、このトイレといい、
高い!!
なぜこんなに高くなったかというと、
排泄物を攪拌するにはやはりドラム缶がいいだろうということで、
ドラム缶を下に納めるためにこの高さになったのだそうだ。
玉座って感じ。

ちょうど催したので、わたしも使い心地を試させてもらった。
高所恐怖症なので、ちょっと不安だった。
それに玉座に座るのに慣れていないので。

でもこれが置かれた土間の戸がぱあーっと開かれていて、
その向こうに壮大な山並みが見えて、
その点では非常に爽快で、
これがめったにないすごいトイレだというのがよくわかった。
天国でうんこをするのはこんな感じだろうか。

福島の家と同様、
ここでも少しずついろいろなすごい仕組みや面白い工夫や心地よい空間ができあがっていくんだろう。
楽しみ。
多少不便でも、それを思いっきり楽しんでいるのが、いいなあ。
やっぱりふたりはいいわ。
いや、三人か。

ガガはもちろんモモタ君にめろめろになった。
たくさん顔をなめてもらって、わたしもガガも大満足。

山女さん、ブルースさん、モモタ君、楽しい一日をありがとう!




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三日目は朝から大雨。
その日はガガがトイレの壁にペンキを塗る予定だったんだけど、
カメムシがいるのであっさり中止。
昼前に出発して長野市街をぶらぶらすることにした。

いつも朝食は食べないのに、
前々日につくったシチューが残っていたのでそれをたいらげたら、
腹がいっぱいになって苦しくて痛くて動けなくなった。
やっと動けるようになったときには、バスの時刻に遅れそうな時間。
それからバタバタバタと帰り支度をして、
走るように家を出た。

それまでの幸せな二日間が、
そのあわただしい1時間でぜんぶチャラになった気がした。

急ぐことと、幸せは、両立しない。
今回学んだ最高の教訓だった。







Slow Down - The Beatles ♪



きくみみダイヤル --- おはなし聴きます
by homeopa | 2015-11-05 22:13 |

美麻

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今回の美麻行きの目的は、地域の草刈り。
地域といってもうちの 「まき」 には我が家をのぞくと2世帯しか住んでいない。
どちらの世帯もご夫婦ふたりだけ。
向かいのお宅の大家さんも含めると総勢で6人にしかならないところを、
住んではいないけど家と畑がそこにあってよく来るおばさんや、
以前に奥の部落に住んでいた人たちや、
まだそこに雪で半分倒壊した家がある人 (東京在住)や、
我が家の元オーナーの奥さんなど、
うちの 「まき」 にゆかりのある人たちが手伝いに来てくれて、
総勢12人ぐらいになった。

あとで気づいたんだけど、
全員たぶん60歳以上。
限界集落だわ。

歩いて20分ぐらいかかる長さの道路の両わきの草を刈り、
刈った草を横の沢に投げおとすという作業。

さあ、はじめよう、と動きだしたとたん、
ぱらぱら降っていた雨がどしゃぶりになった。
途中で何度か小ぶりになったものの、
8時に始めて12時前に終わるまで、
7割ぐらいの時間は給水タンクをひっくりかえしたようなどしゃ降りのなかだった。

「毎年雨は降るが、こんな雨は初めてだ」
とみなさんがおっしゃるのを聞きながら、
わたしのせい? と思ってうしろめたかった。
ずっと晴れ女でやってきたはずなのに、なぜか美麻では雨女。

「ちゃっちゃっとやって、早めに解散しましょ!」
という向かいのおばさんの提案のもと、
高齢者の集団が高齢者と思えぬ馬力と持久力を発揮して、
昨年は午後2時までかかった作業が12時前に終了。
もちろん、作業が終わると同時に雨も終わった。
よくあるはなし。

田舎の高齢者は、都会の高齢者とは別の生き物だ。
72歳のおばさんが3人いたけど、
3人とも肌がつやつやして、ぷっくりして、声が大きくて、よく笑う。
しなびた老人というイメージで行けば、
61歳のわたしのほうがぴったり当てはまる。
ああ、あやかりたい!



草刈りの前日の午後に東京から着いて、
その日も雨だったけど、ほんのお湿り程度だったので、
家の横の空き地 (2m×3mぐらい) の半分を草刈りして、畝をつくった。
あそこの家を買ったときに友だちがお祝いにくれた鍬を使って。
もんぺに長靴はいて、白いタオルを首に巻いて、ベビーみたいな花柄の農園フードをかぶって。
なんかそれ風だなあ、と思ったらどんどんその気になった。
衣装は大事。

畝ができたところで、大豆を埋めた。

大豆の芽は鳩の大好物らしい。
だから草の畑のおじさんは鳩が来ると目の敵にして追い払う。
でも友だちの息子さんが、
大豆を埋めたすぐそばにわらの棒を2本突き刺しておくという方法を考えだした。
あ、おいしそうな芽、と思って近づいてきた鳩が、
地面から5センチぐらく突きでたその棒に胸とか腹とかをつつかれて、
「いててっ!」 といって逃げていくというシナリオらしい。
実際その畑の写真を見せてもらったら、
大豆は鳩に食べられることなくちゃんと育っていた。

うちにはわらはないので、
裏山に盛大に生えているクマザサの茎を使った。
年のため、2本ではなく、豆を囲んで3本埋めた。
これはどこに豆を埋めたかの目印にもなる。
そのまわりに草でマルチをして、がんばってね、と大豆に声をかけてから、
大満足して家に入った。
もちろんクマザサの葉も収集してきてクマザサ茶のための下処理もした (東京に帰って干す)。

ついでに畝の端っこに、東京の家で食べたカボチャの種も埋めておいた。
この前、ベランダの鉢に埋めたらちゃんと芽が出てきたので、↓
ああ、これはいい、と思って。

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東京の近所の公園のあちこちにも埋めておいた。

それと同じ種を美麻にもってきたつもりだったけど、
あとから気づいた。
あの形はかぼちゃの種じゃない・・・・柿の種だ。
昨年食べた柿の種。

畑の中に柿の木が生えてしまったら困るけど、
万一、芽を出したら、植えかえればいいや、
と思って落ちついた。
かぼちゃができないのは残念だけど。

初めて自分で畑をつくったと思ったら、
人生が格段に楽しくなってきた。
今までも楽しくなかったわけじゃないけど、自分が種になったような気分。
種は人に夢と希望を与えるんだなあ。
あのちっちゃな種が。


草刈りの前の晩は、
お向かいのおばさん (チイちゃん) の家で夕飯をごちそうになった。
チイちゃんはたぶん味の素を使っている (そんな味がする)。
でもすごくありがたくて、全部たいらげた。
味の素でもおいしかった。

チイちゃんとおとうさん (夫君) には子どもがいないせいもあって、
犬や猫をとてもかわいがる。
猫は何匹いるんだったか忘れたけど、たくさんいる。
犬は今は1匹だけだけど、以前は3匹いたそうだ。

今いる犬は柴犬と何かの雑種の黒犬で、セン君という名前。
セン君は、おとうさんが焼き芋を売りに行くときはかならず助手席に座っていて、
ちょっとした看板犬になっているそうだ (取材の申し込みまであったらしい)。
でもセン君はおとうさんとおかあさんにしかなつかず、
犬好きの人が手を出して寄っていくと、
その手にガブッと噛みついたりする。
餌をあげようとしても、
その手にガブッと噛みついたりする。
だから絶対に手を出してはいけないと、チイちゃんから言われていた。

夕食をごちそうになりに行ったときも、
わたしが入っていくと、セン君がワンワン吠えた。
おとうさんに諭されて黙ったけど。

夕食を食べながら、
以前に飼われていた犬たちの面白いエピソードや悲劇的な死について聞いた。
笑ったり泣いたりしてしばらくたったころ、
セン君がふと立ちあがってわたしに寄ってきて、
顔に鼻面を近づけたり、前足で私の手をとんとんとたたいたりした。
「なでてほしいんだわ」 とチイちゃんが言ったが、
わたしはまだ怖かったので、「それは今度にする」 と答えた。
そしたらセン君はわたしの横に座って、わたしの腿にぐりぐりと鼻面を押しつけて寝ころんだ。

しばらくそうしていたけど、
わたしがなでないので、そのうち飽きて遠ざかっていった。

セン君が訪問者にそんなことをしたのは初めてだそうだ。
チイちゃんとおとうさんが驚いていた。
わたしはうれしかったけど、まだ少し緊張していて、変な気分だった。

わたしは猫と犬とどちらが好きかときかれたら迷いなく 「猫!」 と答える。
自分自身も猫型人間だと思う。
だから犬には好かれないと思っていたけど、
この1年間で2匹の黒犬に好かれた。
晴れ女だと思っていたのに、雨女になった。
何かが変わったのかな?



草刈りのあとで小腹が空いたけど何もなくて、
疲れてご飯を炊く気にもなれなかったので、
畑にまいた大豆の残りをフライパンで炒って食べた。
おいしかった!
レトルトのミネストローネスープを鍋にあけて温めて、
大豆を買ったときに一緒に買った高野豆腐も入れた。
おいしかった!
労働のあとはなんでもおいしい。
労働のあとは幸せ。



美麻の土は粘土質らしい。サトイモをつくろう。
※粘土質の土で育つ野菜
※畑の土をもっと知ろう




最近のうちのベランダ。↓
右端は、カボチャやニラやサツマイモの芽や何かわからないハーブが植わった鉢、
その向こうはマイクロトマト (栄養が足りなくて葉っぱが黄色くなってきた。根も鉢の中でめいっぱい張っているのだろう)、
その向こうは青じそ、
その向こうはセロリ (セロリの食べ方がわからない。もう少し晴れ間が多くなったら乾燥させてセロリーソルトをつくる予定)。

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野草汁にわいたウジ虫は、あのまま汁の中で死んで溶けたみたい。
いい栄養になった。
この汁を薄めてシソの鉢にいれたら、シソの葉の色がよくなった。
トマトも一時期元気になったけど、実が増えるにつれてもっと栄養が必要になったらしく、
野草汁だけでは無理かもしれない。
最近は鉢の周辺部に草マルチをして、その上に米ぬかをまいてみている。






※とめよう!戦争法案 集まろう!国会へ6・24国会包囲行動


※安倍内閣「不支持」急増

※安保:学生2200人が京都でデモ行進 法案に「ノー」

  若い人たちが立ちあがった。
  おじさん、おばさんも、座ってばかりいたらお尻が腐る。

※憲法学者が危惧している “緊急事態条項”

  自民党が憲法に新たに加えようとしている条項。
  この条項によれば、緊急事態 (外国からの攻撃、内乱、大災害など) が起こったとき、
  総理大臣は緊急事態を宣言できる。
  これが宣言されているあいだは、政府は法律と同じ効力のある政令を制定できる (国会を通さず)。
  つまりこの期間は政府が独裁権を持つ。
  場合によっては国民の基本的人権や財産権が制限されることもある。
  外国の憲法にはほとんどこの条項があるのに日本にないのはおかしいと、自民党は主張するが、
  他国の憲法では緊急事態時の政府の決定をチェックするシステムも同時に設けられている。
  しかし自民党案ではそのチェックシステムが書かれていない。

※米国代替医療の急先鋒、ホメオパシー療法の最新研究成果






※ホメオパシー入門講座やります。6月28日(日)午後2~4時
by homeopa | 2015-06-22 15:01 |

今この瞬間、足りないもの

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美麻で草刈りざんまいをしてきた。

あそこを買って以来、行くたびに雨が降っていたので、
今回もたぶん降られるだろうと思っていたら、
三日間とも恍惚となるほど気持ちのいい五月晴れだった。
自分でも知らないうちに何か善い行いでもしたのだろうか?


カメムシの死骸はたくさんあったけれど、
それを始末したら、生きたやつが現れることはもうなかった。
冬眠から覚めてみんな外に出ていって、
出られなかったものだけが中で死んだのだろう。
なんで入ってこられるのに出ていけないのか不思議だけれど。
カメムシのなかにも、わたしみたいな抜けたやつがたくさんいるらしい。


二日目の朝、熊よけの鈴を鳴らしながら散歩に出たら、
向こうに何かケモノがいる。
うり坊か、と思ったらそうではなくて、
向かいのおばさんが餌をあげているネコたちだった。

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遊ぶだけ遊んだら、のんびり帰っていった。
達人だね、くつろぎの。



クワの実。

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小さな小さなすみれの花。

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山に入るときのために買った地下足袋。
今回は草刈りで忙しくて使用せず。

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かまどでの火のたき方は、回数を経るごとにうまくなる。
スープをつくるのに前回は2時間かかったところを、
今回は30分でできた。
いつ薪を足すべきか、どの太さの薪をどの角度で足すべきか、
そんなことが身についてくる。
おまけに煙も前ほど気にならなくなった。
そういえば新潟の父の実家にはいろりがあって、
いつもこんな匂いがしていたなあなんて思いながら。


とまあ、ほぼ平和な三日間ではあったのだけど、
三日目の朝、業者の人に屋根の雨漏りの様子を調べてもらったら、
「一緒に来るはずだった職人が来られなかったので正確な見積もりは出せないが、
今度雪が降っても大丈夫なくらいしっかり治すにはたぶん数十万円かかるだろう」
と言われて、
平和が一時的にどさっと崩れ落ちた。

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受け入れ、そして行動しなさい。
今この瞬間にふくまれるものが何であれ、
それをすべて自分で選んだかのように受け入れなさい。
それにあらがうのではなく、つねにそれに協力しなさい。
それを敵にするのではなく、友人にし、味方にしなさい。
そうすればあなたの生活全体が奇跡のように変貌するだろう。
                      ---- エックハルト・トール


とエックハルトさんも言うので、
受け入れてまた草刈りに専念することにした。
見積もりだってまだ正確に出たわけじゃなし、
今この瞬間お金に困っているわけじゃなし。

お日さまの光を浴びて微風を首に感じながらザックザックと草を刈っている今この瞬間、
何か足りないものがあるだろうか?

ない!


と答えるのが正解なんだろうけど、
おいしいランチが食べたいなあ、なんて考えていた。
今この瞬間に生きることはなかなかむずかしい。









※厚労省、ネオニコチノイド系農薬の食品残留基準を緩和

※ネオニコ農薬2000倍緩和、裏で住友化学が動く

※「戦争法案」志位和夫(共産)の質疑5/26


※「戦争法案」安倍晋三・答弁【全167分】5/26衆院・本会議

by homeopa | 2015-05-26 21:30 |

美麻滞在記(1)

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3月の初めごろの美麻。





東京から高速バスで長野駅に着いてみると、雪なんかまったくなくて、
な~んだ、という感じだったのに、
そこから別のバスでうちのほうに向かうにつれてどんどん雪が増えて、
うちのご近所はこんな感じ。
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右側の家がうち。
屋根に60センチぐらい雪が積もっている。
「あれでも3分の1ぐらいに減ったのよ」 と向かいのおばさんが言っていた。
うちの玄関もそこに通じる階段も、そのままではとても近づける状態ではなかったそうだ。
でも道路だけはしっかり除雪車で除雪してある。
さすが雪国 (雪国に住むつもりは毛頭なかったんだけど、これじゃまったくもって雪国だ)。
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雪の中の我が家。
かわいい♪ (なんて言ってられる状況ではないことがあとでわかる)
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向かいのご夫妻が10年ほど前に引っ越してきてから、
こんな大雪は一度も降ったことがないそうだから、
この冬はほんとに異例の大雪だったのだろう。
そのおかげで、このあたりに残っている無人の古民家の屋根はみんなひしゃげてしまった。
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この家も。
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この家も・・・・
これはうちの内部。
滞在した三日間、ほとんど雨だったせいもあって、
昼間の気温は3~4度、夜はマイナス2~3度くらいだった。
布団の上にこたつ布団も掛けて、寝袋もかけて、着ていったダウンジャケットを着て、フードをかぶって寝た。
それでも寒い。
だから隣の部屋との境のふすまを閉めたかったんだけど、
これが閉まらない!
たぶん、屋根の雪の重みで鴨居がゆがんでしまったのだろう。
「雪が消えたら、もしかしたら閉まるかもね」
とおばさんが、半分うれしそうなニヒルな笑みを浮かべて言う。
サドだ。
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昼間も寒かったから、
何をしようかと考えて、掃除をした。
寒いときは掃除にかぎる。

家の中の壁という壁ぜんぶに掃除機をかけた。
土壁風の壁のあちこちにくっついている虫の巣みたいな糸状のものや、
なんだかわからない黒や茶色の点点が、
掃除機をかけるとけっこうきれいになる。
やってるうちに身体がぽかぽかしてきて、
家も喜んでぽかぽかしてきたような気がした。
でもそれは幻想で、少しじっとしているとやっぱり寒くなる。

そこで活躍したのがこのロッキングチェア。
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この椅子と、こたつは、前の家主さんが残していったもの。
最初にこのロッキングチェアを見たときは、
なんと場違いで醜いしろものだろうと思ったけれど、
今回、その考えを改めた。

こたつはなるべ電気を入れず、大きな湯たんぽふたつで温めたけど、
それなりに温かかった。
でもずっとこたつに座っている姿勢はけっこう疲れる。
あぐらをかくか、正座をするか。
脚を前に伸ばすとついうしろに寄り掛かりたくなるけれど、座椅子はない。

ということで、身体に分厚い毛布を巻きつけてロッキングチェアに座り、
段ボール箱の中に湯たんぽを入れて、それを足温器にした。
うちでやってるのとほぼ同じスタイル。
予行演習がちゃんと役立った、へへ。

掃除に疲れると、このスタイルでくつろいで本など読んでいた。
それなりに快適だったけれど、
しばらく続けていると、毛布をかぶっていない上腕のあたりが寒くてぞくぞくしてくる。
そこでまた掃除。

必要は発明の母、ではなく、
寒さは勤勉の母だ。









※トン族・増衝村の人々(だ~いぶ前に載せた動画を久しぶりに見てまた感動したのでもう一度)

by homeopa | 2015-03-26 08:55 |

美麻滞在記(2)

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うちから20~30分ほど山道を下るとバスの通る国道に出る。
その国道を少し歩くとこんなトンネルがある。



けっこう長いトンネルで、昼間でもこんな感じ。
ここをてくてく抜けて、「美麻ぽかぽかランド」 まで行ってみた。
行って帰って2時間弱。
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美麻ぽかぽかランドは温泉施設で、
一度だけ行ったことがある。
うちの風呂は機能していないので、
入浴はこの施設をあてにしていたのだけど、
なんと、この前の長野の地震で温泉が出なくなり、廃業したそうだ。
ほんとに人生、何があるかわからない。
ぽかぽかランドの正面の酒屋さんのおじさんも、
わびしげな顔をしていた。
そこでポテトチップスを買って帰ってきた。

お向かいのおばさんは、ぽかぽかランドの廃業のことをわたしに告げてから、
「そう、うまくは行かないって」 と言って、にやりと笑った。
ほんとにこの人、いい人なんだか悪い人なんだか。




わたしは高所恐怖症だし、
転びそうだと思うと転び、滑るなと言われると滑るタイプなので、
屋根の雪下ろしを自分でするつもりはない。
でも下のちっちゃい屋根の雪は下ろした。
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このとおり。
こうやって写真で見るとなんてことないように見えるけど、
けっこう大変だったんだから。
でも寒いときは雪下ろしにもかぎる。
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前回、れんがが湿っていてうまく燃えなかったロケットストーブが、
今回はよく燃えた。
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火はいい。
でも太い薪がないので、細い枝はすぐに燃え尽きてしまう。
2回に分けて東京から持参した枯れ枝は、
このお湯を沸かすだけでほとんど使いつくしてしまった。
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火の勢いが強かったり、下から空気を吹きこんだりすると、
こんな感じで灰が舞う。
要するにこの構造では排気口がないのが問題なわけだ。
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煙の充満したキッチンで目に涙を浮かべながら用意したククレカレー。
ちなみにごはんはカセットコンロで炊いた。
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煙の匂い自体はさほど嫌いではない。
でも次の日に起きてキッチンに入ったら、
煙とカメムシの混合臭がした。
たぶん冬眠中のカメムシが煙の匂いに嫌悪感を表明したためだと思う。
寝ながらオナラをする下品なやつらめ (ヒトのことは言えないけど)。
いやなら出ていけばいいのに。




壁を掃除していて気づいた、天井の雨漏りのあと。
この前来たときはなかったから、
たぶん雪でトタン屋根がゆがんだか何かして雨漏りになったのだろう。
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雨漏りの下の畳は、踏むとぐすっとへこんだ。
腐っている・・・・・
春になったら屋根を点検しないと、いや、点検してもらわないと。
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いくら掃除してもきれいにならない蛍光灯。
はずそうと思っても、どうやってはずせばいいのかわからないので、
とりあえず白いペンキを塗っておいた。(これは塗る前の写真)
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上の換気扇を掃除するためにはずしたら、
その中にもオナラムシが眠っていた。
それを外の雪の上に投げつけてやるときの快感。
やつらは凍死するときもオナラをするのだろうか?

と書いて思ったけど、
やつらは凍死などするのだろうか?
しないような気がする。
雪の冷たさでしっかり目を覚まして、
しっかり歩いてまたアルミサッシのすき間をすり抜けて家に入ってくるんじゃないかと思う。
凍死するまで見とどければよかった。





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ソフトウェアの不具合で、日本ホメオパシーセンター世田谷喜多見のサイトを更新できないので、
しばらくのあいだ、センターのお知らせはこのブログに載せます。
※直接相談のカレンダーは更新できています。

by homeopa | 2015-03-24 21:36 |

amane 訪問記 (1)

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いつも思うことだけど、
世の中には、どうでもいいことが多すぎる。
毎日どうでもいいことに振りまわされていると、
いつの間にか、どうでもよくないこと、大切なこと、好きなこと、面白いことを見失っていたりする。

でもこの前の週末は、
どうでもいいことがほとんどない世界、大切なものばかりの世界に遊びにいってきた。
マルコさんとマルオさんのお住まい --- amane。




これが家主のマルコさんとマルオさん。
うしろが、その家。
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これが玄関。
ヨーロッパでもアメリカでもないよ。
日本の福島だよ。
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これが横から見た図。
まん中の部分だけが、もともとあった家で、
左側のサンルームと、右側の玄関&土間部分は、
4年たらず前に引っ越してきてから、マルオさんがトンカチトンカチやって少しずつ造ったもの。
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このリフォームの顛末については、このブログで見られる。
いいなあ、わたしも田舎の家でトンカチやりたいなあ、
とか思いながらこのブログを見はじめたら夢中になって、
昨夜はちょっと夜更かししてしまった。




玄関から中に入ると、こんな感じ。
この手前に土間がある。
入ったとたんに、ほ~~っと安らぎのため息が出る。
マルコさんとマルオさんが一刻一刻を楽しみ、いつくしみながら、ていねいにつくりあげた空間。
プラスチックがほとんどない。
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これが家の中から土間を見たところ。
手作り味噌のかめや、ぬか漬けの桶が置かれた土間。
田舎生活に土間は必須だな。
写真には写っていないけど、右側にはマルオさんが最近つくったかまどがある。
わたしはそこで煮たおでんと、そこで炊いたご飯をごちそうになった・・・もちろん美味しかった!
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これがサンルームのアップ。
まるで水槽の中でお日さまの水が揺れているような、そんな空間。
まさに日光浴のための空間。
でも夏はちょっと厳しいので、いずれはもっと日をさえぎるような屋根をつけるかな、
とマルオさんが言っていた。
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そしてサンルームの中で死体のようにくつろぐ、もうひとりの住人、モモタ。
モモタのことはまたあとで書くとして、
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サンルームの前にはこんな川がさらさらと流れている。
さらさらと清い水。
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そしてこれは居間の薪ストーブ。
わたしが泊まった晩も、火を焚いてくれて、
その前でたくさんおしゃべりをした。
どうでもいいことも話したかもしれないけれど、
ここで火と暖かい笑顔を見ながら、ときどきモモタになめられている時間は、
どうでもいい時間ではなかったな。
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ただ、この薪ストーブで冬を越すには、かなりの薪が要るので、
一年かかってせっせと薪をためなければならない。
だから amane の敷地内はどこもかしこも薪だらけ。
ちっちゃいウッドガスストーブを一度だけ燃焼させただけのわたしの経験でも、
それは想像がつく。
やはりこれはどうでもいいことではないな。



マルコさんとマルオさんは自給自足をめざしていて、
敷地の中でいろいろつくっている。
昨年から田んぼを借りて、お米もつくった。
無肥料・無農薬で、昨年も今年も、どうやら豊作!

これが畑の一部。
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おいしそうな緑の葉っぱがたくさん芽生えているけれど、
少し大きくなるとどうも虫に食われてしまう、とマルコさんが言っていた。
まだ土が熟していないらしい。
それでも野菜は、ご近所からいただくものでかなりまかなえるとか。いいな、田舎。
そういう未熟な土では豆類がよく育つということで、
黒大豆、大豆、あずきがよく茂っていた。
わたしは帰りに堀りたてのピーナッツをもらってきて、塩湯でして食べたらとても美味しかった!



鶏もいるよ。
雄鳥のトノと、それをとりまく雌鳥たち。
でも最近、トノの調子がよくないらしく、卵は採れていないとのこと。
向こうに見えるのは鶏小屋。
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amaneで飼っている雌鳥は、採卵のために品種改良されたFIの雌鳥なので、
卵を産んでも抱かないはずなんだけど、
amaneで暮らすうちに本能が戻ってきたのか、
一羽の雌鳥が卵を温めてヒナをかえした、とだいぶ前のブログで読んだ。
結局、それはイタチに攻撃されたりして死んでしまったそうだけど、
実際に行ってみて、本能が戻ってきそうな場所だと思った。



これはマルコさんが育てつづけているぬか床。
すべてがこんなふうにていねいなの。
ていねいっていうのは、細部まで完璧って意味ではなく、心が入ってるってこと。
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ちなみに、こういう桶でぬか漬けをすると、
水がたまったりしないんだそうだ。
実際、マルコさんのぬか床はぽろぽろしている感じだった。
そしてもちろん、そこで漬けた胡瓜も蕪も、美味しかった!
わたしも風呂の手桶か何かでやってみようかな。




(2)につづく

by homeopa | 2014-10-23 14:54 |

amane 訪問記 (2)

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amane の遠景。
右側の白い家がマルコさんとマルオさんの家。
そのさらに右側に敷地が広がっている。



下は居間からキッチンを見たところ。
マルコさんがキッチンに立つと、
モモタはかならずついていって、じっとそこで待っている。
食べられるものを。
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わたしが東京から着いて、おしゃべりなんかしているあいだに、
マルコさんがちょこちょこっとこんなおいしそうなパンを焼いてくれた。
昨年収穫したイセヒカリの玄米酵母でふくらましたパン。
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ランチのメニューは、
マルコさんのパン、敷地内の小川に繁茂するクレソンとトマトのサラダ、発酵バター、自家製の桃ジャム、紅茶。
どれもこれも美味しかった~! (こればっかり)
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amane の三人の住人。
モモタは自分を人間だと思っている。
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食事が始まると、頻繁にモモタの手がテーブルに載る。
叱られても載る。
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そんなモモタを見ていて、
以前に読んだ 『ああ息子』 という本に書いてあった、
人間の男の子の特徴を思いだした。

食いしん坊。
すけべ。
やらなくてもいいことをやって、やらなきゃいけないことをやらない。
やりはじめると止まらない。
単純または無邪気。

モモタはそういう人間の男の子みたいな犬だと思った。



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そのせいかな、犬が苦手なわたしもモモタをそれほど苦手には感じなかった。
モモタは猫っぽいところがある、とマルコさんも言っていた。
そしてモモタを見ていて、自分がどうして犬が苦手なのかわかった気がした。



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わたしから見て、犬は優等生なのだ。
飼い主の命が危ういとなれば火の中でも水の中でも飛びこんでいくような、
そういう誠実さ、忠実さ、善良さ。
どうも犬にはそういうイメージがあって、それが苦手だったのだ。
猫だったら、自分だけ勝手にさっさと逃げるだろう。
そして戻ってきて飼い主が死んでいるのを見て、
その顔をぺろぺろなめて悲しがるだろう。
自分はどう考えても猫タイプなので、だから犬に劣等感を覚えるのかもしれない。
でもモモタのそばでは、あんまり劣等感を感じなかった。
ごめん、モモタ・・・・

それはそうと、モモタは匂いも犬らしくない。
というより、全然匂わない。
わたしの加齢臭のほうがくさいくらい。
モモタのご飯はおかゆと野菜、たま~に魚。
そういう食事のせいかな。
毛並つやつやで、元気いっぱい。
予防接種をしていないせいもあるかな。
「不整脈があるので・・・」 とご近所の人には言い訳しているそうだ。
実際、不整脈はあるみたいだけど、でも元気いっぱい。

これは昨日見つけたむかしのモモタ。
別人みたい! かわいい! いや、今もかわいいけど・・・・



これは帰りの電車を待つときに駅で撮った写真。
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電車を待ちながら思いだしたのは、
最近マルコさんとマルオさんがほぼ同時に、
「amane を売ってどこか別の場所を買ってもいいかな」 と思ったというはなしだった。

わたしだったら、あそこまで手をかけて自分の好きな空間をつくりあげたら、
そこを手放そうなんて思わないだろうと思った。

でもマルコさんは amane にそれほど執着はしていないと言うし、
マルオさんは、今度は改築ではなく一からストローベイルハウスを造ってみたいと言う。

これはわたしの想像だけど、
たぶんマルコさんとマルオさんは、そのときそのときを大切にして楽しんできただけなのだろう。
何かを達成したり手に入れるためにがんばってきた、というのとは違うのかもしれない。
結果を得ることより、その過程にいつも満足しているのかもしれない。

ふたりとも、以前に働いて貯めたお金で今の現金支出をまかなっているけれど、
それがなくなったらまた働けばいいや、と思っているそうだ。

マルオさんが大事にしている言葉は、「いまここに」。

amane のあの清涼な空気は、
大自然とともに、そんなふたりの心が循環させているのかもしれない、
と思ったところで電車が来た。


マルコさん、マルオさん、そしてモモタさん、幸せな二日間をありがとう~。
by homeopa | 2014-10-23 13:50 |

takoyaki

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by homeopa | 2011-03-20 21:44 |

雪国の葬式

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トンネルを抜けるとそこは雪国だった、んです、本当に。

バスから撮った写真があと5枚
by homeopa | 2010-01-10 22:51 |