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(以下、泥 憲和さんのFBより転載  2月4日)

【武器と戦争というものについて】

 世界中の戦争で、AK-47カラシニコフ銃が使われている。
 モザンビークの国旗にはAK-47が描かれている。
 ジンバブエ、東ティモールの国章にも描かれている。
 エジプトにはカラシニコフの記念碑が立っている。
 どれも勝利の象徴だ。
 銃で生み出した死者の数をたたえている。
 なんてこった。

 製鉄所を持てない国に戦車が走っている。
 鋼鉄を作れない国、釘一本、針金一本作れない国にも、銃が溢れている。
 貧しい農民からなけなしの小麦を取り上げて輸出し、武器を買う国がある。
 敵も味方も、同じ国から買った武器で殺し合っている。
 おもちゃの形をした地雷を売る国がある。
 子どもが間違ってさわることを期待した地雷だ。
 世界は狂っている。

 それでもなんとか殺し合いを減らしたい。
 世界はそう願っている。
 そこで毒ガス兵器を禁じた。
 地雷を禁止した。
 クラスター爆弾を禁じた。
 武器取引を申告制にする条約が昨年発効した。
 だが大国が守らない。
 アメリカも、ロシアも、中国も、武器を売るために血道を上げている。
 武器代金の代わりに、なけなしの鉱山を売る国がある。
 飢えた敵が襲ってくるからだという。
 鉱山があれば飢えている民に食わせる道が開けるだろうに。
 死の商人たちが高笑いしている。
 
 武器さえなければ戦いは起きないのにと考える人がいる。
 世界がこんな有様だから、無理もない。
 だが銃も大砲もない時代から人は戦っていた。
 1994年、ルワンダの内戦、主要武器はナタだった。
 ナタがなければ石で殴り殺した。
 それで100万人が殺された。
 武器がなくても大量虐殺は起きる。
 人間はケダモノだ。

 武器は便利な戦争の手段だ。
 しかし戦争の原因は武器ではない。
 戦争の原因はなんだろう。
 飢えか?貧困か?土地争いか?権力争いか?差別か?
 きっとどれもが原因なのだろう。
 いつか人が争わなくなる日が来るのだろうか。
 それは誰にも分からないことだ。
 でも確かなことは、争いをやめようと言い続けなければ、
 争い続けるに違いないということだ。

 戦いをやめさせる道は絶望の連続だ。
 うんざりすることばかりだ。
 だけど70年間、この国は戦いを選ばなかった。
 かなり怪しくなっているが、まだ戦争には参加していない。
 こういうことができる、こんな行き方もある、そのことを世界に示せる国だ。
 だからこれからも戦わない。
 誰も通らなかった道を行く。
 君たちも続けと胸を張って言おう。
 これまでそうして来たのだから、これからもそうしよう。
 狂った世界で正気でいよう。
 ケダモノになるのはよそう。
 だから憲法を手放してはならない。
 口の上手い奴らにだまされてはならない。
 血まみれの明日はいらない。
 
(転載おわり)





わたしも、戦争をしない国の国民であることを誇りに思っている。
戦後70年間、日本はすばらしい国だった。
非戦をつらぬくことで、世界から尊敬され、好かれていた。

でもその日本が変わろうとしている。
それを象徴しているのが、今回のイスラム国による人質事件だった。




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「戦争の原因は武器ではない」 というのは昔は真実だったかもしれない。
でも今の世界では、とくに大国では、軍事産業が巨大になっている。
そうするとその国の経済は軍事産業の景気次第で動くことになる。
国の景気が悪くなると、軍事産業を盛り上げるために、戦争が必要になる。
だから武器が戦争の原因になる。
軍事産業が巨大な国というのは、戦争が必要な国ということだ。
安倍首相は日本をそういう国に変えようとしている、
ということを、下の古賀さんのおはなしから学んだ。

元経産相官僚、古賀さんのインタビュー動画 (記事付き)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/229813
会員でない人は途中までしか見られないけど、そのあとがとても面白い。
興味のある方はぜひ会員になってね。
IWJは、知るべき情報をちゃんと知らせてくれる希有なメディアのひとつ。
新聞やテレビが政府や財界の圧力につぶされて大事なことを伝えなくなっている今だから、
こういうメディアを応援したい。





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孫崎亨さんのインタビュー動画 (記事付き)
これも会員でないと最後まで見られない・・・・見られない部分がやっぱり面白い。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/229407

後藤さんと湯川さんがイスラム国につかまって殺されたのは、
ふたりが殺されなければならないようなことをしたからではない。
単に日本人だったからだ。

最近の日本政府の積極的平和外交や安倍首相の勇ましい発言が、
日本はイスラム国に敵対する国であるということを世界に向かって高々と表明した。
だからイスラム国はいま日本を敵とみなすようになった。
だから日本人である後藤さんと湯川さんをつかまえた。
これからは中東にいる日本人ならだれであれ、
同じようにつかまって殺される可能性がある。
日本の国土がテロの標的になる可能性もある。

テロは悪であるし、それを行うイスラム国も悪である。
しかしそれに対して政府がどういう政策をとるかということはまた別問題。
安倍政権が推しすすめようとしている政策がほんとうに日本のためになるのかどうか、
考えるべきときだ。

とまあ、こんなことを孫崎さんは語っている。
中東で何年も大使や公使をつとめてきた人だけに、
現地の状況を人間として深く理解しようとする姿勢がいいなあと思う。

中東は日本から遠い国だったけれど、
安倍さんのおかげでもうそんなに遠くはなくなったみたいね。
中東の争乱も。



【追記】
孫崎さんのインタビュー、やっと最後まで見おわった。
いやー、ほんとに、ほんとに、興味深いはなしだった。
安倍政権はいま、人質事件を逆に利用して、
集団的自衛権の具体化や自衛隊の海外派遣をますます意気揚々と推しすすめようとしている、とか、
イスラム国はあらゆる地域を攻撃しているのにイスラエルだけはまったく攻撃していない、とか、
アメリカのジョン・マケインという怖い怖い政治家が日本に強力な圧力をかけているとか・・・・
そのほかたくさん。
へたなスパイ映画やアクション映画より、よっぽどドキドキきする。
そんな場合じゃないんだけど。








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ソフトウェアの不具合で、日本ホメオパシーセンター世田谷喜多見のサイトを更新できないので、
しばらくのあいだお知らせはこのブログに載せます。


『基本レメディーの使い方講座』

 日々のセルフケアで活躍する36種類のベーシックレメディーを、
 2回にわけて勉強します。
 この講座、久しぶりにやるので、大丈夫かなあという感じはありますが、
 まあ、もたもたしながら、楽しくやりましょう。

 日時: 1回目 2015年1月25日(日)午後1~5時 
      2回目 2015年2月15日(日)午後1~5時
 場所: 喜多見地区会館  地図はこちら
        小田急線、喜多見駅の改札を南側に出て左に進み、
        線路を左側に見ながら線路ぞいに進むと、前に「ちよだ鮨」が見えます。
        その横の道(線路ぞい)を150メートルほど進むと、
        右手に喜多見地区会館があります。
        第二会議室は1階の奥です。
        スリッパに履きかえてお入りください。
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 料金: 1回2000円
 講師: 上村悦子


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  あまり期待しないで、少し期待してください。
by homeopa | 2015-02-07 08:00 | 世の中のこと