pimboke6

ひゃっほ~!

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7日の午後に人と会って帰宅したら、えらく疲れていて、
夕飯もそこそこにお風呂に入って寝た。

午前3時ごろ、寒さで目が覚めた。
またあの寒気だ!
今度はちゃんと体温を測ろうと、体温計を使ったら、
目盛りは39度!

ひゃっほ~!
と小躍りしたくなったけれど、
寒くてだるくて踊るどころの話ではない。
あらゆる手を尽くして身体を温めて、なんとか寝付いた。

翌朝、体温は40度。
少ししてさらに42度。

こんな高熱20年ぶりぐらいだ。
さすがに20年ぶりの高熱となると身体もびっくりしているみたいで、
手も足も出ない感じ。

それから今日 (12日)の朝まで、すべての予定をキャンセルして、
ほぼず~っと寝ていた。

2日目には熱は37度台~38度台に落ち、
3日目には37度台に落ちたけれど、
そこからなかなか下がらない。
汗を何度もかいて、かいたあとは36度5分ぐらいまで下がったりするけれど、
またすぐ上がる。
まだ目的を果たしきっていないのだな、熱が。



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熱が出はじめたころ、
同時にいろいろな症状が出てきた。

まず左脇の下にあったしこり (たぶんリンパへの転移) が急にぶわーっと大きくなり、
それがつっぱって、左腕をちょっとでも動かすと痛い。
動かさなくても腕に嫌な痛みがある。

2日ぐらいして腕の嫌な痛みが消えたころ、
手で左腕をさわってみたら押すと筋肉が痛い。
左肩の後ろから背中にかけての筋肉も押すと痛い。

それから1日ぐらいしたら、
今度は痛む筋肉の皮膚がくすんだ赤い色になって、
かゆみも出てきた。かなりかゆい。
こんな感じ。

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いったいこれは何なんだろう?
わたしの身体は何をしようとしているんだろう?
発疹を出すってことは、何かを排出しているのは確かだけれど。
熱によって溶かされた毒を皮膚から出しているんだろうか?

左耳から首元にかけてのリンパ腺もまた、
少し腫れてかなり痛む。

こういう痛みとかゆみと熱とだるさが続くあいだ、
ラジオが友だちだった。
最初の二日は完全な静寂の中で夢うつつを行き来しながらひたすら寝ていたけれど、
3日目からは寝ていることに飽きてきて、でも起きると寝たくなるので、
ラジオをかけてみたら、これがなかなか面白かった。

ずっと水とみかんだけで過ごしていたのが、
そのころちょうど少し食欲が出てきたところで、
ラジオで日本酒フェスティバルの話とかやっていると、
「熱燗、飲みたいな」 なんて思った。
常日頃、一度も思ったことのないことだった。
飢えていたんだな。

そのうちまたうとうとして目覚めると、
汗をびっしょりかいていて、
ラジオでは東北の津波の被害にあってすべてながされた中年女性が、
その前に趣味でやっていたチェロをまた始められることになり、
農民管弦楽団というのに入って楽しんでいるという話をやっていた。
そこに至るまでのいきさつが、とても心に響いた。

そしてまたうとうとして目覚めると、
今度は 「路上文学賞」 の話が耳に入ってきて、
どの受賞作も読んでみたいと思った。
本屋に並んでいる小説には最近あまり興味がないのに、
これらの作品には内容的にも書き方にもすごく惹かれるものがあった。

寝ながらいろんな世界を行ったり来たりする不思議な日々。

こういう日々を救ってくれたのは、
何度も足を運んで差し入れをしてくれた友だちだった。
彼女がいなければ、わたしは飢え死にしていたかもしれない。
ミネラルウォーター、ホカロン、みかん、はっさく、いよかん、プリン、カンパチの刺身・・・・
プリンとカンパチの刺身はわたしがぜひにと所望したもの。
プリンを最初にひとくち食べたときのあの幸福感。
それ以上に、カンパチの刺身を口に含んでかんだときのあの恍惚感。
ほんとにありがとう。
わたしはつくづく恵まれている。



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発熱したときは、てっきりインフルエンザだと思った。
でも喉痛もないし、咳も鼻水も出ないし、頭痛もないし、よくある節々の痛みもない。
代わりに変な発疹やリンパの腫れや筋肉の痛みがある。

これはインフルエンザじゃないよね、とわたしが言ったら、
友だち (ホメオパス) も、うん、ちがうよ、と言った。

それで今朝、寝るのに飽きて早朝に起きだして、ググってみた。
どうやらこれは 腫瘍熱 というものらしい。
(参考記事 http://blog.livedoor.jp/scckansen_kurai/archives/7290938.html

名前はついているけれど、原因は不明。
「ガン患者がときどき起こす原因不明の発熱」 とほとんどの記事で説明されている。
現代医学で原因が明らかにされることはまずないので、
驚きはしないけれど。
現代医学で原因というと、「どこそこから何々物質が出され、それがこの症状をつくる」 というようなもの。
じゃあ、なぜその何々物質が出てくるのか、
というところまでは答えてくれない。

ガン細胞は、身体が 「低体温・低酸素・高血糖」 状態のときに増殖しやすい (と安保徹さんが言っている)。
だとすれば、治癒力が何かで刺激されたり、体力がついてきたときなどに、
身体が、えいっ! と発熱を起こして低体温を解消しようとするのが腫瘍熱ではないか、
なんてわたしは思うけど。

実際、上の参考記事を読むと、
腫瘍自体が体温を上げてくれと要求しているように思える。
だからインターロイキンなんかをせっせと分泌するんじゃないか?

低体温状態というのは、とても代謝が悪い状態だから、
血中の老廃物や有害物質がなかなか分解・排出されない。
そうやってたまったゴミを、腫瘍が一手にかき集めてくれている。
「ねえ~、もっと体温上げて、このゴミ溶かして捨てて~。あたしひとりでゴミ集めするのもけっこう大変なんだから」
と腫瘍が言っているんじゃないだろうか。




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もし上の推測が当たっているとしたら、
何十年も低体温状態の中で育ってきたガン細胞を、
たった5日の高熱でなんとかできるなんて考えるのは甘いだろう。

今朝4時ごろの体温は37.4度。
これからはこの体温をガンが治るまでの平熱と考えて過ごしていけばいいのではないか。
理想的な平熱は37度ともいうし。
(ちなみにわたしの平熱は36.5度)

そんなことを思いながらもう一度布団に入り、
3時間ほど眠って汗をかいて目覚めたとき、
考えていた。

昨日は久しぶりに風呂にはいっただけでぐったりしてすぐ布団に戻ったけれど、
今日はまず布団を上げて、ベランダに干して、
おむつ (おっぱいの赤ちゃんのため) の洗濯をして、
風呂に入って、髪の毛も洗って、ブログも書こう。
熱が何度あろうと構わない。
どうせまた上がらなければならないんだから。

そして起きあがってから、
思ったことを全部やった。
布団の下に敷いていたマットレスの裏側がぐっしょりぬれていた。
あのまま敷いていたら畳にキノコが生えていたかも・・・・いいはなしのネタにはなっただろうけど。

それだけやっても、不思議と、「ああ、布団に戻りたい」 とは思わなかった。
少しなよなよして息が上がりやすいのは感じたけど。

気がつけば、皮膚の赤みはまだ少し残っているけれど、かゆみはほとんどなくなり、
筋肉の痛みもかなり軽減していた。
左首のリンパの痛みもなくなった。
左脇下のしこりはあいからず大きいけれど。

そして2時間ほどしたころ、
やっぱり気になって体温を測ってみた・・・・36.7度。
ええ? 覚悟してたのに。

もしかしたら、熱があるにもかかわらずこうやってわたしが動きだしたので、
身体が 「え、もううんざり? 発熱は少しお休みする?」 と気をきかせてくれたのかもしれない。
そしてまた何週間かしたら、どーんと熱を出してくれるのかもしれない。

いずれにせよ、
わたしはほとんどの医師や薬は信用していないけれど、
自分の身体には全幅の信頼を置いている。
ときどき身体が何をしようとしているのか理解できないこともあるけれど、
そもそもこんな小さなザル頭で身体の精巧なはたらきを理解できるはずもない。
だからきっといいようにしてくれるだろう。



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治癒力が刺激されたり、体力がついたときに、身体が熱を出すのではないか、
と書いたけれど、
今回、もしかしてと思うことがひとつあった。

7日に人と会って話しているなかで、
わたしには、大好きな人に何かを期待されたり要求されたりすると、
たとえ納得していなくても NO と言えない弱さがあることに気づいた。
なんだかんだ言っても、結局相手の言いなりになってしまう・・・納得していなくても。

そこでその晩、寝る前に、Staph1M を1粒飲んだ。
あれが起爆剤になったのかもしれない。

そういえば、胸の腫瘍がたまにツキンツキンと痛むときに、
Staph30C をとると治まることがよくあった。

そのはなしを友だちにしたら、
NOと言えないのは、
相手が不機嫌な顔をしたり怒ったりしたときに、
それを自分のせい、自分が悪い、と考えてしまうクセと関係してるんじゃないの、と言われた。

たしかにそうかもしれない。

ガンになる人の典型的な人物像だな。
なんか、おもしろくない。

これも捨てよう。
これもわたしが自由にのびのびするのを妨げるものだ。



そして今回の発熱には、
これまで1~2年間とりつづけてきたレメディーの影響も見逃せない。
自慢じゃないけれど、
ホメオパシーを学び始めて以来、こんなにみっちりレメディーをとり続けたのは初めてだった。
ガンになるような人はとても頑固なところがあるから、
根気強くスイッチを押しつづける必要があるのだと思う。
そうやってスイッチを押しつづけたおかげで、
身体が 「もう素直に反応できるようになったよ、いつでも熱出せるよ」 的な状態になっていたのかもしれない。

ほかの慢性病の人も、
相談会の最初の4~5回で効果が出ないからといってあきらめてしまうのはもったいない。
人間の心と身体のクセはそんなに簡単に変えられるものではないのだから。
しかも人間の心と身体には無限に近い可能性がある。 
ただ自分でそれを制限しているだけだ。
それを痛感するこのごろ。






とりあえず、発熱は落ち着いてきたようで、体力も回復してきています。
キャンセルに応じてくださった方々、
ありがとうございました♪
by homeopa | 2016-02-12 11:20 | わたしの乳ガン