seijinshiki
写真屋さんで。
昨年、秋ごろ、成人式はどうしようかという大まかなはなしになって、
ガガとわたしで了解したとわたしが思っていたイメージは、
こんなんだった。
ガガはその日が近づいたら髪を切って和服に合うボブにする予定なので自分でブローする。
メイクはいつもどおり。
着付けは、2~3回練習すれば、わたしがやれる。
「写真はかあちゃんが撮ってくれればいいよ」 とガガが言ってくれたので、
写真もわたしが撮る。
なんでも自分たちでやる、というこの計画が、わたしはけっこう気に入っていた。
子どもが大人になったことを祝う日。
それを親と子が自分たちの手でつくりあげていくみたいな感じで。
結果よりもその過程が楽しみだった。
でもガガは勉強やボーイフレンドとのいろいろやバイトで忙しくて、ぜんぜん家に来ない。
だから着付けの練習ができない。
どうなるのかなあ~とか思っているうちにとうとう新年になってしまった。
そしてやっと来たガガがパニック的な口調で言った。
「成人式どうするの?」
「どうするって・・・・どうしたいの?」
「それは親が考えることでしょ! 普通の親なら今ごろはもう美容院とか予約してるよ!
今からじゃどこも予約できないよ! 前撮りだってしなかったし!
帯揚げや帯締めも、一緒に買いにいくのかと思ったら勝手に買ってきちゃうし!」
「普通って何よ?!」 とかいう、何の成果も生まないわたしらしい反論から、
しばらく無益なやり取りがあったわけだけど、
そのあいだ、胸の内ではこんな思いが渦巻いていた。
・・・・(一緒に買いにいく時間なんてなかったじゃん)・・・・(打ち合わせしたくて待ってたんだけど)・・・・(みんながやるようなことやりたいんだって知らなかったよ)・・・・(着付けやってあげたいのに練習してないから自信ない)・・・・
よく話を聞けば、その時点でガガがやりたいと思う成人式はこんなことになっていた。
メークはお気に入りの美容院のお気に入りの美容師さんにやってもらいたい。
ヘアもそこでブローしてもらいたい。
着付けはやっぱり美容院でしてもらいたい。
写真はほんとは前撮りしたかったけど、もうできないから、それはあきらめる・・・・。
前撮りは・・・・前ばりではない。
最近は、呉服屋さんで事前に記念撮影をするらしい。
つまり和服のレンタルまたは購入と、メークとヘアと着付けと撮影が全部セットになっている。
成人式当日は忙しいので、事前に写真を撮ってしまうのだ。
そして当日にもう一回、着付けとメイクをする。
成人式ビジネス。
普通の親でないわたしは、こういうのにすごく抵抗を感じるんだけど、
とにかく普通にやりたい (とか言って、メークは気に入った美容師でなければいやだとか普通でないことを言う)、
というのが本人の意向なのだとわかったので、
すぐに近くの美容院に電話してみたら、メーク、ヘア、着付けの予約ができた。
ガガはお気に入りの美容院に電話してみたけど、
そこは着付けをやらないということなので、結局近所の美容院に落ちついた。
そしてそのすぐ近くにある、わたしが以前現像をお願いしていた写真館で、
当日、写真を撮ってもらうことにした。
こうやって、前ばり、じゃない前撮りぬきの、それ以外は普通の成人式になったわけだけど、
偏屈なわたしは、やっぱりなんだか残念。
自分たちの暮らしのプロセスを、すべてプロにゆだねてしまうことが。
お金でなんでも済ませてしまうことが。
そして結局、ガガは美容院のメークが気に入らずに怒り心頭。
「自分でやればよかった!!」
ヘアは、わたしから見て、いつもガガがやっているブローのほうがよかった。
着付けはとても上手にしてもらって、夕方になっても 「脱ぎたくないよ~!」 と言うほどだったけど、
わたしに気をつかったのか、あとで、
「かあちゃんに着付けしてもらえばよかった」 なんて言っていた。
でも写真はやっぱりプロに撮ってもらってよかったかもしれない。
「記念写真!」 という感じのゴージャスな写真ができた。
(ボーイフレンドも見物に来てくれた)
そんなわけでいろいろありましたが、とにかく20歳になりました。
これからはもし犯罪を犯したら、自分でつぐないます。
朝ご飯を食べたあとのお皿も、自分で片づけて自分で洗います。
鼻をかんだティッシュも自分でごみ箱に入れます。
健康管理も自分でします。
いろんな面倒な手続きも自分でやります。
すべてを自分で考えて決めて、その責任も自分で取ります。
と、本人が思っているかどうかしらないけど、思わせるつもり。
わたしはもうお母さんをやめて、普通の偏屈な人間になります。
ここまでガガの成長を見まもってくださった方々、
お力添えをくださった方々、
本当にありがとうございました。
ひたすら感謝、感謝、感謝です。
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ソフトウェアの不具合で、日本ホメオパシーセンター世田谷喜多見のサイトを更新できないので、
しばらくのあいだ、センターのお知らせはこのブログに載せます。
◆3月7日(土)~9日(月) 東京を離れますので、
この3日間、メールへの返信ができません。
ご不便をおかけして申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
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ホメオパシーをセルフケアで使いはじめたけど、まだよくわからない人、
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今回は使い方の実例として、事故やけがに対応するレメディーの使い方もご説明します。
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お気軽に、のんびりと、受けていただけます。ぜひどうぞ。
日時:2015年3月22日(日) 10:00~12:00
場所:喜多見地区会館 1F 第二会議室
(小田急線喜多見駅から徒歩3分)
料金:1000円
講師:上村悦子
ご予約が必要です。
メールにて、お名前・お電話番号をご明記の上ご予約ください。
ご連絡とお問い合わせ:mail@homeopa.info
ご予約のメールをいただいたときには必ず返信いたします。
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道順:
小田急線、喜多見駅の改札を右に出て左に進み、
線路を左側にして線路ぞいに進むと、前に「ちよだ鮨」が見えます。
その横の道(線路ぞい)を150メートルほど進むと、
右手に喜多見地区会館があります。
第二会議室は1階の奥です。
スリッパに履きかえてお入りください。
「ホメオパクラブ」の名前で部屋をとってあります。
by homeopa
| 2015-02-27 13:00